あなたは一人ぼっちなのか?
当然ながら、犬は口をきくことができません。飼い主は、獣医師が提案した治療法の中なら、自分の愛犬に良かれと思われる方法を1つだけ選んで、その成果に掛けることになります。
犬を飼った瞬間から飼い主が負っている愛犬の命を預かるという、責務の重みを、このときほど実感することはないでしょう。
「自分の判断と選択が誤っていれば、愛犬の命を奪うかもしれない」
そのとてつもない重圧が、飼い主の家族の心に重くのし掛かります。
そして飼い主は、孤独感にさいなまれます。
その事実を実感させられるのが、”愛犬闘病ブログ”です。
数あるブログの中には、この”愛犬闘病ブログ”というカテゴリーが存在します。言うまでもなく、自分の愛犬が闘病をするさまを綴ったものです。
8.3世帯に1世帯が犬を飼うということは、8.3世帯に1世帯がいつかは、愛犬の闘病に立ち会うことを意味します。1つのカテゴリーが生まれるのも当然と言えます。
”愛犬闘病ブログ”の内容に触れる前に、まずはそのブログの登録数を使って、世に中にどれくらの飼い主が、愛犬の病気に立ち向かっているのかを推定してましょう。
参考になるのは、ブログのランキングサイトです。
ここには数多くのブログが登録されており、数千のカテゴリー分けがされています。人気順にランキングされているので、目的のブログを見つけるためには便利なサイトです。
犬のカテゴリーでの登録数が多いのが、にほんブログ村 の56,101サイト。
その中から犬の闘病に関連があるものを、多い順に抜き出してみると、犬 闘病生活 344サイト、犬 思い出・ペットロス 218サイト、犬 健康 204サイト、犬 介護 93サイト、犬 闘病記(永眠)45サイト、犬 闘病生活(がん)24サイト、アレルギー犬 19サイト、犬 闘病生活(リンパ腫・肉腫)10サイト、犬 リハビリ 3サイト。
実に1325サイト。犬関連のブログ全体の2.26%が、犬の病気(死を含む)と健康について語っていることになります。
ランキングサイトに登録していないブログは、少なくともその数倍はあるはずなので、恐らくは数千の”愛犬闘病ブログ”があるものと推定されます。
即ちこれは、ブログを書いてまで情報を発信する、または得ようとする前向きな飼い主がそれと同数いるということです。
少々乱暴ですが、前述の日本ブログ村に於ける2.26%の割合を、犬の全登録数に6,737,992頭に掛けると、全国で約159,000頭の犬たちが、深刻な病気を抱えている可能性が浮かび上がってきます。
そしてこの数字は、全国の動物病院数11,259施設(出典:平成27年飼育動物診療施設の開設届出状況 )から考えても、妥当なように思えます。
愛犬の闘病に際し、飼い主に襲い掛かる孤独感。
しかし、実数としては思った以上に多くの方々が、同時に同じ悩みを抱えているわけです。
あなたは一人ぼっちなどではないのです。
参考サイト:日本ブログ村 http://dog.blogmura.com/
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