その21
と、ここで話が終わると綺麗に続くに行けるんだが、残念だがそうは問屋が卸さなかった。
校外、学校の寮への帰り道を歩いていると、特に我が校の学生が良く利用する笹島のセブンイレブンの前で行き会ってしまった。あいつ、コンビニ前の郵便ポストを使用してやがったから気づかなかった。
そもそも光速以上の速度で動けることもできる超弩級のトンデモ”特殊能力者”のくせに郵便を利用するなんて意味がわからなすぎる。
「よ、よぉ……」
「よぉ」
俺の挨拶に相手も戸惑いつつ返事をする。校外だと会う機会がないだけにより気まずい気がする。いつもだとガサツを絵に描いたようなくせなのに、こんな場所ではなんか冬の制服であうコート姿もあってか気持ち女の子っぽい、みたいな?
続く。
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