1. no music, no game.

 ゲームというものは、大概のものは音楽が流れるものだと思います。

 それが、ゲームのシーンに合わせたものだったり、キャラクターを表現するものだったり、世界の雰囲気を作り出すものだったり、あるいは音楽そのものがゲームになっていたり。

 ほとんどの場合、ゲームと音楽は切っても切れない関係なのではないでしょうか。


 そして、その音楽のみを集めたCD、いわゆるサウンドトラックというものが販売されています。

 私はこのというものが大好物なのです。

 ゲームの音楽なんてゲームしていれば聴けるじゃない? なんて思った方。

 甘いです。ショットコーラより甘いです。


 サウンドトラックそれは確かに、単なるゲームの音楽の集合体。

 だがしかし、一度ゲームをプレイした者にとって、どういう意味を持つのか。

 考えてみてください。

 ゲームをプレイするということは、よほどのことがない限り、自分で考え、感じ取り、アクションを起こしています。また、一人でじっくりプレイしていることもあれば、多人数でわいわいとプレイしていることもあります。さらには、日常生活でいろいろと思うところがある中でのプレイであったり。

 そのような感情、空気、思い出。

 ゲームの音楽を聴くことで、いつでもどこでも、自身に深く刻み込まれたその時が蘇るのです。

 ひたむきにプレイし、ひたむきに日々を過ごしていたときのものほど、より鮮明に。


 だから、私は今日もゲームサントラを聴きます。

 ひたむきさを忘れないために。




 ちなみに、今日のサントラは『MUSIC FROM 英雄伝説IV 朱紅い雫』です。

 PC-9801-86音源ボードのFM6音+SSG3音+リズム6音で表現される、PC98末期の熟成しきったファルコムサウンド。

 私はMIDI音源版よりもこちらのFM音源版のほうが、味があって気に入っています。

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