第10話 ランキング上位作品

 私はなろう系について独特の見解を持ってる。外から見て真似をするそういうのじゃ問題点がある。作ってる人で高いレベルの作品を残してる人はそういう点で根本は同じだと思う。違いは単純じゃない部分で自分の好みと上手くシンクロさせて作っていく。それが偶然オタク的好みってシンパシーを作ると見てる。ただ基本外から見た模倣がどうしてもスタートになる。ゴールに大きな下手と上手い人では差がつくと見てる。問題はこのスタートの問題になる。これをやめないとどういう問題があるか?と言うと異世界食堂が極端な例。もう異世界しか繋がってない。根本的な中身が別の物に摩り替わっている。たまたま異世界食堂は上手く行ったけど、このタイプ基本的にはそこまで面白くない。なろうになれてる人はこの新しい刺激にやたらと刺激されるようだが…。外だけ同じで中身別物なんだもんこれ…。だからなろう系のオタク的な刺激。これを抜き出さないといけないと書いてる。そうする事で単純な型の模倣から脱却できる可能性がある。ただし、なろう系の基本は2次創作なのでゲームに共通する中世ファンタジー世界と言うのは最終的には同化してしまうと思う。


 何故か?と言うとどうも2次創作馬鹿にされてるけど、オタク的にはつまらない刺激の排除になる。その排除した変わりにオタク的に重要な刺激を重点的に描写する事で濃い作品が出来上がる。これが古典異世界転生召喚と全く違う部分。ただ一度、大きな変革を起こすためには世界観が全く同じ作品じゃなくて、1次創作によって作られた作品で強引な路線転換が必要になると見てる。それは何度も書くが、外から見た特徴の模倣からスタートするとどうしてもいつか限界が来るから。全く違う路線の作品の共通性が大きく進化させるから。異世界食堂が駄目なのは面白さが一般向けだから。別にオタクが理解できないわけじゃない。逆オタクが最も強く刺激される特殊な刺激がオタク向けになる。一般向けじゃ誰でも刺激になるけどオタクにも同等にしかならない。じゃ何故なろうでは上位なの?それはなろうの限界の部分。どうしても完全にはランキングがなろうの外のオタクの相似形にはならないから。何度も書いてるけどなろうのパターンに慣れてると新しい刺激がやたらと強い刺激になるから。ある意味なろうエリートにしか強い刺激にならないのが原因。それを中に居る人達は分からないんだ。例えば、日本ではそれなりに人気のキャラ萌え作品とか、海外ではアジアしか受けない。萌えのエリートじゃないのと根本的にあれはアジア人の好みなんだろうと思う。好み以外にどっぷりつかることでしか分からない刺激がある。


 不正'(複アカのみ)の大きな問題で所詮不正疑惑だって点。これで良く大騒ぎできると思う。過去からこれはアウトどう見ても黒って人はBANされてる。問題はグレーの濃度がかなり異なる。実際明確なグレーの濃度なんて無い。グレーの濃度もランキングなんだ。不正疑惑ランキングがあってその上の方なら確かに私もああ外れかも?って作品について思ってる部分がある。私の独自の調査でやたらと名前が上がる人。でもそういう人ってごく一部で、しかも作品とつまらなさと比例関係にあるか?これがかなり微妙。しかも私にだって好みがある。それに振り回されて本当にグレーランキングが高いからこの人つまらないと言えるのか?って苦しい面がある。そしてこのグレーランキングがさほど高く無い人はどうなの?って思う部分が大きい。でも不正疑惑ってトップだけが話し合われるわけじゃない。だから完全にわずかでもグレーになってる人を一掃すると確実に面白い作品消されるから。この問題がかなり大きい。グレーについての認識が人によって違いすぎる。まともな発想から出る話じゃない。


 後ネット掲示板を熟知してる私は面白いつまらないって会話は全部ゴミだと思ったほうが良い。作品評価は点数の様な序列以外価値が無い。例えば私ははっきりと面白い作品に星1つつける。でも面白いと思うけど微妙だなと思う作品も継続して読む。当然つまらないにいくまでこれが段階的になってる。明確につまらないのと多分つまらないと思うが存在する。大事なのは序列を言葉にし無いとなんの意味も無い。これを突っ込むと、ランキングの上位はつまらないならそうだと思うってわたしは答える。確実に面白いと思うものがびっしりつまったランキングなんてなろうでも無理。根本的に完璧なランキングなんてないのと、受け手となる自分の好みが強くばらつきを作るから。確実に面白いより下の作品をどう表現するのか?でつまらないの受け止め方は大きく違う。明確に面白いって普通の人間ならかなりのハイレベル。そんな作品でびっしりうまったランキングっていくら上位でもまず無いわ…。



「人狼への転生、魔王の副官」

 どういう転生か分からないからスルーしてたけど、これ明確に現代人と分からないな。現代人の可能性は高い。でもグリムガルほど分かりやすくない。だからこれは同世界転生物扱いかと思う。地味だ。派手な部分が魔王軍の人狼の転生しかない。うーんこういうの嫌だな。アインズ様って骸骨の魔物の意味があったんだよな。ここからは上位だからって贔屓になる。ああこれ異世界転生だ。でも特にそれが重要になってないな。そもそもそれなら異世界転生の面白さが無い…。あかん地味だ。初めてだこれだけ上位で迷い無く地味で終る作品は。上位って意識からイマイチまで行ってしまいそうだ。これ異世界転生の何の意味があるんだ。グリムガルはここでは無いどこかからきた。これが根無し草としての生活のきつさを上手く演出できていた。これ意味無さすぎ。そもそもある程度敬意を持った人間の支配って無理があるわ。これが人間同士なら分かる。でもな…。元人間だからでも他の連中は違うし。とにかく見ててそのせいで爽快感が無い。


「蘇りの魔王」

 再び。バトルの大枠の流れは本当につまらない。しかし、シンプルにバトル自体はそこそこ楽しめた。剣士が強大な魔法使うってチートすぎる。魔王様すごいわ。やっぱ魔法バトルって結構文字にあってる。理屈っぽい部分があるから。とあるが成功したのは文字に相性のよいバトルだったのが大きい。主人公の上条が一番文字にあってない戦い方だけど…。私がトーナメントが嫌いなのは、誰もその流れが作れてそれなりに機能するから。ただしその1試合1試合は工夫が居るのは当然として。最後のオマケとして、だからこそ大量に作られて辟易してるから。

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