第20話 那覇へ
とりあえず、移住先の候補は、京都、岡山、沖縄、火星、イスラエル、ドイツあたりが有力だな。個人的には、惣菜を安く売ってるスーパーとネット高速回線、あとアマゾンが届くならどこでもいい。火星とか魅力的。でも高い能力ないとゴキブリに殺されるらしい。はぁ、どうするかなぁ。
先週の月曜夜に那覇に到着しゲストハウスに宿泊、翌日、北部にて宿泊のはずがバスの乗り継ぎを間違えて同日以内に到着できないことがわかり、恩納村の友人に迎えに来てもらった。水木金土日と恩納を中心に名護や読谷あたりをぶらついて、今日、那覇に戻って明朝、関西へ戻る。
日常としての一週間は、割とすぐに終わっていくが、非日常の一週間は思ったより長い。やはり見慣れない海を見たからだろうか。唯一の心残りといえば、別にまた今度でもいいのだけれど、シュノーケリングとかをしなかったことだろうか。
荷物を箱詰めにして自宅へ送ろうかと思ったが、結局、でかいリュックに詰めて手持ちで帰ることにした。本を何冊かもってきていたが、途中で三冊増えるというのは予定外だった。が、とりあえず、読もうと思っていた本は読んだし、島の猫と戯れ、海を眺めるということも試してみた。
今後どうするかというのは未だに見えないが、とにかく、明日の昼は、知人との会食なので、それ以降のことはそれ以降になろう。そういや、今週末にはイベントだ。人前に出たくないけれど、そしてお金にもならないけれど、とりあえず義務だから果たそう。このイベントが終われば、来週末、再来週末と続いて、次は8月15日である。医師会の前で話すわけだが、とにかく今月末まで乗り切れば、しばらくドカっと時間が空くのだ。
うん、帰宅したら宛先のない引っ越し準備を始めよう。あと、京都で気になっている仕事に履歴書を送ってみよう。それが駄目なら沖縄と岡山で仕事を探そう。それも駄目なら、イスラエルいって、トルコから陸路を経由してドイツにいって、ヘブライ語とドイツ語でも覚えよう。
あと健康診断とかいったほうがいいかも。何するにも金と体力がいるし。ちなみに、沖縄にきて良かった予想外の効果は、気管支炎の手前状態の咳が完全に止まったことだ。明日から自宅だが、しばらくあったかくして寝ないと駄目ですな。
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