第18話 ラーメンを食べただけの日

 金曜日になった。


 午前中、高台にある見晴らしのよい喫茶店にいくつもりだったが、開店が11時とのことで行くのをやめた。で、一人、逗留先に残り、読書。途中、眠くなって昼前なのに昼寝。午後、車を借りて出かけようと思ったが、それも旦那氏の事情によりキャンセル。再び昼寝。


 夕方、本当なら僕もしていたであろう同世代の仕事仲間のスカイプ会合に参加。僕以外は、皆、奥さんと子供と収入がある。僕にはどれもない。なんか、僕と話や環境がズレすぎていて笑ってしまった。で、その後、逗留先の夫妻の勧めで車15分くらいのところにあるラーメン屋へ。ひなびた元観光地といったところか。牛のにおいだと思うが、窓を開けると相当臭かった。本屋により何か自分用の記念で買おうかと思ったが、沖縄まで来てゴキブリ火星人マンガもなぁと思ってしまい、結局、網目のペンケースを買った。普段使うものならば、土産や記念品も意味があろうて。


 で、帰宅。特に何をしたわけでもない一日である。一応『沖縄県謎解き散歩 編者;下川裕治・仲村清司』を読了。楽しく簡潔にしかし広汎に沖縄の今が見えてくる本。おすすめである。


 ついでではないが、多くの人々がやっている読書紹介ブログでもやってみようかと思っている。この一年の一つの可能性は、とにかくひたすら本を読むというところがある。基本的には、バイトもするつもりだし、そのまま正社員とかになれるなら望外の喜びなわけだが、とりあえずバイトはせねばなるまい。が、どこでするかが問題である。実家だとなんだかんだ両親はうるさいだろうし。沖縄は本がすぐに届くわけではないので、厳しい。いまのところにはいたくないし、となれば、京都あたりでバイトしつつ本を読むという話になるか。ぐぬぬ。でも、京都って暑くて寒いから、何もいいことないんだよなぁ。

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