第11話 私の答え 正解の答え
こんなことはブログに書くなりTwitterに投稿するなりしろよ、と言われてしまいそうですが、本当にすいません。ここしか吐き出せる場所が、私には存在しないのです。
というわけで、小説投稿サイトで何言ってんだって感じですが、非読推奨です。似たような境遇の方、傷のなめ合いがしたいかた等は、どうかお付き合いいただけると幸いです。
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さて、人間嫌いな牡羊はですね、ある人達と喧嘩をしてしまいました。複数人です、はい。
その人たちと私は、同じチームを結成しています。同じ目的を掲げた仲間。
その人たちと喧嘩をしました。原因は、私の作業スピードの遅さと、私のコミュニケーション能力の低さの2つ。……はい、原因は完全に私にあります。
元々、色々なことをため込みやすい(宿題や仕事、鬱憤、ストレスなど)質な私を、皆さんは助けて下さいました。それも何も言わずに。私も、助けてとは一言も言っていません。
最初彼らは、頼って欲しい、と言ってきました。助けてと言って欲しい、と。
すでに助けられた後でそんなこと言われてしまうと、余計に何も言えなくなってしまいます。すべての原因が私にあると自覚しているとなおさらです。
それでも彼らは、助けを求めることは恥ではない、と言いました。
分かってはいるんです。でも、私は他人と話すことを至極嫌っています。人間が嫌いですからね。ゴキブリに話しかける人間はそういない。それと同じです。
そして、なんというか、彼らが話す言葉が分厚い皮を一枚被っているような、本心でそう言っていないような、そんな気がしていたのです。
人は、自分にとって都合のいいことは事実として捉え、都合の悪いことは、それが事実であったとしても嘘であると認識しやすい。という言葉があります。
まさに、その言葉通りのことを、私はやらかしてしまったのです。
通常であれば、理性で封じるべき戯言の数々を口にして、彼らの反感を買い、彼らが強く怒りの含んだ口調で吐き出す言葉を求めてしまったのです。
その言葉を聞いた時、私の口角は自然と上がっていました。
それから少しの時間が空き、彼はついに言いました。
「助けてくらい言えよ! それぐらいできるだろ」
……ごめんなさい。出来ないんです。人が怖い上、状況的に言いづらく、そもそも喋ること自体が結構労力がかかる私が、言ってはならないことを言ってしまった後にそんなことは言えない。言”わ”ない、ではなく、言”え”ないんです。
でも、そんなことを言ったって、彼らにはただの言い訳としか捉えません。これを書いている私でさえ、「言い訳だよな……」と思ってしまっているんですから。
それから少しして、彼らは私に提案しました。今やっている仕事を諦めて、今後私がやる予定だった仕事を手放し、残ったメンバーでその仕事を分担するか。或いは、助けてと言えるようになって、今のまま継続するか。
おそらく、後者が正解なんでしょう。それが一番スッキリするし、責任の在り処もわかりやすいですから。
でも、言えない。 本当に情けないんですが……。
今後、社会に出てこういったことにならないためにも、そういったコミュニケーション能力が必要だということは分かっているんです。でも本当にきついんです。ヘビースモーカーが禁煙するのとはわけが違うんです。
でもそれを、誰もわかってくれない。
つらい。ただひたすらにつらいです。すべての原因が自分にあると自覚してしまうと特に。私は”一人”になると気が晴れるタイプの人間ですが、”独り”になるととんと駄目です。
選択肢はたくさん見つかった。そして、その中から正解の答えも導き出せた。
でも、私にはその答えを出すことが出来ない。火属性の攻撃が正解だけど、わたしは火属性の武器もファイアの呪文も持ちあわせていない。……みたいな。
わたしはどうするべきなんでしょう。いっそのこと、あのチームから抜けてしまった方がいいのでしょうか。
答えが出ぬまま、夜が明けてしまいそうです。
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