偽幼女に愛ある鞭を

師匠いじめ 3rd

今日も今日とて鞭を振るう。ピシッ、ピシッ。パンッパンッ。鞭が空気を裂く音と、鞭が柔らかい肌を叩く音。交互に聞こえるそれは耳に心地良く、腕の疲れも気にならないほど気分を昂らせてくれる。

「ほら。もっと豚のように鳴いておくれよ師匠」

「むぐぅ! むぅう!!」

目隠しされ、猿轡を咬まされ、手足を縛られて四つん這いになった見た目幼女(中身おっさん)に容赦なく鞭を振るう。

白い肌に振るった数だけ赤い線が刻まれて、赤く火照った顔には目隠しの隙間から涙が溢れる。よほど嬉しいらしい。彼が喜んでくれるのなら、私も嬉しい。

しかしそろそろ疲れてきた。ああ、ここにちょうどよく椅子があるではないか。座ってやろう。

柔らかなソファに落ちるように、彼の上に座る。みしり、と骨組が軋み、くぐもった歓声が上がる。この行為一つ一つは師匠への好意によるもの。それを感じ取り、こうして受け入れてくれる。なんて、優しい。こんな師匠を持って私は幸せだ。

「もう少し肉をつけたほうが、座り心地はいいな」

背中についた皮を抓り、思い切り引っ張る。皮膚が若いので張りがあるせいであまり伸びず、無理矢理に引っ張るとぴっと音を立てて皮が千切れた。

「む゛ー!」

顔を仰け反らせて、また悲鳴…もとい喘ぎ声が。背中がびくんと痛みに跳ねる。これだけのことをされて喜ぶなんて、師匠はやっぱり変態だ。それを見て楽しむ私も変態だが。やはり師弟というのは親子のように、あるいは兄弟姉妹のように似るものなのだろう。気が合うから弟子にしてもらえたのだし、そりゃもう当然。

「ほれ、暴れるな」

鞭を尻に一振り。また鳴いて、静かになった。よし、じゃあこれからここで執筆するけど、動くなよ。

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続・師匠いじめ crow mk.X @crow_mkx

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