ed. エンドロールには早すぎる
始まりがあれば終わりもあるというもの。
昔のゲームならば延々とゲームオーバーになるまでループするものがあったりはしてその限りではないのですが、何かしらのエンディングが用意されているものが多いかと思います。
ストーリー重視のRPGやノベルゲーム、アドベンチャーゲーム等に多いエンディングとしては、エピローグとしてエンディング用のムービーや演出が流れ、終わりを告げるようなものがあります。
プレイヤーの涙を誘う感動的な結末。
プレイヤーを絶望のどん底に落とし込む後味の悪い結末。
プレイヤーをあっと驚かせる大どんでん返しの結末。
結末は結末として、キャラクターたちの後日談を淡々と語ってくれるもの。
終わりと見せかけて、続編の存在を匂わせるような伏線を張っているもの。
見せ方はゲームによってさまざまですが、エピローグでそのゲームの評価が決定付けられることが多いように思います。
終わりよければすべてよし、とは言い切れませんが、かなり重要なファクターであるのは間違いないと思います。
また、エピローグの有無に関わらず、エンドロールが流れるものも少なくありません。
そんなもの、製作者の自己満足でしょう。ゲームとは関係ないのだし、いらないんじゃない? という意見を目にしたことがあります。
私はこれには反対ですね。
エンディングまでプレイしたということであれば、少なくとも最後までプレイするだけの何かしらのモノをそのゲームは持っていたということ。
どれだけの人たちがこのゲームを作るために関わっていたのか気になりますし、何よりこのゲームを作った人たちに敬意を表したいのです。
なので私は、エンドロールの画面ではエンディングの音楽を聴き、今までのプレイを思い返しながら、スタッフの名前をじっくりと鑑賞します。
気に入ったゲームであればなおさらです。次にプレイするゲームはこのスタッフが参加しているゲームを楽しみたい、というような見方もできますしね。
エンドロールはさらなるゲームライフの広がりを与えてくれるものだと、私は思います。
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『レトロゲーム世代の半端者』
【執筆】
みれにん
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近年ではこのエンドロールを使って遊ばせてくれるものもあったりします。
セガの『初音ミク -Project DIVA-』シリーズでは、エンドロール中に初音ミクを操作して、流れてくる文字をネギで叩き落すアクションや、ネギを発射して撃ち落とすシューティングにして楽しませてくれます。
得点も表示されたりして、意外とハイスコア狙いが熱かったりします。
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【ゲームプレイ・調査・検証】
みれにん
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また、コナミの『GUITARFREAKS』シリーズでは、全バージョンでというわけではありませんが、高ランクでクリアしたプレイヤーのみ楽しめる隠しステージの曲のミュージッククリップ映像でエンドロールが流れる、という演出があったりもします。
……まあもっともこの場合は、プレイ中は見ることが難しいため、他の人がプレイしている時にじっくり見るしかないという欠点があるのですが。
でも、演出として非常に熱いものがありますね。自分の演奏している楽曲でエンディングを作っている、というゲームとの一体感を感じられるのではないでしょうか。
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【ネタ提供】
しびお
【腹パン】
ごま(新人)
【愚痴聞き】
LS:TheRedDrop@Valeforのみなさま
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そのような数あるエンディングの中で、シューティングゲームのエンディングというのは非常にあっさりしたものが多いかと思います。
そして、軽くさらっと流したあとに再度始まる、ステージ1への出撃。
そう、二周目の存在ですね。
一周目とは打って変わって、激しさを増す敵の攻撃。
ザコを倒しただけで大量にばらまかれる撃ち返し弾。
二周目を最後まで耐え抜いた者のみに謁見が許されている、真ボス。
シューターは、そう簡単には休ませてもらえないのです。
好きになってしまった手前、こればかりはどうしようもないですね。
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【ねこ】
みれに
うめの
りむな
めるね
【ねこの下僕】
しゃろーん
しびお
みれにん
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このエッセイも一旦ここで筆を擱かせていただくことになります。
大好きなゲームについて、「レトロゲーム世代の半端者」である私、みれにんが書き散らしてまいりました。
本当に毎回、方向性も一貫しておらず、語りたいことが出てくれば簡単に横道に逸れ、それでもゲームに対する思いをこれだけ書きつづることができたのは、少しばかりの自信になりました。
このようなまとまりのないお話をここまで読んでいただいたみなさまには、深く感謝し、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。みなさまの存在があったからこそ、ここまで書き続けることができたのだと思います。
共感できること、反論したいこと、いろいろ感じるところがあったのであれば幸いです。ご意見、ご感想、遠慮なくお伝えいただければと思います。
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【Special Thanks】
カクヨムユーザーのみなさま
Twitterフォロワーのみなさま
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しかし、思い出してください。
私はシューターです。
エンディングはさらりと流し、二周目へ。
……恥ずかしながら私は、シューターを自称しておきながら、アーケードのシューティングで二周目というものをクリアしたことがありません。
こんな私でも、やればできるところ、見せてやります。
では、またいつか。
生き延びていれば、二周目の鬼畜な打ち返し弾の弾幕の中でお会いしましょう。
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【CHG(Chief "
みれにん
【Presented by】
オメガωテイルズ
To Be Continued...
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