19. 私をアツくさせるサイキョーのシカケ
たまにはアナログゲームのお話でも。
みなさん、麻雀はやられますかね。
私は大好きです。強くはないですけど。
あと点数計算、難しいですよね。学生時代に友人とよく打っていた頃はほんの少し点数計算もできたんですけど、今はもうダメですね。すぐ忘れちゃいます。
それもこれも、きっと麻雀を覚えたきっかけがファミコンだからに違いないのです!
よしっ、速攻でデジタルに引き戻しました。安定安定。
まず導入としては、小学生の頃に親の買ってきた『4人打ち麻雀』でした。箱の見かけは任天堂っぽいのに実は開発ハドソンという変わり種。タイトルのクレジットもハドソンになっていますしね。
これがまた超シンプルなので、麻雀を覚えるにはもってこいのタイトルだったかなと思います。ローカルルールも食い断のありなしのみ。これに関しては、今になってもよく遊んでいます。
ただやはり、これをプレイしていて役は覚えられるのですが、点数計算は当然自動計算。覚えるわけがありません。覚える必要ないですから!
時は過ぎてみれにん高校時代。
ゲームセンターに入り浸るようになると、やはり目に付くアレがあります。
店内の隅の方に追いやられていたとしてもひときわ目立つあいつ……そう、脱衣麻雀です。
ルールは簡単、プレイヤーが勝てば相手の女の子が脱ぐ! 以上!
いやいや、脱ぐだけでなにが楽しいの? とか思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!
脱ぐときの美麗なグラフィックが(当時にしては)すごくなめらかにアニメーションするんですよ! すごいドキドキ感を煽るんですよ! 高校生には刺激が強いんですよ!
おかげで、友人とゲームセンターに来たときには興味のないフリして、後日わざわざ学校サボって朝から行って『スーパーリアル麻雀PIV』をクリアするまで連コインする羽目になったんですから!
……ああ、なんかそのために1,000円――1プレイ50円だったので、20プレイ分――つぎ込んだかと思うと、我ながらかわいらしいなと思いますね。その月はこの散財のせいでおこづかいが足りなくなり、しばらくゲームセンターに立ち寄れなくなったのも今ではいい思い出です。
こう、脱衣麻雀で熱くなってしまいましたが、実は私は普通の脱衣麻雀にはまったのはこれっきりでした。ええ、普通のは、ね。
じゃあ普通じゃないのは? よくぞ聞いてくれましたっ!(聞いてない)
私にとって最強オブ最強の彩京!『対戦ホットギミック』シリーズです!!
基本システムはもちろん2人打ちの麻雀での対戦なのですが、勝利条件は『相手の得点を0にする』か『3回あがる』かのどちらかです。この時点で『一回あがれば一枚脱ぐ』という普通の脱衣麻雀とは違っていますね。
さあそして見事勝利すると、おしおきです! 相手を『おしおきする』か『許す』か選べるようになっており、『おしおきする』を選択すると、ボタン連打して相手を恥ずかしい目にあわせることができます! ただ脱ぐのを待つのではなく、自分の連打という行為で相手を辱める……このアクションによって異様なほどに燃えるのです! まさにホットなギミック!! どんな目にあわせてしまうのかは、みなさん自身の目で確かめてみてください……!
なお、『許す』を選択することで、条件により隠しキャラが登場したりもします。ずっとおあずけ状態で、隠しキャラが登場したときのうれしさといったらもう!
さて、システムの斬新さはさすが彩京です、普通の脱衣麻雀になるわけはないのでした。だがさらにこれだけで済まさないのがサイキョー流! それは絵師へのこだわり。
1作目は『戦国ブレード』の司淳氏。いきなり濃いです。
2作目はなんと驚き、成年向けマンガ雑誌『快楽天』とコラボ。その作家さんたちを多数起用という豪華さ! 今でも名を聞くことのある作家さんもいたりするのですよ。
3作目もこれまたすごいです。アーケードゲーム雑誌『ゲーメスト』とのコラボで、イメージキャラクターデザインを吉崎観音氏が担当しておりました。みなさんご存知『ケロロ軍曹』の方ですね。当時はゲーメストのショップ『マルゲ屋』のイメージキャラクターデザインもしていましたからね。私にとってはパソコン雑誌『TechWin』のイメージキャラクターの人なんですけどね。
……とまあ、この彩京のこだわりっぷり、おわかりいただけたのではないでしょうか。これは何度でも言わせていただきます。惜しいゲームメーカーをなくしたものです……。
以上、私の高校までの麻雀遍歴でした。
そして大学時代にアナログで麻雀を打ち、点数計算をほとんど友人に任せる、と。たまに気が向いて勉強してみたりもしたのですが、すぐ忘れるんですよね。
そりゃあこれだけ点数計算とは関係なく麻雀を遊んできたのです。点数計算できなくても……仕方ないですよね!? 仕方ないことにさせてください! おしおきできればそれでいいじゃない!!
ちなみに、『対戦ホットギミック快楽天』の影響で、いまでもたまに『コミック快楽天』を読んだりします。今も昔も、いい絵を描く人が多いと思うんですよね。もしかしたら、あのアニメのあの原画の人も……?
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