第13話 処女×白羊 その3
地面を粉々に砕き、躱すケイティも反撃を考えることはできなかった。
アルフと戦ったときに必要だった即断即決の判断力は不要だが、圧倒的制圧力とはまさしくこのこと。
隕石というのと言い得て妙だと思った。
念のために張った糸も断ち切られてしまっている。
また同じ攻撃がくる。
切れたとしても伸びた糸を何とか利用できないか。
そのとき、気付いた。
糸が宙に浮いていることに。
カティアの超人的な力は魔法の恩恵であり、肉体強化ではないことに。
一か八かの勝負、ケイティは持っている糸をすべてばら撒き、先端を結んだ暗器をカティア向かって投げた。
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