-2章-本当のはじまり。
中村 椿の話
第20話-みているもの。
話をしよう。
…だが、そんなに身構えて聞くような話というわけではない。
おっと、自己紹介が遅れたね。私はもし小説を書くなら、1話でキャラ紹介をするタイプの人間なのだが…。
まず、私の名前は中村 椿。
セントラルタワーズのとある場所から、名古屋の街を見続けている。
私がこの街に来て、随分と長い年月が経ったような気がするが…その話は今は置いておこう。
それにしても、本当にこの街は面白い所だ。
様々な人間模様が渦巻いている。
あの人も、あの人も。
…さて、ここからしばらくは、私の話に付き合ってもらうことになるよ。
そうだな。君たちにとっても、比較的馴染みやすい話の方が聞き入りやすいというものだろう。
最近の出来事で言えば確か…1月23日…土曜日の事だったかな。
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