レトロゲーム世代の半端者
みれにん
2016 edition
0. はじめに
どうも、みれにんです。
私の所属するレトロゲームテキスト同人サークル『オメガωテイルズ』は、定期的に開催されているレトロゲーム同人イベントに参加し、レトロゲームを題材とした小説や評論、エッセイ等を頒布させていただいております。
毎回イベントには楽しく参加させていただいているのですが、イベントに参加した際に毎度悩むことがあります。
それは、「イベント参加者との世代のズレ」です。
体感的なものになってしまうのですが、参加者の年齢層は、我がサークルメンバーの年齢層よりも若干上の方が多い、と感じております。
サークルメンバーは全員1980年生まれです。
物心ついた1980年代半ば頃にちょうど全盛期だったファミコンに触れ、PCエンジン、メガドライブ、スーパーファミコンといった家庭用ゲーム機とともに小学時代を過ごし、中学時代は3DO、レーザーアクティブ、PC-FX、セガサターン、プレイステーション等の次世代機に心躍らせ、その頃からやっと時代の先を行く1990年代のゲームセンターに足を運べるようになった、というゲーム生活を送っておりました。
当然の流れで、同人活動では実体験に基づいたその時代のゲームをメインで扱うことになります。そのほうが自分たちが楽しいので。
さて、先に述べた「ズレ」について。
これは別に誰かに指摘を受けたとかいうわけでもなく、ただなんとなく私が感じているだけのことです。
しかし、私よりももっとずっと昔から多くのゲームに触れてきている先輩方に対して、多少の劣等感を感じているのは事実です。
こんな半端なレトロ世代の私がレトロゲームについて語っていいものかと。
同人活動なんだしそんなこと気にする必要ない、と言われるかもしれません。
それはそうです。私も心のどこかではそう思っております。自由な創作の場ですから。
ただ、自分に自信を持ちたい。そう思うのです。大好きなゲームのことだからなおさら。
先ほど述べたように、めまぐるしく移り変わるゲームたちとともにリアルタイムに過ごし、体感し、観測してきた青春時代。
これは、我々の世代のみに与えられた特権であり、我々の世代だからこそ語ることのできるなにかがあるのではないかと信じたいのです。
この文章は、そんな「レトロゲーム世代の半端者」が自分の自信を保つために、だらだらとゲームへの思いをつづるものです。
生暖かく見守っていただければと思います。
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