かなりの長編ですが、作者の怒涛の勢いにのまれて、一気に読みました。最初はコミカルな感じで始まるのですが、だんだんとシリアスさが増していきます。望まぬままに不死身のヒーローとされてしまった主人公がいろんな世界を舞台に戦いを繰り広げます。やがて明らかになってくる世界の秘密とは…という楽しい小説でした。エンディングも救いがあって読後感もよかったです。
いいなあこういうの、俺大好きよ。イカレMADサイエンティストに無理やりつき合わされてヒーローに“堕とされる”の(!?)……こういう言い方すると一部ではどこぞのホームドラマ級クソ映画みたいに取り違われてしまいそうだけど、この話、結構前置きとなる部分はしっかりしているので、敵(ヴィラン)が出てどうなっていくのかはこれから先に、斯うご期待でしょうか?実に楽しみにしております!