第33頁目 ― 12 ― おまえか! ―
― 12 ― おまえか! ―
オレは、羽美さんに送ってもらい、ボロアパートに無事に
羽美さんは、オレのお辞儀などは目に入らず、急ぐように部屋に入っていった。
パソコンで又、チャットでもするのかな?・・・
それとも、とあるサイトの生主でもやっているのかな?
森の中で迷っているうちに午後の2時を過ぎてしまったらしい。
さて、部屋に帰って、また寝るかな?。
でも今日は、とてもボロアパートの住人に良く会う日だ。
まあ、日曜日だから余計に逢うかも知れない・・・
階段を上ろうとした時、物凄い勢いで走ってくる男性の姿を目にする。
あれ?
どこかで見た気がする・・・
いったいどこで見たっけ?
ロン毛で、しかめっ面の少年っぽい顔立ちの・・・愛想の無い不機嫌な男・・・
あっ!。朝方、コンビニに寄った時見かけた店員だ!
こいつか!
おまえだったか!
愛想が悪く、不機嫌で、いい加減な店員。
こんな身近に住んでいたとは、驚きだw
おにぎりを二つ買っただけなのに「 箸、何膳付ける? 」と、店員らしくない言葉遣いで、おにぎりに箸を付けようとした意味不明な店員。
サービス満点なのか?、いい加減なのか?、さっぱりわからない店員。
無愛想。不機嫌。いい加減。の三拍子揃った店員。
オレも、その時。訳の判らない対応について、思わず「じゃあ、十膳つけて」と冗談半分で言うと、「 サービスで、もう一膳オマケしとくな 」と不機嫌にレジ袋の中に入れた店員。
おにぎりを「 温めるのか? 」と、友だち口調の店員。
タメ口な口調で、しかも、無愛想・・・
どけだけフレンドリーなんだよ!!
おにぎりを五分間もレンジで加熱して、おにぎりを爆発させた上に、その場でそのおにぎりを握り直して、おにぎりを潰して渡した店員。
おい、その時の金返せよ!
てか、ここのコンビニって苦情今まで無いのか?
無かったのか?
クレーマーはいなかったのか?
とても不安なコンビニだ・・・
その
普通、温かい物と冷たい物は、別々の袋だろう?常識から言ってさ!。
全部、おまえの事だよ!タメ口店員!
よくクビにならないなあ!
おまえだよ、お・ま・え。
以前に、別のコンビニにも行った事があるが、あのコンビニもひどかった。
500mlの缶ビールをレジ袋に六本立てて入れたあとに、同じ袋の中に温めた弁当を縦にして入れやがった。
おいぃぃぃぃ!、弁当を縦に入れるな!
ご飯もおかずも全部片方に寄るだろうがぁぁ!
常識から言って、500mlの缶ビールが複数あったら、寝かせてその上に弁当を置くだろう?・・・
もし弁当を温めていたら、別々のレジ袋だろう?。
お客に同じ袋に入れていいか?を確認するのも、それが世間の常識だろう?
どうして、コンビニのレジにはバカな店員が多いんだ?
それが腐れた世の中なのか?
本を買えば、「温めますか?」と訳の判らないことを言ってきた店員。
料金の金額レシートの打ち間違いでも、気にしないで渡す店員。
棚卸しの時、誤算が出ないのかとても心配だ
普通、打ち間違えたら、訂正して打ち直して、レシートを渡すだろう?
訂正も一切しやしない、今後大丈夫か?そのコンビニ?
あと、1つのレジ袋に強引に全て入れようとする店員。
おい、レジ袋のキャパ考えろよ。台に置いて倒れるほど詰めやがって!。
こっちが財布を開いて払おうとしている時に、手に渡そうとしている店員。
おい、客の行動見て渡せよバカ店員!。
本当にただただ袋にひたすら詰め込もうとして客の事を考えない頭の悪い店員。 脳みそあるならもっと考えて、2つにわけるとかにしてくれよ店員!
そして深夜に、弁当を買おうとした瞬間に、大急ぎで弁当をカゴに入れ、
奥へと持って行った店員。
もしかして、破棄する前の弁当を確保したんじゃないだろうなあ?
コンビニによっては破棄する賞味期限弁当を店員が食べられる店もあるらしい。
だが、客のいない深夜に、コッソリと前もって賞味期限前の弁当を
こんないい加減なコンビニって、
次に行った時に、『テナント募集中』の張り紙がしていないか心配になる。
まあ、アルバイト店員って、あまり会社や店の心配とか仕事の心配しないよね。
ただ金が欲しくて適当にやっているだけだよね?。
でも、それ以上に正社員は、適当にやっていても給料が貰えるから、もっと適当にやっているよね。そんないい加減な人たちが今の日本を支えていて、その適当さが不利や不良を生み、嘘を積み重ねて隠そう隠そうとして膨大な赤字が生まれて、そして破産会社が増えて行くんだよね。そんな世の中なんだよね。だって捏造社会だからね。不利な事は全部隠そうとするんだ。・・・・
あっ!。そういえば、その時の店員も、あの男だった気がする。
ああ、、、おまえか!。全くやる気の無い店員は?!
・・・って事は?。その店をクビになって、今そこのコンビニにいるのか?
まあ、そんな過去は、どうでもいいが、
こんな、中途半端な時間に交代するのか?
かなりの勢いで走ってきたけど・・・
その男は、オレの顔をジロジロと見ながら、しかめっ面で見ている。
168センチはあるだろう身長。
とてもかなりうざいロン毛だな。肩まであるし・・・
「よっ!五号室の人だな?俺様は、一号室の『 棺燃 萌炎(ひつぎ もえる) 』って名前だ!よく覚えておけよ!」
そう言って、一号室の部屋の中へと、さっさと入っていった。
オレは一切そいつに挨拶もしていないが、挨拶もしたくない。とてもなまいきな口調がオレの気分を悪くさせる。
一人称が俺様って、凄い上から目線な男だ。
もしかして、おまえの物は俺の物。俺の物は俺の物?みたいな感じ?w
棺(ひつぎ)燃える?
火葬場ですか?
まあ、色々な珍しくも面白い名前の住人たち・・・
今後、一緒に仲良くしていけるのか?と、とても不安な気持ちがオレの脳裏を過ぎっていく。
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