第3回 キャラクター座談会

※ここではキャラクター5人の会話だけで進むので、名前を下記のように省略させて戴きます。


☆セキ→セ

☆ミヤ→ミ

☆ソエル→ソ

☆シフト→シ

☆ランサー→ラ

☆作者→皆


尚、こちらでも若干のネタバレがありますのでご注意を…





テーマは「本編に登場したキャラクターについて」で、主要キャラ5人に語っていただきました。



セ:「俺らに関してはまず、キャラ濃かったよなー・・・ってすごい思う!」

ミ:「確かに。作者は私の事謎だらけにしつつ、しかもグラコロパン好きって、作者が好きだからってらしいし・・・」

ラ:「ミヤちゃんは、作者にも気に入られてた?からいいじゃん!俺なんて、途中で設定変えられちまったんだぜ!」

ソ:「よく、あんな遅くに変えたものね・・・。って、これじゃあ、作者に対する愚痴になっているような・・・」

シ:「あはは・・・(苦笑)」

ラ:「・・・おい、シフト!何気に入らない表情かおしてんだよ?この女顔少年!!」

シ:「ちょ・・・!!なんで、そうなるの!!?」

セ:「・・・理不尽だな」

ミ:「・・・本当ね」



ソ:「そういえば、ミヤ。あんたって、あのフィズって奴とどれくらいのつきあいなのよ?」

シ:「そうだ!確か、ミヤとフィズは幼馴染だったよね!」

ミ:「そうね・・・。父様やニコラ曰く、赤子の時におもりしてくれた事もあったみたいだからー・・・15年くらいかしら?」

セ:「・・・長っ!!」

ミ:「あ・・・。でも、15年ってのは人間で言う所の歳月。だから、”混ざり物”の年月で言うと3年くらいって所ね」

ラ:「それ以降、ミスエファジーナで再会するまで、会っていなかったっつー事?」

ミ:「・・・ええ。その後、盲目になって各地を旅していたし・・・」

セ:「15年・・・か」

ソ:「・・・セキ?」

シ:「あー・・・駄目だこりゃ。主人公とヒロインが、リアル考え事モード突入だよ」

ラ:「・・・しかし、15年って俺らにとってはかなり長い年月なのに、よく3年と捉えられるもんだ。それに、セキも本編ではよくフィズって野郎に嫉妬しなかったもんだ・・・」

ソ:「・・・いや。そうでもないんじゃない?だって、ほら」

シ(・・・セキが”悩む”というよりは、”妄想している”表情かおになっちゃってるね・・・)



ソ:「・・・それにしても、セツナと一緒に冒険してみたかったなー!」

シ:「あ!僕もそれ、同じこと考えてた!!」

ミ:「セツナさんかー・・・。そういえば、彼を主要キャラにしようかどうかを作者は迷っていたみたいね?登場話数を調べたら、サブキャラでフィズを抜いてダントツだったらしいし・・・」

ラ:「セキやミヤちゃんは、どっちかというと生粋の剣士だろ?一方でセツナは、魔法剣士だったそうじゃねぇか!・・・魔術使える奴がこのパーティーには少なかったから、そういった面なら大歓迎だったのにな」

セ:「そういった面でって・・・。ランサー、もしかして兄さんの事をあまり快く思っていないのか?」

ラ:「・・・まぁ、野郎だしな。それに、あの策士っぽい性格タチも、俺とかぶりそうだから嫌だ」

セ:「そんな理由かよっ!!」

ミ:「・・・ランサー。その落ち着きのない声音からすると、まだ何かありそうな・・・」

ラ:「へっ!!?」(ミ、ミヤちゃん鋭いな・・・)

ソ:「ふーん?あんたとセツナは同じ術者ではないし・・・どうして嫌なの?」

ラ:「そ・・・それは・・・」

ソ:「んー??」

セ(・・・そういえば、本編で兄さんにソエルとの事でからかわれたような・・・。もしかして、それなのかな・・・?)



シ:「・・・いつ見ても、ソエルはアキにそっくりだよね」

ソ:「もう!どうして、シフトもあのカイバって奴もそういう事言うのかしら!何かイライラするー!」

ミ:「あはは・・・。でも、ヴィラで聴いたソエルの歌は、本当素敵だったわ」

セ:「多分、その綺麗な歌声も含めて・・・なんじゃないか?アキも生前、歌姫だったらしいし・・・」

シ:「そういう事!それに、ランサーっていう婚約者がいるのに、君を口説くつもりはないよ」

ラ:「てめっ!さり気にネタばらしすんなよ!!」

ミ(・・・きっと、今のランサー。頬が真っ赤なんだろうなぁ・・・)

セ:「・・・まぁ、似てる似ていないは置いておいて・・・。何にせよ、シフトとアキが二人で並んでいる所を見てみたかったなーとは思うよ」

ソ:「シフト・・・じゃない。ミカジ博士だっけ?生前の年齢はあたしよりも上だったらしいし、案外イケメンだったのかしら?」

シ:「うーん・・・どうなんだろう?何せ生前の記憶だから、曖昧なんだよね。研究所の所員も男性多かったし、僕としてはアキ一筋だったし・・・」

ラ:「・・・こいつ、見た目はガキのくせして、発言は大人だな・・・」

ミ:「作者が”精神年齢高い”って書いていたのは、本当のようね・・・」



セ:「俺たち視点で冒険を振り返ってみると、クリムゾロで出会った人たちのほとんどがキャラ濃かったような気がする」

ソ:「・・・特に、うちの叔父とか」(笑)

シ:「うんうん!本編では”オネエキャラ”で通っていたけど・・・作者曰く、格闘家の設定だったらしいよ?」

ラ:「まぁ、本編では戦いに参加していなかったから、知らない奴も多いだろうけどな」

ミ:「ルーティーさんで思い出したけど、ソエルの幼馴染3人組もすごかったわよね」

セ:「・・・グライドは俺と顔立ちがそっくりだったから、最初は戸惑ったよ」

シ:「今だから言えるけど、彼らは皆、ソエルの事好きだったんでしょ?・・・特に、グライドとか」

ソ:「そうなの!?・・・いや!でも、グライド辺りに限ってそんな事は・・・・。子供の頃から霊が見えて”怖い”って半べそかいていたあいつが・・・」

セ:「・・・ソエル。恋愛に”ありえない”なんて事はありえないんじゃないか?」

ラ:「おっ!セキ君、いいこと言うじゃねぇか♪」

セ:「ソエルは自分の事だと鈍いみたいだけど・・・ランサーは案外、能天気な所があるんだな」

シ:「何か、普段のセキやソエルじゃ想像つかない事を座談会ここでは言っているよね」

ミ:「・・・同感だわ」



ミ:「・・・では最後に、特別ゲストで作者に登場してもらいましょう」

ソ:「ほら!早く!!」

皆:「ちょ・・・!これって、君ら5人の座談会でしょ?作者が出てくるのってルール違反じゃ・・・」

シ:「ぐだぐだ言わないの!!」

皆:「・・・って、シフト押さないでー!!」(汗)

ラ:「はじめまして、作者殿。ご機嫌麗しく・・・」

セ:「お前は、作者相手でも口説くんかい!!」

皆:「君たちは、相変わらず仲いいね」

ミ:「・・・貴女がそう設定したのでは・・・?」

皆:「あはは・・・ミヤ、こっちが見えてなくても視線が怖い」

シ:「気を取り直して・・・。作者としては、この『紅の鳳凰』のキャラはどうだったの?あ、僕らの事も踏まえて教えてー♪」

皆:「うーん・・・。最初にセキが言ったように、本当にキャラが濃いよね。ってのが、一つ目の感想。あと、キャラのラフ画書いた時に思ったのは、どうも私は中高年のキャラが苦手なんだなと・・・」

ラ:「そういえば、あんたのラフ画勝手に見たら、登場人物のほとんどが美男美女。もしくは、可愛いかんじの奴らが多かったな!」

ソ:「・・・それって、現実的に可能なの?」

ラ:「細かい事は気にしないこった♪」

ミ:「・・・そうなんだ。でも、私も覚えている限りでは父様や母様。それに、ニコラなんかもすごい綺麗な男女だったかも・・・」

セ:「セツナ兄さんも良い具合に書けてたらしいから、嬉しかったな。ただ、ハルカのラフ画はなかったみたいだけど・・・?」

皆:「セツナの侍女・ハルカは執筆中に考えたキャラだよ。書いている途中で考えたキャラといえば・・・カリユシとかもそう」

ラ:「確かに、姉さんのもなかったな」

皆:「あと、レスタトは魔物なんで敢えて書きませんでした。・・・ちゃんとモデルはいましたけどね」

ミ:「・・・嫌な思い出ばっかりだから、その人の名前はあまり出してほしくないわ」

皆:「あ、ごめん」

シ:「外見で思い出したけど、どうして君は僕を”女顔少年”に設定したの?銀髪で紅い瞳っていう綺麗な外見は嬉しいけど・・・」

皆:「元々、いじられ担当にするつもりだったから(笑)あと、フェニックスの片割れだから、どこか中性的な雰囲気を持たせたかったんだ。アキは女の子だから、性別を女にする訳にはいかなかったし・・・」

ラ:「ラフ画でも、ミヤの次に多かったのがシフトだったな」

皆:「私はど素人なので下手くそですが、本業の方にお願いすれば、素敵な絵がいっぱい書いてくれそうな気がする!シフトは生い立ちとかはだいぶシリアスだし・・・」

ソ:「生い立ちに関しては、私たち全員がかなりシリアスだったわね」

皆:「・・・まぁね。結果的には王道ものになったと思うけど、掲載開始当初はダークファンタジーも考えていたから・・・その名残かな?」

セ:「俺の個人的意見だと、やっぱり顔瓜二つの設定はどうかと・・・肝が冷えるよ」

皆:「そう?キャラクターを認識するいいきっかけだと思うけど?」

ソ:「まぁ、性格なかみまでかぶった訳ではないから、とりあえず良しとしてあげるわ」



皆:「・・・あ。そろそろ、時間が差し迫っているんで、座談会終わろうか!」

シ:「え!?」

ラ:「作者殿、そいつはちょいと横暴な・・・」

皆:「まぁ、この作品の事ばっか書いててもあれだし・・・他にも書きたい予定いっぱいだし」(笑)

セ:「・・・暴君だ」

ミ:「本当に」

皆:「はい、そこ静かに!!・・・って事で、セキ!!最後は主人公である君が締めましょう☆」

セ:「・・・仕方ないな・・・」

ミ:「私も手伝うよ?」

セ:「ありがとう、ミヤ。えっとー・・・俺らの座談会は、ここで終了となります!読んでくれた皆様、ありがとうございました。作者に代わってお礼申し上げます」

ミ:「作者が本当に書くかはわかりませんが、私達の外伝を考えているとか…?」

皆:「うーん…えと、最初は小説以外の用途で書いたものがあって、それを編集して、載せようかなというストーリーが一つあります。本業もあるので確約はできませんが、キャラクター個人個人の外伝も描きたいなという次第です」

セ:「まぁ、外伝については作者に頑張ってもらおう。それじゃあ、ミヤ。締めたし、行こうか!」

ミ:「うん!!・・・それでは、皆様。またどこかでお会いできれば幸いです。さようならー!」

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