5-11 あぶない水着

 秘密の店「ティル・ナ・ノーグ」には天井まで仕切られた立派な試着室がしつらえてある。木製パネルを連結したアコーディオン式の扉からスパッツタイプの競泳パンツに着替えた俺が登場すると、店長のルクレシアが髭を撫でながらうなずいた。


「……可もなく不可もなく、といったところですね」

「試着室の中が妙に広いんだが?」

「吾輩はフィッティングルームと呼んでおります。もちろん当店の商品がお客様にフィットするか試していただくわけですから、ひとりでも、ふたりでも、利用可能となっております」


 端然とほほ笑む店主。

 怪しげな商品があちこちに並べられた店内を見まわし、俺はおもわず隣りのフィッティングルームを振りかえった。俺と同時にはいったセシアはまだ出てこない。


「……ちなみに仕切にはミュートの魔法効果を付与しており、中の声が外に漏れない仕様となっております」


 真面目な顔でさらりと恐ろしいことを言う。

 だとすると、棚に置いてある形状がいびつなあんなものやこんなもの、果てはあの触手状のモノまでがフィッティングルームで試すことができるということか。

 

「……さすがはカガト様、慧眼です。こちらの商品に目をとめられるとは」


 俺の視線を読んだルクレシアがさっそく棚から吸盤つきの触手を取りだしてくる。


「この『タコ足ハポーン』は吾輩の最高傑作のひとつでして、魔力操作のスキルのない方でも体内の魔力を自動で検知し、触手を自分の四肢の延長のごとく自在に動かすことができるという優れもの。ほら、このように」


 タコの頭部に穴が開いており、グローブのようにすっぽりと右手にはめると、8本の触手が一斉にウネウネと動きはじめた。1本1本が生きているようにうごめき、吸盤をヒタヒタと貼りつけて這いまわるさまは俺の心を鷲づかみにする。

 触手プレイ! さすがはあらゆる大人が満足する雑貨を取りそろえた店だ。これをつかえば、婚約者たちとの夜のひとときに新たな官能の1ページを記すことができるだろう。

 カラカラ、と乾いた音がして隣りのフィッティングルームが3分の1ほど開き、隙間からセシアが首だけを突きだした。


「か、カガトどの、私は水着というものは生まれて初めてなのですが、こ、こんなにも布が少なくていいのでしょうか? これで外を歩くなど私には狂気の沙汰としか」


 音もなく移動したルクレシアがザッと一息にアコーディオンを折りたたむと、セシアが「キャッ」と悲鳴をあげて胸と下腹部を手で隠した。ちょうどヴィーナスの誕生のようなポーズだ。

 俺はその魅惑的な肢体に見惚れて、しばし言葉を失う。

 セシアの水着はいわゆるマイクロビキニといわれる最小限のプライベートゾーンしか隠していない純白の紐ビキニ。爆乳を拘束するにはあまりに頼りない三角ブラは申しわけ程度に突端を隠しているだけ。下の三角パンツも明らかに面積が足りておらず、セシアの引き締まった腹筋からむっちりとした太ももにいたるまで黄金のラインが余すことなくさらけだされて、俺の股間が一瞬にして臨戦態勢になってしまった。

 なにもつけていないのも良いが、こうして最後の一線だけを残し、羞恥に頬を染める姿を見るのもじつに素晴らしい。


「か、カガトどの! じっくり見すぎです!」


 セシアが涙目で抗議する。手で隠そうとしても隠しきれない圧倒的な肉感。煽情的な白い肌に清楚な純白の生地。柔肉に食いこむヒモ。なにもかもが完璧なまでに調和している。


「……カガト、下」

「うにゃ!? す、スクルドはまだ見ちゃダメにゃ!

 ――え、エグいにゃ。あんなのが本当にはいるのかにゃ?」


 ネネとユズハの視線に下を向くと、黒い海水パンツの股間部分がほぼそのままの形状で屹立していた。


「……素材の一部分だけ、伸縮性抜群の極薄ゴムを採用しております」

「ふ、普通の海パンはないのか!?」

「当店にありきたりの商品など置いておりません。愛を語らうのに場所も時間も選ばないというのが当店のポリシーでして、これは海水パンツでありながら避妊具の役割も果たすという一挙両得の商品でございます」


 一片の揺らぎも見せず、ルクレシアが髭を撫でつけながら淡々と解説する。

 恐るべし! 紳士淑女の店、ティル・ナ・ノーグ。

 しかたなく、持ち物からシャツを取りだして腰に巻きつけた俺に、


「……セシア様の『あぶない水着』は定価300ゴールドのところを、本日は特別価格の150ゴールド。カガト様の『安全水着』は定価100ゴールドのところを、特別価格50ゴールドでご提供いたします。もちろん、浮遊の魔法効果付き。洗濯しても魔法効果は落ちません」

「ぐっ! こんなエロ可愛いセシアを他の男に見せるわけにはいかないが、下着として着用していれば、もしものときには役立つか。

 両方とも、もらおう」

「……お買い上げいただき、ありがとうございます」


 完璧な角度で腰を折るルクレシアにうなづきつつ、セシアをチラ見する。


「というわけだ。浮遊魔法の性能をたしかめるため、今日はぜひとも、この水着でいっしょに風呂にはいってほしい!」

「うう、もう! 知りません!」


 真っ赤な顔をして、ピシャッ! とカーテンが閉じられる。

 ブブー! とは鳴らなかったから、あとで必死に拝みたおせば、「皆から尊敬される勇者とはですね」といういつもの苦言を呈しつつもセシアなら最後は折れてくれるに違いない。あのマイクロビキニを間近で堪能できると想像するだけで腰に巻いたシャツが持ちあがってしまう。

 妄想に耽溺する俺の眼前を静かに横ぎって、ネネが空いたフィッティングルームの前で靴を脱ぐ。黒いローブからのぞく白いふくらはぎが艶めかしい。


「……ボクのは大丈夫そう」


 にやけた俺の顔を一瞥すると、ネネはルクレシアから渡された紺色の水着を拡げてみせた。たしかにこちらは上下がつながったワンピースタイプで露出も少ない。

 ネネが試着室に消えて待つことしばし。隣りのフィッティングルームもセシアとユズハが交替し、こちらも絶賛ナマ着替え中だ。

 背筋をピンと伸ばしたまま典雅にたたずむルクレシアに、俺は先ほどの昔語りで気になっていた部分を尋ねてみた。


「ところで、勇者リクと魔王との戦いで浮遊要塞バハムートは墜落したということでしたが、俺はグランイマジニカの上空を漂っている城のようなものをこの目で見たことがあります。あれは別の何かなのでしょうか?」


 過去の周回の知識として、俺は「浮遊要塞」を知っている。グランイマジニカの空を定められた航路で周遊し、ネネをパーティーメンバーとして同行させた場合のみ乗降用の階段がおろされて内部へ侵入することが可能となる、魔人ザザ・フェンリルのアジト。ただし、一定の高度を飛行しつづける浮遊要塞に乗り移れるポイントは世界に2か所しかなく、ひとつは最北にそびえるグランイマジニカの最高峰、雲上岳の頂き。もうひとつはエルフの森の中心部にそそり立つ世界樹の頂上。いずれにせよ浮遊要塞にたどり着くまでが最長のダンジョンと化しており、加えて、1週間かけて世界をめぐる浮遊要塞に乗り移れるチャンスはわずか数分という緻密さ。このまだるっこしさを敬遠し、このサブシナリオ「堕ちた王女」をクリアしたのは過去の周回の合計でも3回を数えるのみだ。

 俺の問いかけに、果たして、ルクレシアは端正な顔を苦渋にゆがめ、


「……その姿をはじめて目にしたとき、吾輩は我を忘れて追いかけました。けれど、翼をもたぬ身では難しく、その後も地図をめくり、浮遊要塞の航路を洗いだしては、幾度となく内部へ侵入しようと挑戦しましたが、結局、どうにもなりませんでした」


 徒労をため息として吐きだし、自嘲気味に髭と口の端を持ちあげる。


「これは伝手つてを尽くして調べたことですが、あの浮遊要塞は魔導学院から追放されたザザ・フェンリルという異端の天才がひとりで修復したそうです。ザザ・フェンリルを追ううちにアッシュ・ガンダウルフの存在を知り、彼の過去の業績をつまびらかに調査していくうちにネネ様の真実にたどりついたというわけでございます」


 過去の周回とのつじつまは合っているらしい。

 ネネとの約束を守り、ザザ・フェンリルと決着をつけるためには、やはり浮遊要塞に乗りこむときが来るかもしれないと俺はひそかに覚悟する。


「俺がもし浮遊要塞にたどりつくことができたら、ルクレシアさんにも知らせます」


 カイゼル髭がピクリと動き、


「……勇者カガト様が浮遊要塞の内部にはいることがあれば、特別なゴーレムがどこかに眠っていないか、捜していただけないでしょうか。残骸でも構いません、回収していただけたら、吾輩はこの店の商品のすべてをお譲りしましょう」

「それほど価値のあるゴーレムとは?」

「吾輩と恋人との愛の結晶、吾輩たちの娘です」


 ルクレシアが遠い過去に想いを馳せて瞳を閉じたとき、カラカラ、とフィッティングルームの扉がひらいた。


「……これだったら、まあ、いいかな」


 三角帽子も脱ぎ、水着姿となったネネがくるりと一回転する。シンプルな紺のワンピースタイプは小柄なネネが身につけると完全にスクール水着に見えた。

 なだらかな胸の膨らみ、キュッと締まった小さなお尻。幼さを残した顔や短く切りそろえられた黒髪は清純な水着にマッチしていて、これはこれで男の欲望を素直に刺激する。あの紺色の水着を肩から下に剥いで、ぷりっと露わになる小振りな乳房を両手におさめたら、どんなに心地よいだろうか。


「……カガト、目がエッチ」

「当たり前だ。気づいていないなら教えるが、ネネはものすごく可愛いんだぞ」


 ピロリン♪ と愛憎度が上昇し、ネネがもじもじと身体を揺らす。


「……そうかな? ボクはセシアみたいに胸も大きくないし」


 俺は激しく首を振り、

 

「ネネは充分に魅力的だ。それこそ一生を捧げる価値がある。アーカイヴに誓ってもいい。ネネが結婚を承諾してくれたら、俺は最高に幸せになれる!」

「……カガトは口が上手だから」


 ピロピロリン♪ という音が鳴り、ネネは赤くなった顔を両手で覆った。

 そこへ、ルクレシアがアンティークなブリキのジョウロをカウンターの奥から取りだしてきて、


「……では、こちらの水着の機能説明をいたしますね。ぬるま湯にしていますので、ご安心ください」


 そのまま手を高く掲げると、ジョウロから銀色のシャワーがネネの肩に降りそそいだ。とうとつな放水にネネの頭上には疑問符が浮かんでいるが、ルクレシアは淡々と紺のスク水にまんべんなく水を振りまいていく。


「……では、ご覧ください」


 最初は水がかかったところが少し色落ちしたように茶色っぽく退色しただけであったが、徐々に茶色が薄くなり半透明に、そして、ほぼ透明となった。


「水に濡れると透ける水着でございます」


 慇懃にジョウロをささげもつルクレシア。ネネは思考が振りきれてしまったらしく硬直したまま動かない。

 これを好機と身を乗りだして、じっくりと観察する俺。透明水着はラップフィルムを身体に巻きつけたような状態で、ネネの形の良い乳房はキュッと押しつぶされてはいるものの薄紅色の先端も淡い乳輪もバッチリと視認できてしまうし、下腹部の墨で薄く刷いたような禁断の場所に目を向ければ、たちまち獣欲の抑えが効かなくなって腰に巻いたシャツが狂喜乱舞する。

 

「ななななななな! ダメ! 絶対にダメェ!!」


 正気にもどったネネが顔から湯気を噴きだしそうなほど紅潮し、ビシャッ! とものすごい勢いでアコーディオンの扉を閉めた。

 

「……ただいまの『神秘の水着』は定価500ゴールドのところ、特別価格250ゴールドでございます」

「悪くない。もらおう」


 商談が成立し、固く握手をかわす俺とルクレシア。

 入れ替わるようにユズハの戸がひらき、

 

「にゅふふふ、なかなか良い水着にゃ! アタシくらいゴージャスな女になると、これくらい派手なほうが映えるのにゃ。

 ――ちょおっと着づらかったけど、お花がついてて可愛いにゃ。でも、海に入ったら、この葉っぱやお花はとれてしまうのじゃないかにゃ?」


 個室から出てきたユズハが身を反らせてグラビアアイドルのようなポーズをとる。

 ユズハの水着は上下がわかれたセパレートタイプで、特筆すべきはツタや花が絡みついている独特の装飾だ。セシアのマイクロビキニほどきわどくはないが、ユズハのメリハリの効いた身体を引き立たせる大胆なカットで、健康的な褐色の肌に黄色の生地とバラに似た赤い花がよく似合っていた。


「これにも何かギミックが用意されているのですか?」


 俺が先回りしてたずねると、ルクレシアが髭を丹念に撫でつけて、


「……この『ドライアドの水着』はその名のとおりドライアドの聖魔結晶を素材にしておりまして、水を吸収するとツタが伸張する仕組みになっております」


 説明しながら、手に持ったジョウロでユズハの水着にシャワーを注いでいく。

 不穏なキーワードにユズハの猫耳がピクピクと反応するものの、すぐに目立った変化があらわれるわけでもなく、怪訝に眉をひそめたのも束の間。水着を覆っていたツタがするすると伸びはじめて、あっという間にユズハの両腕を後ろ手に拘束してしまった。


「にゃ! なんにゃ! これは!?」


 バランスを崩して尻もちをつくと、今度は腰のあたりの装飾のツタがほぐれて太ももに巻きつき、さらに背中の後ろで腕を縛りあげているツタと勝手に結びついて、四肢をM字開脚のポーズで固定する。ツタからは新たなつぼみが生まれ、水着をめくりあげるように真っ赤な花があちらこちらに咲きほこる。ポロリと片側の乳房を覆う水着が裏返り、ユズハのむっちりとした褐色がこぼれて、ツタがうねうねと巻きつきながら先端をしぼりあげた。他にもツタはあちこちに侵入を開始し、ユズハはビクンビクンと痙攣して「はにゅう!」と身をよじらせて大きくエビ反りとなる。半開きになった唇からは、ツーっと涎が垂れた。


「か、カガト、これは絶対にダメなやつにゃ。お願いにゃ。あ! んん。は、早く、この水着を、ひん! ぬ、脱がせてほしいにゃ!」


 うるんだ瞳で懇願するユズハ。

 あまりにエロい媚態に、俺がギクシャクとルクレシアを振りかえると、


「……安心してください。ドライアドの『身体拘束』は自由を奪うだけで、傷つけるものではありません」

「いや、そもそも、水に浸けると拘束されてしまうという仕様は、水着の機能として根本的に不適切なのでは?」

「……ふむ。言われてみれば、確かにそうでございますね。お客様の要望にこたえて開発した商品ではありますが、カテゴリーを水着からSMグッズへと移しておきましょう。というわけで、『ドライアドの水着』は定価1000ゴールドのところ、特別価格500ゴールドでございます」

「いや、さすがにこれは水着としては」

「では、ご不要ということで?」

「ええと、まあ、夜の小道具として買っておくとして、ユズハにはセシアと同じ『あぶない水着』を黄色バージョンでもらおうか」

「お買い上げいただき、ありがとうございます」

 

 セシアが「大丈夫ですか? ユズハ」とツタを引きちぎりつつ介抱する。


「うう、グスン。あんな姿を見られたら、もうお嫁にいけないにゃ。て、あれ? でもアタシはカガトの婚約者になってるし。お嫁にはいけるのかにゃ? でも、納得いかないにゃ!」


 騒ぐくらいの元気は残っているようで、しばらく休めば復活できるだろう。


「最後はうちの出番やな」


 セシアの水着姿を涎を垂らして見ていたスクルドが脳内リフレインを満喫したらしく、すっきりとした表情でネネと交代でフィッティングルームに入室する。


「……人魚マーメイド族であるあなたにはこれを」


 ルクレシアが優雅な所作で着替えを差しいれてから、ものの1分でパッとアコーディオン式の扉が開かれた。


「カガト兄ちゃん、どうや!」

「おお……」


 スクルドの衣装はもはや水着ですらなかった。

 白い半被はっぴに、下はふんどし!?

 似合っているものの、かなりマニアックな路線だろう。上半身は半被はっぴだけなので、白地にうっすらと育ちかけの乳房のラインが浮きでている。

 ルクレシアが髭をしごきながら解説する。


「これは人魚マーメイド族の伝統衣装『海女装束』でございます。人魚はもともと下半身を魚の尾びれに変化させることができる種族ですから、下着はこのスタイルでなければすぐに破けてしまうのです」

「うちのお母ちゃんも海に入るときはこの衣装やし、しゃあないな。カガト兄ちゃんは欲情してしまうやろうけど、うちに手を出したら、セシア姉さまがきっと黙ってへんからな」


 セシアは困ったようにほほ笑み、「前の紐は結ばないといけませんよ」とお母さんのように世話を焼いている。にやけたスクルドが鎧姿にもどったセシアに抱きついているのはご愛敬か。


「……『海女装束』は定価200ゴールドのところ、特別価格100ゴールドと大変お値打ちになっております」


 最後の商談も無事に成立し、ユズハとスクルドが着替えるのを待つ間、俺はカウンターで会計を行いつつ、ひそかに「タコ足ハポーン」とその姉妹機である「イカ足ジュポーン」を手に入れた。それぞれ特別価格で1000ゴールドとなかなかの高額だったものの、おまけとして「禁断のローション」という怪しげな紫色のボトルまで付けてもらったから、まずまずのお買い得と言えるだろうか。


「……これは必ず水で10倍以上に希釈してご使用ください。もし原液を塗ってしまった場合はすぐに洗い落としてくださいませ。過去にこのローションを原液で使用した結果、これ無しでは眠れなくなったお客様もいるとかいないとか聞きおよんでおります」


 声をひそめるルクレシアの説明は恐ろしいものであったが、おさえきれないワクワク感を胸にそっとアイテムボックスにしまい、俺たちは「秘密の店」を後にした。

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