第19話 寒くはなかった

 逗留先の海辺にある喫茶店へと閉店間際に駆け込んだ。幸いラストオーダー前で、パンケーキと紅茶を注文。パンケーキも良かったが、付け合わせのソーセージがうまかった。紅茶もいい。田舎暮らしを夢見ているが、地方の限界集落化していく場所に住むことの現実を思う。


 店員に何度も「寒くないですか」と聞かれたが別にそうでもないので、一人海辺で波を見ながら食べた。パンケーキうめえ。僕が逗留しているのは村なので、たとえばアマゾンはその日のうちに届かない。つか別料金がかかると聞いている。気分転換にどこかへ行くのもそれなりに難しくなるのだろう。その分、いわゆる都市の構成要素、または一単位としての自分ではないものが見えたりするのだろうが、とか、いろいろ思う。


 しかし、早いもので明日には那覇に戻り、あさって朝には関西へ戻る。とりあえず、昼飯は久しぶりの人と会食であるが、それで何が決まるわけでもない。さてどうしたものか。とりあえず寺フォーマーズ買った。単純な胸熱展開、いい。

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