遺跡探訪 ~トーブとエヴァ~
森の騒動から、一夜明けて戻ってきたワシ達。
今回のこの心霊や腐乱死体の発生は、表向きは異常発生ということで処理された。
それで納得する者も多数いたが、少し考えたり、魔物のことについて少し、知識がある者が考えると、腑に落ちない点が目立った。
かくいうワシもその一人だ。
あのような森の中に発声する魔物ではないし、数が多すぎる。
普通に考えておかしなことばかりだ。
そして、首なし騎士の登場。
こんな街に近い森で出現することはまずないと考えていい。
あんなのが、街に近い森を徘徊していたら、フォルセルの中央から、何かしら指示がだされているはずだ。
後日、シルトの街から正式に、森の調査の依頼書がフォルセルの中央に提出された。
あまりに異常発生で処理はお粗末だからだ。
「首なし以上にあの少年か」
冷めた瞳に狂気じみた性格、その上あれは。
ワシは、あの少年と拳を合わせた時を思い出していた。
僅かにだが、まだ少しその感触が残っているように思える。
昨日、拳を交えて感じたのは、気だったはずだ。
だからあの少年も、ワシと拳を交えて、普段とは異なるものを感じて退いたのではないだろうか。
寝床に寝転びながら、考える。
気を使うには、それを教えた師がどこかにいるはずだ。
そして、あの少年もワシと同じく一族の血を引いていなければ使えない。
ワシのこの生まれ変わりは別の件じゃが。
それともあの少年もワシと同じ生まれ変わって、ああなのであろうか。
となるとかつての同門という可能性もある。
テンカイ。
あやつももし生まれ変わっているのであれば、今頃。
ワシにいとも簡単に瀕死の傷を与えた男の名前。
そして倒さなければならない男の名前だ。
このワシがリリス族に生まれ変わったのも、奴が関係している可能性がある。
考えれば考えるほど、珍しく追い求めている答えが掴めそうになかった。
ふぅと思い、重いため息を出した。
外の様子をたまたま眺めた。外はポツポツと雨が落ち始めている。
天から注がれる水しぶきが大地をしっとりと染めていく。
今日は、エヴァも珍しくきていない。昨日の冒険の疲れもあるだろうし、何より、ワシに会いづらいのかもしれない。
「さっきのトーブは、トーブなんだけどトーブじゃないみたい。怖いトーブ。いつものトーブに戻って」
昨日、言われた言葉だ。
そんなに、ワシはいつもと違っていたであろうか。
思い返してみても、特にいつもと変わったとは思えない。
しかし、あの長年、連れ添ってきたエヴァがそういうのなら、何かが違ったのかもな。
自分では気がつかない何かが。
じゃが、もし怖いトーブと感じたのが、本当のワシなら、エヴァはどう思うのであろうか。
外の天候と同じようにすっきりしない心の中。
ワシはゆっくりと瞳を閉じた。もう一度、あの森に行ってみよう。
可能性は低いが、何かつかめるかもしれない。そんな想いを胸に秘め、ワシは眠りに付いた。
次の日の早朝、両親ともしかしたら来るであろうエヴァに置き手紙をして、着替えてからワシは愛斧を持ち、家を出た。
斧は昨日壊れたものとは別のものだ。
置き手紙の内容はマンダリンを利用させてもらった。訓練が長引くと。
雨は止み、木の葉の上に水滴が滴る中、ワシは駆け足で目的地の森へと向かう。
まだ早朝なため、シルトの街には、まばらにしか人は見当たらない。
シルトの街の南口から出て、ワシは森の中に入った。
すたすたと森の中を、リリス族の子供が歩いていくほうが不気味と言えばそうなるが。
大体、昨日あの少年や首なし騎士と闘った辺りにさしかかった。特に何も見当たらないが、周囲を見渡す。昨日のようなあのおどろおどろしい雰囲気も欠片もない。
ふむ……無駄骨だったかのぅ。
ワシは、少し何か前に進めるような手がかりがあると期待していたが、当てが外れたことを少し悔やむ。
あぁ。
思い出したかのように、ワシは森の奥を見た。
昨日、エヴァたちと一緒に行った冒険は途中で引き返していた。
目的をそもそも達成していないのだ。
昨日、途中で引き返したエヴァの判断は正しかった。
行ってみるか。
昨日行くことが出来なかった森の奥の続き。
今であれば、ワシ一人なので、多少の無理は出来る。
ワシ達を待っていたのは、果たして何だったのであろうか。
エヴァには悪いが、ワシは森の奥へと進んだ。
森の木の匂いが香る。日光もそれほど入ってこない。
この道も始めは人が使用していたのであろう木々の生えていない砂地の道から、いつしかワシの膝下くらいまでの草が生えている道に変わっていった。
ある程度歩くと、目的の場所に到着した。
森に生えている木々達が日光を遮断するように、覆いかぶさるように、生えている。
遺跡か。
ワシの目に写ったのは、このどんよりとした森の中に、ぽつんと存在がそこにないような感じの遺跡だった。
気味悪がって、あまり、人も来ないのであろう。道も手入れされておらず、遺跡も見た感じはぼろぼろだ。
外壁の煉瓦もところどころが剥げ落ち、風化している。
さて、入ってみようかの。
とその前に、
「おるのは分かっておる。早く出てくるんじゃな」
ワシは誰かに話しかけるわけでもなく、この一帯全面に聞こえるように言った。
しかし、周囲はワシの声が響いただけで、何も変化はない。
「もう一度だけ言うぞ。早く出てきなさい」
さっきより少し、優しく声をかけると後方から、音がした。
草木をパキパキと踏みしめる音が聞こえて、そこからよく見知った顔が出てきた。
「ごめん、黙ってついてきて」
そう言い放ったのはエヴァだった。ズーンの背中から降りてから、彼女は言った。
ズーンもそんな元気の無さそうなエヴァを見て、少ししょんぼりとしている。
「エヴァ。こっそり付いてこなくても、始めからついてくればよいものを。仕方がないのぅ」
ワシは遺跡に潜るのを断念することにする。
「そこにあるのは?」
エヴァが遺跡を指して、聞いてくる。
「うむ、どうやら昔の遺跡のようじゃ。昨日の冒険はここまでで終わりだったようじゃの。まぁ、皆の雰囲気と体力的に、昨日のエヴァの判断は正しかったということよ」
ワシは、後ろからこちらに向かってくる一人と一匹を迎い入れた。
昨日言われたことを思い出したが、気にせず、ワシは話を続ける。エヴァも別に、特に気にしている素振りはない。いつもと変わらない感じだ。
「大分、ぼろぼろね。この遺跡で何が行われていたのかしら?」
「分からん。少なくともワシ達が生まれる何十年も前の代物じゃろうて」
ワシは、エヴァの問いかけに、遺跡の入口の石柱を触る。ぱらぱらと表面が風化して、粉状となって落ちる。
「何にせよ、帰るとするかのぅ。エヴァ、ズーン戻ろう」
ワシが、そう声がけした時だった。
「ガルルルルルルルッ!!」
ズーンがいきなり、唸り声を上げ始めた。
その視線の先は、遺跡の中に向けられている。
これは……いかん!
「エ……」
ワシが、エヴァの名前を呼び、感情が高ぶっているズーンを落ち着かせるように、頼もうとした矢先だった。
「ガウウウウウンッ!」
ズーンが咆哮し、遺跡の中に入っていった。
「えっ、ちょっとズーン待ちなさいよ!」
エヴァが、ズーンの後を追い、遺跡の中に入っていく。
するとすぐにエヴァの叫び声が聞こえた。一帯何が起こったのじゃ。
「エヴァ!? 何があったのじゃ?」
ワシはすぐに、エヴァの後を追い、遺跡の入口から中に入った。
入った途端、ワシは急に身体のバランスを崩した。前のめりにつんのめる感じで、ごろごろとまくれていく。
ごつごつとこの遺跡の床にぶつかり、体中が痛い。
エヴァの叫び声の正体はこれか。
確かにこれならエヴァでなくとも叫び声をあげるな。
ワシも久々に驚いたわ。
遺跡の入口が暗がりで見えなくて、急な平面の下り坂道になっていたのだ。
ズーンは何に対して、唸り声を上げていたのか、分からないがエヴァが驚いたのは、この下り坂だ。
「ぬう……」
どうやら落ちるところまで落ちたようだ。
体中が痛い。傷らしい傷はないのは、この落ちた地面に柔らかい砂が山盛りになっているからだ。
それがなければ今頃は固いこの地面を形成している煉瓦に叩きつけられていただろう。
隣にはエヴァが仰向けで倒れている。
「エヴァ、エヴァ」
ワシは声がけをする。
しかし、反応がない。
少し気になり、さらに声がけをする。
「エヴァ、大丈夫か? 大丈夫なら何かしら反応してくれい」
さっきより大きめの声で聞いてみる。
すると、
「いったぁ~、もうなんなのよ」
お尻を強く打ったのか、しきりにお尻を気にしている。
ほっ、よかったわ。
ワシは胸をなでおろした。
「どうやらワシ達は落ちてしまったようじゃな」
ワシが上の落ちてきた穴を指差した。
エヴァは、指の方向を見ると、
「あんな高さから……怪我しなくてよかった」
怪我の心配をエヴァはしている。
しかし、それ以上に遺跡の中に、ズーンの予想外の行動とは言え、落ちてしまった。
ここからどう脱出するかのほうが肝心だ。
遺跡は何箇所か踏破してきたが、中々骨が折れた記憶がある。
さらにエヴァが一緒で、ズーンも連れ帰るとなると、難易度は跳ね上がる。
だが、落ちたことを知っている者もいない以上、こっちのあるだけの戦力で戦わなければならない。
唯一の救いは、そう最果ての地にある遺跡のように、難易度自体は高そうではないということだ。
行きにくい場所にあるほど、遺跡の難易度は高くなる。
ここは、一般的に成人の大人であれば誰でもこれそうな感じなので、難易度は低いと思われる。あくまでも、ワシの今までの経験からの判断ではあるが。
「ズーンは?」
ワシはここにいない
エヴァは首を横にふる。
「私がここに落ちた時にはいなかったわ。一帯どこに行ったんだろう……」
エヴァが心配そうな表情をする。
ズーンを探しながらの脱出劇か。
中々じゃのう。
じゃが見捨てていくことは、絶対に出来ん。
「近場からズーンを探しつつ、ここの遺跡の出口を探そう」
ワシはエヴァにそう提案する。エヴァもこくりとうなずいた。
「あと遺跡内は魔物でいっぱいじゃ。ワシの指示通りに頼む。無駄と無茶はいかん。体力をいたずらに消費するだけだからの」
エヴァがワシの言葉にうなずく。
「わかったわ、でもズーンのこともお願い。あの子、一人だと絶対怯えていると思うの」
エヴァは自分の心配より、ズーンの心配をしている。自分より他者。この娘は本当に優しい娘じゃ。
「もちろんじゃ。ズーンもワシの大事な友人じゃ。決して見殺しなんかしない。じゃが、それはエヴァも同様じゃ。じゃからエヴァもズーンが心配だとは思うが、まずは自分じゃ」
諭すようにエヴァに言った。
自分のことよりも他者を気にするエヴァのことであるから、何度言ってもいいくらいだ。
「うん、うまいこと早くズーンが見つかればいいんだけど」
きっと下唇を軽く噛み、エヴァは難しい表情をしている。
「大丈夫じゃ、きっと見つかる。あの利口なズーンのことじゃから、もう入口まで戻っておるかもしれんぞ。もしくは遺跡内部で出会うかもな。熊は鼻が利くからのぅ」
実際にワシ達の想像を遥かに凌駕する嗅覚を。熊は要している。優れているのは、身体面だけではないのだ。
「そうね。確かに私が餌を持って行くと、いつも姿を見せる前から、入口の前にいるし」
エヴァはそう言うが、それは少し違う気がする。
まぁ、少し心が和んだ。
「それじゃ、行こうかの」
ワシは、背中に背負っている斧に手を伸ばし、両手に持ち替えた。
遺跡内部は石畳だ。
歩くたびにカツンカツンという独特の音が鳴る。
「あれは!?」
ワシは前方で動めくものを目視した。
誰かいる。
数は三人。
その場にうずくまっているようで、動こうとしない。茶色い外套のようなものを着ている。
「トーブ」
エヴァが心配そうに声をかけてくる。
ぴくっ。
ワシを呼ぶエヴァの声に、その目の前の三人の動きが止まる。
やっぱのぅ。
「エヴァ、後方に下がり、状況次第で援護を頼む。今回は必要ないがな!!」
前方の三人がこちらを向いた。
人間ではないな。
死霊に死してもなお弄ばれている骨の固まりか。
目の前にいる
三体のうち二体はその一撃で粉微塵になったが、最後の一体が運良く、生き残った。
後方に下がり、何かぶつぶつと唱えている。
すると詠唱が終わり、杖らしきものを地面に打ち付けると、小さな魔法陣のようなものが石畳の上にぼんやりと浮かび上がってきた。
ぬかったわ、初撃で三体まとめて倒しておけばよかった。
ワシは、小さな魔法陣から出てくる低級の悪魔を見て、内心でそう思った。
まぁ、召喚したところでワシにとっては無意味なことよ。
出現したと同時に、悪魔の脳天をかち割る。
断末魔の叫び声が聞こえ、そのままワシは石畳の上に打ち付けた。
悪魔の身体から黒い煙のようなものが現れ、その場から存在が消滅していく。
間髪入れずに、召喚者の骸骨に一撃お見舞いする。気の一撃が骸骨を粉々に粉砕する。
「骸骨? なんで骸骨が動いているの?」
エヴァがワシに聞いてきた。
「わからん。骨の髄まで、心霊に取り憑かれてしまったのか。何かに操られてしまっているのか分からんが。奴らは恐れを知らずに向かってくる。厄介な相手だ」
ワシも詳しくは分からない。
「急ごう。ここで止まっていても意味は無いからのぅ」
ワシは促す。
召喚か。
される前に倒してしまうのが吉。
石畳の通路を骸骨たちを蹴散らしながら進むと、少し開けた場所に出た。
少しは出口に近づいているのであろうか。さっぱり分からない。
こういうときにバストゥルクがいると非常に助かったのを覚えている。
彼の嗅覚を信じ、何度助けられたことか。今頃、奴はなにをしておるのじゃろう。
奴のことじゃから、未だに現役を続けておるような気がする。奴に預けたヴァンのことも気になる。
いかん、今は脱出することを考えねば。脱線した考えを元に戻す。
嗅覚か。
ズーンを見つけて、何とかうまく出来ないものか。
彼の嗅覚だって、バストゥルクに引けをとらないはずだ。
「敵がいっぱいいるわ。それにどれも強そう……」
ワシ達の視線の先には、甲冑を着た
自分達の守備する範囲をぐるぐる周り、侵入者が訪れたら襲う流れのようだ。
「昨日の相手に比べたら、大した相手ではないじゃろう。さてワシが倒してくるから、エヴァは合図をしたら、こっちに来るんじゃぞ」
ワシはそう言い、ゆっくりと死霊騎士の元に向かう。気づかれないように、慎重に。近づくと意外とでかいなと感じてしまった。それは自分が身長が縮んだのが原因だ。さび付いた甲冑に剣と盾と、如何にもな出で立ちをしている。甲冑の中身からは生気は感じられない。
「トーブ、昨日は……」
エヴァが後方で何か言いたげだった。
ワシは片手を上げて、敢えて声に出さずに答える。
死霊騎士が動いた。
ワシの存在に気が付き、瞬時に向かってくる。
ボロボロに錆びた槍を構え、一気に投擲してきた。
投げる?
なら自分の獲物は何で来るつもりじゃ。
身体を横に動かし、最小限の動きで避けたワシに死霊騎士はただ向かってくる。
一体何をしてくるつもりじゃ。
獲物も投げ捨て、まさか素手でやり合うつもりか。
しかし、死霊騎士は速度を緩めずに、こちらに向かってくる。
ワシの目前まで、死霊騎士が迫った。
しかし攻撃を行う動作をすることもなく、ただただ向かってくる。
「!?」
そうか!
ワシは気を使用し、後方に可能な限り素早く、飛び退いた。
するとワシの目の前で死霊騎士が爆発した。
激しい爆炎が迫るが、ワシは予め、後方に飛んでいたので、煙は少し吸ったが、直撃せずに済んだ。
自分の生命なぞ顧みずか。
久々に危なかった。
奴の兜の中からおかしな煙が一瞬出なければやばかった。
「トーブ!」
エヴァから悲痛な声が上げられたが、ワシが煙の中から出てきたのを確認すると、安堵したような表情をしている。
「まさか爆発してくるとは!? ワシの知っている死霊騎士とは攻撃の動作がまるで異なっておる。これは一体どういうことじゃ……」
ぬぐい切れない恐怖感をワシは感じてしまう。
さて、じゃあ残りの全部もうまく爆発するように、誘導して終わらすかのぅ。
死霊騎士の側まで近づき、爆発するように促し、高速移動で離脱する。
これを繰り返し、適切に処理していく。
中にはまともに戦闘を挑んでくるのもいたので、ワシは受けて立つ。
爆発なんかよりもこっちのほうが随分潔いわ。
「終わったぞ、エヴァ行こう」
ワシは合図を出し、エヴァを呼んだ。
エヴァがワシの方に走って向かってくる。二人で大広間を何とか突破する。
「変な敵だったわね。何か見た目と攻撃方法が全然違うんだもん。何だか別の何かに操られてるみたい」
確かに死霊騎士が、爆発を試みるという攻撃動作は今まで見たことがない。
この森といい、遺跡といい、作為的な感じが拭いきれない。
一体何故?
試している?
一体誰を?
この遺跡を訪れた者をか!?
すっきりしない、またこのワシ達の知らないところで誰かがほくそ笑んでいる。
ワシはそれが非常に不快だった。
「ーブ、トーブ」
エヴァの声で、考え事からワシは開放された。
「何じゃ?」
目の前でうずくまりながら、エヴァはワシの名前を呼んでいる。
呼ばれたので、エヴァのもとに行くと、そこには何者かの糞尿があった。
それもそこそこ新しいものだ。
若干の温かみがあるようだ。
エヴァが地面に落ちている石で何回かつついてみる。
形状から、どうやら人間というよりかは獣の糞尿のようだ。
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