4-6 聖騎士の鎧

 セシアの初期装備「聖騎士の鎧」と「聖騎士の兜」。序盤で手に入るにも関わらず、B級という破格の性能のため、最後の魔王戦まで装備を買い替える必要がないという経済的リーズナブルな防具。

 ドワーフ王の手によるものだとは初めて知ったが、たしかに店では見かけたことがない。あまりに安直なネーミングだから気にも留めていなかったが、最初の宿屋に勇者を迎えにきた2人組も同じ聖騎士であるはずなのに防具はせいぜいD級止まり。30周におよぶ記憶を掘りかえしてみても、「聖騎士」シリーズを装備していたのはバズ・ダンボ大臣くらいのものだ。

 武器防具のランクは、おおまかなイメージでは次のとおりとなる。


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 S級 : 神話や伝承に登場する装備

 A級 : 国宝級の装備

 B級 : 最高の素材で、最高の職人が作る最高級品

 C級 : 良質な素材で、腕の良い職人が作る良品

 D級 : 良質な素材の量産品

 E級 : 一般的な素材の量産品

 F級 : 低廉な素材の量産品

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 つまり、民間で手に入るであろう最高ランクB級をレベル1の聖騎士であるセシアが身に着けていることがそもそも不自然だったのだ。


「わしが仕上げてから相応の年月が経ち、手入れは行き届いているものの、素材そのものの劣化は進み、強度は落ちておる。

 もともとがセオドアに合わせて製作した特注品ぢゃ。娘に譲るというから手直しはしたが、実物を見て調整したわけではないからのう。すこし大きすぎたり、逆に窮屈きゅうくつな部分もあるぢゃろう。腕の良い職人なら修繕できるが、やはり、元の製作者であるわしがいじるのが一番ぢゃ」


 ドワーフ王が大きな手をひろげて催促するが、混乱した様子のセシアはわたわたと両手を振りながら後ろにさがっていく。王の私室とおぼしき部屋に案内されているから、そこまで広くもなく、岩肌そのままの壁に当たって鎧がカシャッと音をたてた。

 

「いえ、きっとなにかの間違いです。この鎧がそれほど貴重なものだとは。だって、父は『我が家に新品を買う余裕はないから』と。私の聖騎士叙任にあたり『自分の使っていない鎧を打ちなおした』と無造作にこの鎧を押しだしてきて」


 ガガーリン王は、やれやれ、と首を振った。


「つくづく不器用な男ぢゃな。素直に『娘が心配だから最高の防具をそろえた』と言えばよかろうものを。クッ、ハハッ、セオドアらしいわい。

 自画自賛になるが、この鎧はわしが心血を注いだ最高傑作のひとつ。あまたの鎧をとりそろえるガッダといえども、これに勝るものを見つけるのは至難のわざぢゃ。だいたい、これほど貴重な聖魔結晶を組みつけた防具など」

「あ、あの、ガガーリン様、聖魔結晶というのは?」

「なんぢゃい、肝心かなめのことまで伝えておらんのか、あいつは」


 天井をあおいで額に手をあてる。


「この『聖騎士の鎧』には『大王ゼニガメ』の聖魔結晶が埋めこまれておるのぢゃ。『大王ゼニガメ』は上級魔に分類される無類の防御力をほこる魔物。分厚い甲羅はあらゆる物理攻撃をはじきかえす。ひっくり返して腹を狙うか、火属性の魔法で焼くしかないという厄介な相手ぢゃ。

 この『大王ゼニガメ』の魂がこめられた聖魔結晶には物理攻撃を完全に防ぐ『鉄壁』の効果があってのう、これを組みこんだ『聖騎士の鎧』も短い時間ぢゃが、『鉄壁』を発動することができるのぢゃ」


 ん? 鉄壁?

 そういえば、聖魔結晶による魔物収集を目的とした周回で試したことがあったはずだ。大王ゼニガメは腐敗湖に出現するC級(上級魔)の魔物。終盤の魔物である上に出現率も低く、俺が大王ゼニガメの聖魔結晶を手にしたのは一度きり。

 たしかに物理攻撃遮断の効果があったような記憶がある。けれど、終盤には上位互換ともいえる物理と魔法の双方を遮断する聖魔法「セイントシールド」があり、わざわざ手持ちに入れておくほどの価値は見いだせなかったのだ。


「鎧を装備した状態で強く『守りたい』と念じれば、『鉄壁』が発動する。まあ、一度使ってしまうと魔力が充填されるまで再使用できぬから、半日に1回が限界ぢゃがな。こういう説明も全部、セオドアにしておいたのだがのう。

 ほんに身内にはとことん詰めの甘い男ぢゃ」


 部屋には、炎を模した橙色のあかりが揺らめく暖炉があり、ごつごつした岩壁に暖かみのある陰影を伸び縮みさせていた。

 ガガーリン15世はなかば白濁した瞳を壁のたゆたう影にむけて、


「性根のまっすぐな良い娘に育ってよかったのう。不器用なところは、おまえにそっくりぢゃがな」


 旧友と語りあうようにつぶやき、ハッハッハ、と白髭を揺らして笑った。

 セシアが俺のほうに視線を投げかけ、


「空洞での光の壁は」

「ああ、『鉄壁』だろうな」


 バクハツ岩の多重爆破からセシアと俺を救ってくれたのは間違いなくこの「聖騎士の鎧」の「鉄壁」の効果。それまで発動しなかったのは、セシアが「まもる」のコマンドではなく、「たたかう」ばかりを選択していたためか。

 しかし、過去の周回で「鉄壁」が発動した記憶もないので、この設定自体があらたに付け加えられた可能性が高い。愛憎度システムといい、魔物の増殖といい、あらゆる点でこの周回はイレギュラー要素が多すぎる。他にもまだまだ俺の予想をくつがえす事態が起こりそうだ。

 ようやくセシアも自分の鎧が最高級品であることに納得したらしく、「父さん、ありがとう」と小声でつぶやき、聖騎士の鎧を慎重に脱いで、床に敷かれた黄土色の絨毯の上に置いた。アイテムボックスに収納していた兜も取りだして横に並べる。


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『 聖騎士の鎧 』

ドワーフ王ガガーリン15世が「地底のガッダ」と「リンカーン王国」の友好の証として製作した最高級の鎧。聖王ウルス・ペンドラゴンから「王国の剣」バズ・ダンボと「王国の盾」セオドア・ライオンハートの二人に下賜された。

貴重なミスリル銀を贅沢に使用し、美しさと強度を兼ね備えている。

【タイプ】 金属鎧

【防御力】 30(B級)

【効 果】 鉄壁

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『 聖騎士の兜 』

ドワーフ王ガガーリン15世が「地底のガッダ」と「リンカーン王国」の友好の証として製作した最高級の兜。聖王ウルス・ペンドラゴンから「王国の剣」バズ・ダンボと「王国の盾」セオドア・ライオンハートに下賜された。

横に張りだす独特の意匠によって、視界を広く確保しつつも、斬撃や打撃から前面を保護する工夫が凝らされている。

【タイプ】 金属兜

【防御力】 20(B級)

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 白銀に輝く鎧兜のかたわらに膝をつき、セシアが頭をさげた。


「王自ら修繕いただくとは畏れ多いことですが、お言葉に甘えさせていただきます」

「おお! 気合がはいるのう! うむ! セシアどのの骨格はおおよそ把握した。良い鎧とは、重さを均等に分散し、長時間身に着けても疲れないものぢゃ。わしの腕前をみせてやるわい!」


 ドワーフ王がぶんぶんと太い腕を振りまわす。

 セシアがはにかみながら立ちあがると、大きな乳房が官能的に揺れた。鎧を脱いだことで面接時と同じチェニック姿となったわけだが、坑道の戦闘で汗をたっぷりとかいている。肌に貼りついた生地の透け感がたまらなく煽情的で、輪郭もあらわな姿態がなまめかしい。

 本人に自覚は皆無だが、俺の隣りに寄り添うと、汗のにおいと甘い女の香りが混ざりあい、鼻腔から脳天、脳天から脊髄をとおって股間にエネルギーが凝集していく。俺はおもわずむしゃぶりつきたくなる衝動を必死にこらえて視線を鎧に合わせた。

 ガガーリン王がコンコンと鎧を叩く。


「明日、いや、明後日には打ち直しも終わるぢゃろう。

 それまではガッダの誇る温泉を堪能くだされ」

「ガガーリン王、また、父の話を聞かせてもらいに来てもよろしいでしょうか」


 セシアがガガーリン王の目線に合わせるため前かがみになると、重力にしたがって重量級の乳房がチェニックをたわませ、俺の視線はくっきりと浮きでた流線形に釘づけとなる。股間の血流充填率も上昇し、そろそろ波動砲の発射限界を迎えそうであると理性が警鐘を鳴らしはじめる。

 

「おお! わしは昼まで政務があるでな、午後ならいつでも訪ねてくるとよいぞ。セオドアの逸話ならまだまだあるでな」

「あ、ありがとうございます、ガガーリン王!」


 満面の笑みで小さく跳びはねるセシア。

 無邪気な仕草はほほ笑ましいが、暴力的なまでに揺れるおっぱいは俺の邪気をあまねく吸い寄せていく。あの爆乳を全力で揉みしだき、おもうままに吸い尽くせたら、もう心残りなくこの周回で人生を閉じれるのではないだろうか。

 無意識のうちに両手がセシアのほうに伸びようとしたとき、


「カガト、もう限界にゃ。おなか空いたにゃ!」


 ユズハのわめき声にハッと我にかえり、冷たい汗が背筋をつたって流れおちた。

 ガガーリン15世も「ハハ、すまんのう」と長々と引き留めてしまったことを詫び、侍従を呼んで勇者一行を温泉宿に案内するように命じた。

 なお、セシアの花嫁衣装は、結局ガガーリン王が預かることとなり、正式な婚姻が決まったときに受けとりに来ることとなった。もちろん相手は俺であることが大前提で、あの美しい民族衣裳をまとったセシアとの初夜を想像するだけで、波動砲が発射寸前となるのであった。


 ◇


 ガッダの町にはドワーフの細工品を求める商人や地熱で噴きあがる温泉目当ての湯治客が多く訪れる。源泉が湧く北東部には宿屋が軒をつらねる「湯けむり通り」があり、といをながれる湯水からの白い湯気と岩肌むきだしの天井から吊るされたカンテラの灯りが幻想的な雰囲気を醸しだしていた。


「うにゃ? これは温泉の匂いかにゃ?」

「……硫黄。魔道具にも使われる」

「あ、焼き鳥の匂いにゃ! 屋台が出てる。あっちはなんにゃ? 甘い香りにゃ」

「……宿の夕飯があるよ」

「お腹が空きすぎると味がわかなくなるにゃ、ちょっと寄っていくにゃ」

「ダメです。ガガーリン王の紹介なのですから遅れるわけにはいきません!」


 大きな一枚岩が階段状に並べられ、数歩ごとにせりあがっていく湯けむり通り。その脇には屋台がぽつりぽつりと食欲をそそる香りを振りまき、湯治客を誘っていた。

 セシアに首根っこを押さえられたユズハがジタバタしながら引きずられていく。石段は徐々に狭く、奥にすすむほど勾配が急になり、老舗らしい風格を漂わせている高級旅館が目立ってきた。いままでの周回では手前にある石積の宿屋「漱石庵そうせきあん」に泊まるのが定番で、奥には貴族でなければ入れないというマップ制限の設定があったのだが。


「こちらになります」


 俺があたりをキョロキョロと物色していると、案内係の侍従が行き止まりにある最奥の一軒に俺たちを招きいれた。

 宿の屋号は「割れ石亭」。31周目にして初めて訪れる最高級旅館であった。


「ここはガッダの数ある宿屋のなかでも最も由緒ある旅館で、通常ですと一般客は泊まれません。けれど、このたびはガガーリン王がぜひ勇者一行にガッタの風情を感じてもらいたいと特別に要請されました。

 こちらの温泉は源泉かけ流しですので、ぜひ湯触りを確かめてください」


 風格ある木戸をくぐると、立派な松が枝をのばす石庭が目の前にひろがり、石灯籠のあたたかな灯りが奥の館まで導いてくれる。

 旅館は2階建ての木造で、屋根はなく、岩に包みこまれるように横にひろがり、重厚ではあるが、石と木の融合が不思議な調和をみせていた。玄関先には和装に近い恰好のドワーフの仲居さんたちが並び、引き戸を開けて出迎えてくれている。


「ようこそいらっしゃいました」


 俺たちが木目の鮮やかな一枚板のかまちに腰をおろすと、すぐに湯の入ったたらいが運ばれてきて仲居さんたちが丁寧に足の汚れをぬぐい、ふかふかのスリッパを出してくれた。


「紙で覆った燭台がなんとも渋いにゃ」

「……変わった魔道具。灯りが揺れる」

「勝手に触ってはいけませんよ、ネネ。宿のかたが困っています」

「……出力に変数を。面白い」

「ほら、元に戻して」

「あ、こっちの角にも部屋があるにゃ」

「だから、廊下を走らない」


 セシアが引率の先生のようになっている。最後にはネネとユズハを引きずって案内役の仲居さんのあとをついて歩くこととなった。


「うわあ、広い部屋にゃ」


 真っ先に部屋に飛びこんだユズハが間仕切りの障子を次々とあけはなつ。次いで、セシア、俺、ネネと順番に部屋にはいり、皆一様に感嘆の声が漏れた。


「これは想像以上だな」


 純和風の畳敷きの居間の向こうには坪庭まで設えられている。

 部屋は8畳ほどの寝室がふすまをはさんで2つ、さらに手前に16畳の居間があり、すべての障子をあけると、広々とした正方形となる。これだけあれば10人以上で泊まったとしても窮屈さは感じないだろう。

 坪庭には居間の縁側からおりる仕様になっていて、縁側に腰かけると滝音たきおとが竹の目隠しの先から響いてきた。


「――滝のお風呂にゃ!!」


 坪庭の奥へと消えていたユズハの叫び声。

 縁側の下に置かれた客用のサンダルを履いて、玉石の敷きつめられた庭をまわりこむと、石灯籠に照らされて岩壁の裂け目から滔々とうとうと流れ落ちる滝が目に飛びこんできた。

 湯気が立ちのぼる滝の下には巨岩をくりぬいて造られた岩風呂が据えられ、湯舟からあふれた湯水が横のといに流れこみ、竹林の脇の暗渠へと消えていく。岩風呂は大きくはないものの、洞窟の秘湯という雰囲気で、客室専用風呂にしては格別に贅沢であった。

 

「これは当館の名前の由来となりました湯が湧きでる割れ石です」


 ゆっくりとあとをついてきた宿の仲居さんが説明してくれる。


「いいのか、俺たちみたいなのがこんな贅沢な部屋に泊まって」

「はい。それはもう。王の特別なお客様ですから。それに坑道の魔物を1日で片づけたという勇者さまの武勇伝は、すでに耳の早いものには届いております。勇者さまにご宿泊いただいたとなれば、当館の評判も高まることでしょう」 

「支払いはどうなる?」

「すでに頂戴しております」

 

 この部屋の料金を聞こうとしたが、さすがに不躾ぶしつけな質問だとおもいなおした。次につかう機会があれば確認すればよいだろう。

 

「お部屋の鍵です。魔道具となっておりまして、鍵をかけると、魔法をもってしても部屋に侵入することはできなくなります。

 お出かけの際はフロントにお預けください」


 仲居さんから渡された鍵は水晶のように透明で、カッティングされた柄がキラキラと輝いている。俺はその鍵を握りしめ、葛藤していた。

 美しい婚約者たちとひとつの屋根の下の泊まり、温泉までついている。

 ここで称号を「ラッキースケベ」に変更すれば、どんなムフフなイベントが待っているのだろうか。想像するだけで鼻血が出そうだが、愛憎度が降下するリスクをともなう。

 

「むむむ、お風呂は部屋から筒抜けで、もちろん鍵もないのにゃ。これは危険極まる設計にゃ」

「……カガト、覗く?」

「それは決定事項にゃ」


 探検からもどってきたユズハとネネが、居間で仲居さんが置いていってくれた茶菓子を食べながら語りあっていた。


「カガト、さっきの戦闘で集めたバクハツ岩の聖魔結晶を渡すにゃ。

 もし覗こうとしたら、酷い目にあうようにトラップを仕掛けておくからにゃ」

「こんなものを使ったら、爆風で建物に損傷が出るぞ?」

「カガトが変なことをしなければ爆発しないにゃ。

 それにアタシはトラップを仕掛けるのは得意だからにゃ。威力を調整するのもお手のものにゃ。音は大きく、ダメージはそこそこにしておくにゃ」


 クイクイと手のひらを曲げて聖魔結晶を要求してくる。

 俺は仕方なく聖魔結晶を5個まとめてユズハの手にのせる。


「本当に大丈夫なのですか、ユズハ。

 変なところに仕掛けたら、私たちだって危ないですよ」

「セシアは心配性だにゃ。アタシたちはいっしょにお風呂を入ればいいにゃ。トラップを設置した場所は教えるから避けていけばいいにゃ」


 ユズハは余裕たっぷりに答えて、バクハツ岩の聖魔結晶をもてあそんでいる。

 そうこうしているうちに仲居さんが夕食の準備が整ったことを告げにきた。聖魔結晶をふところに入れたまま駆けだすユズハ。あわてて注意するセシア。やはり列の最後尾につくネネ。


「カガトはアタシが呼ぶまで部屋にもどってきたらダメにゃ。夕飯を食べおわったら、トラップを仕掛けておくからにゃ」

「ユズハはもうすこし俺という人間を信用したほうがいいぞ。

 俺はエロいが、相手が嫌がることはしない。必ず約束を果たし、堂々とエロいことをお願いするつもりだからな」


 そう。故意に覗くつもりはない。だが、世の中、偶然というものがある。

 俺はおもむろに称号を「ラッキースケベ」へと変えた。

 だって、仕方ないじゃないか。お約束なのだから。

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