第24頁目 

「そ、そうよね美夢。きっと身近に居るのに違いないわよね。

 美夢、早く捜索を続行して。

 そして、それらしき人物を人工衛星からスキャンしたら、人物の転生を分析した上で、電波で催眠術をかけて。

 又その時は、わたしに報告してから連れて来て・・・

 ・・・早くしてよ!残り日数があまりないんだからね!」

「はい、かしこまりました瑞穂(ご主人)様。

 分析には多少時間がかかりますが、一層の努力をし、ご期待に答えれるようにガンバリます」

 美夢は、いきなり元気を取り戻した瑞穂に顔を引きつらせながら愛想笑いを見せる。

 瑞穂は美夢に元気づけられた事で嬉しくなり、モニターに向かって手を振りながら笑顔する。

「ありがとう美夢。期待しているわ^^」

 瑞穂がモニターのスイッチに手を延ばしオフにしようとした時、美夢の目に缶ビールが目にとまった。

「瑞穂(ご主人)様。またビールを飲んでいらっしゃるのですか?今に身体(からだ)壊しますよ。

 あまりにもビールの飲み過ぎです。身体(からだ)に毒ですよ。

 それにまだ、JKなのですから・・・」

「美夢。心配してくれてありがとう。

 でも、わたしの身体(からだ)の事は、心配御無用よ。ちゃんと考えて飲んでるから^^」

 瑞穂はニッコリしながらモニターのスイッチをオフにすると、残りのビールを喉に流し込む。

「・・・美夢が心配してくれるのは嬉しいけど、わたしは、身体(からだ)も飲酒も大丈夫よ。『 JK 』と言っても、わたしは、『 二十歳(はたち) 』になったばかりなんだから・・・」

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