人々せを見守って来た大切な御神木を切るのかどうか―― そんな究極の選択を迫られた神社の氏子さんたちのために、ヒロインが文字通り体を張って活躍するお話です。親しみを抱きながらも意外と知らないことが多いい神社という舞台設定と、御神木が物語のテーマになっている部分がとても珍しく、着眼点の良い作品だと思いました。
とある社のご神木の、最期を巡る物語。理屈のもたらすものが現実なら人の思いもまた現実で、避けられぬ時にあたり巫女として、人として誠実に駆け回る主人公に好感が持てます。
神道らしいというか日本らしいというか、色んなものを習合しながらきちんとした終わりへと突き進んでいく。 主人公の照代ちゃんはかわいらしくそれでいて信念のある巨乳巫女である。巨乳巫女である。 地に足がついた人間ドラマは安心して読み進めることができ、清々しい読後感を与えてくれた。 さっぱりした物語がお好きな方にオススメです。