第22話合コンでもするか
ーーー瑛太がこの件から
ーーーわかった。
数日前、俺はやらかした。
俺は近所の公園でスマホによりキリトとメッセージのやり取りをしていた。
天気はよい。天気がよくても決して
ウィークデイの午前中なので
ーーー先日のことはすべてバレてる。
ーーー申し訳ない。
ーーー
俺はキリトの報告を受けた。
だが、俺は気持ちを切り替えねばならなかった。
ーーー小野田からアンタに直接会いたいというメッセージが届いた。
ーーー了解した、約束の日時を教えてくれ。
ーーーくれぐれも言っておくが相手のペースに巻き込まれるな。
「ふん」
俺はキリトから待ち合わせの場所と時間を教えてもらいスマホを切ろうとした。
ーーーそれでも瑛太は「一度アンタと酒が飲みたい」と言ってたよ。
キリトは別れ際、俺にそう告げた。そしてスマホの画面を暗くした。
プライベートでは意外と瑛太のような男と気があうのかもしれない。酒の席で下ネタトークで一緒に盛り上がるか? さて、どうしたもんか。
あいにく俺は
俺はスマホを枕元に置き、代わりにクラシックロックの日本語訳付き詩集を手に取った。横向きに寝転がりながら英語を読んだ。風が吹いて身体の下のビニールシートが飛ばされそうだ。
俺は「それでもいいか」と思った。
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