第5章『ミーディールの帰還 5』

 ハイプリースト級強襲用宇宙巡洋フリゲート艦“エンデュミオン”。クジラを彷彿とさせる巨大な船体、紅蓮と銀に彩られたシンボリックな外観をしたその艦は、本来U3Fの主力艦“アークビショップ”の後継艦として開発が進められていたものだ。

 しかし、建造途中だったこの艦は進水式を迎える前に突如として船渠せんきょから消失。行方知れずとなっていた同艦は裏ルートを経由してインデペンデンス・ステイトの手に渡っており、さらなる改修が施されていた。

 そのように数奇な運命を辿る宇宙戦艦は今、同盟軍の戦艦数隻を率いる大艦隊の旗艦フラグシップとして布陣の中心部を航行している。火星を飛び立ち、月へと向かう航路の途中で、彼らは『LOCAS.T.C.』の放った迎撃部隊との遭遇を果たしていた。


「正面に敵艦隊を確認! あと20秒ほどで敵の有効射程圏内に突入します!」

「よし、各艦に告ぐ! 有効射程内に敵を捕捉すると同時に一斉射撃! 砲撃開始と共にDSW機動部隊を発進させろ!」


 “エンデュミオン”ブリッジの戦闘指令所に、同盟軍の最高指揮官たる仮面の軍師・オミクロンの凛とした声が冴え渡る。彼の有無を言わせぬ語調は、大規模な艦隊戦という緊迫した状況下においてこれ以上ないほど頼りになるものであり、U3Fとインデペンデンス・ステイトの混成部隊にも関わらず高い統率力を生み出すのに一役買っていた。


「目標、有効射程内に捕捉しました!」

「全艦砲撃用意!」

「主砲、全砲門弾薬装填完了、発射準備よし! 照準よし!」

「撃ち方、始め!!」

「主砲、全砲門、撃てェーッ!!」


 同盟軍艦隊から放たれた無数ものレーザー砲の閃光が、暗黒を引き裂いて前面の敵艦隊へと突き進んでいく。幾つかは敵艦へと着弾し、艦橋窓の遥か遠くでいさりが何度か明滅した。

 同時に、こちら側へも驟雨しゅううの如き艦隊射撃が襲いかかる。ともすれば一撃で船体に穴を空けかねないほどの威力を内包したまばゆい光が、エンデュミオンのすぐ横を通り過ぎていった。


(父さん……いいや、プレジデント=ツェッペリン。これが貴方の“解答”ということですか。もし本当にそうならば、私は大いに幻滅する)


 戦場の光に照らされた鉄仮面の奥で、オミクロンは父の邪気に満ちた表情かおを敵艦隊の中に垣間見る。かねてより国連政府の尊厳と利権のために腐敗の一途を辿っていたU3Fという軍隊は、その暴力装置という忌むべき側面を『LOCAS.T.C.』との癒着によってさらに増長させ、もはや軍事力とは名ばかりの蛮族と成り果てたのだ。

 愚かな男である、とオミクロンは吐き捨てる。戦争をビジネスとしか捉えられず、利益の為だけに平気で世界を火の海に変えてしまうような人物。彼の血を引く者として、その醜悪な野望を何としても阻止せねばならない。

 それを成し遂げる為ならば、あの少年にだって利用されてやろう。


「DSWを出す! 対空迎撃を怠るなよ……!」


 ハッチが開き、リニアカタパルトから続々と味方機が射出されていく。艦から離れていく人型兵器の背中に想いを馳せた後、胸中でどこか踏ん切りをつけたオミクロンは、今はただ眼前の勝利を掴むべく部下たちに次なる指示を飛ばしていった。

 やがて先行する機動部隊が次々に交戦を開始し、静寂していた宇宙は一気に戦いの渦へと飲み込まれていく。かくして、のちの歴史上において“アーレス沖海戦”という名で語られることとなる激戦の火蓋が切って落とされた。



《敵の部隊が来るぞ! 各機、フォーメーションを組んで迎撃にあたれッ!》


 同盟軍の切り込み役たるDSW機動部隊の隊長を任せられたナナキ=バランガがそのように叫んだ刹那、編隊を組む無人兵器“アルトギア”からの一斉射撃が自分達を手厚く出迎える。ほとばしるビームカノンの重い一撃をどうにか紙一重で回避しつつも、無人機のあまりにも精度の高い射撃を目の当たりにしたデフ=ハーレイはコックピットの中で戦慄を覚えざるを得なかった。


「ハッ、流石だなオイ……気を抜いたらチビっちまいそうだ。けど、怖さ比べなら俺のキメラ・デュバルだって負けちゃいねえぜ……ッ!」


 当作戦において彼の乗機であるキメラ・デュバルは、専属メカニックであるアルテッラの提案により艦隊戦規模での戦闘を想定した重武装仕様に換装がなされていた。片腕のみだった“アイアンシザー”及び“ブレイクスルードリル”は両腕部に取り付けられ、太腿には4連装ミサイルポッド、背部には滑腔砲かっこうほう2門が新たに装備されている。敵機を執拗に追い詰めながらも膨大な量の火線を展開するその様はまさに、火炎を吐き人を襲う伝説上の怪物・キマイラに相違なかった。

 アルトギアの編隊に対し弾薬を惜しみなく撃ち放つ。しかし、“ホロウ・リアクタ”搭載機の驚異的な運動性を以ってしてアルトギアはそれらをいとも容易く掻い潜り、悔しくも致命傷を与えるにはあと一歩足りない。

 デフが苛立ちに歯噛みしていると、その熱を冷ますようにチャーリー=ベフロワの冷静な通信音声が耳に届く。


《キメラ・デュバルは援護しろ。俺が切り崩しに行く……!》

「あっ、オイ勝手に……まあいいか。たまには引き立て役に徹してやるよォ!」


 デフがミサイルを広げるようにしてばら撒き、白煙を引いて飛ぶそれらに先導されるようにファントマイルが敵陣へと突っ込んでいく。ミサイルの弾頭すらも追い越しかねないほどの速度でアルトギアの懐へと飛び込んだファントマイルは、即座にトンファーブレードを展開して横に薙いだ。

 上半身と下半身を両断されたアルトギアの一機が、キメラ・デュバルの撃った滑腔砲の追い撃ちを喰らい火の玉に飲まれていく。ファントマイルは撃墜を確認するまでもなく身を翻すと、次なる敵機に向けて再び機体を翔び立たせた。


「……ッ! チャーリー、後ろだ!」

《……!》


 デフからの指示を受けたチャーリーが咄嗟に回避運動をとる。間髪を入れずに、ビームカノンの咆哮がファントマイルのすぐ横を過ぎ去った。

 前後を二機のアルトギアに囲まれてしまい、ファントマイルがわずかにたじろぐ。肩部ビームカノンの銃口に光が集束していき、無慈悲にも引き鉄が引かれようとしていたそのとき、突如として視界の端からあかい影が飛び込んできた。


 どこからともなく投擲された実体剣がビームカノンを真横から刺し貫き、武装の損失に怯んだアルトギアの胴体部へと“クアットロ・ギロッティーナ”の刃が突き立てられる。直後、装甲の内側から破裂するような音が数度にわたって響いた。


《慈悲など与えん……こちらもな》


 ゼロ距離からマイクロ波を直接流し込まれたアルトギアが爆散する。その隙にキメラ・デュバルはもう一機のアルトギアをハンドキャノンで射抜くと、身を返して先ほど現れた味方機のほうを振り向いた。


「ヴラッドか! その様子だと、どうやら機体のほうも問題ないみたいだな!」

《ああ、お陰様でな。“ホロウ・リアクタ”なしでは不安定だったマイクロ波照射装置マグネトロン・エクスターミネーターも、今は正常に稼動している》


 立ち退いていく爆煙の中から姿を現したのは、“LDP-94 コンドルフ”だった。緊急停止を行ったことにより再稼動できなくなった“ホロウ・リアクタ”を外し、本来の動力源である核融合炉に換装したヴラッドの専用機であったが、どうやらアルテッラの宣言通り従来以上のスペックを叩き出すことに成功しているらしい。実際に換装作業を手伝ったデフとしても、この結果は喜ばしいものであった。

 そんな束の間の喜びを掻き消すように、警告音が鳴り響く。レーダーを見やると、10機近い数のアルトギアがさらに接近してきていた。


「くそっ、次から次へと湧いて出てきやがる……けどまぁ、いくらでも返り討ちにしてやるさ! 俺と、この生まれ変わったキメラ・デュバルがな!」

《スーパー……? その機体はそんな名前ではなかったと思うが》

「わかってねぇなあチャーリー、こういうのはノリが大事なんだよ! 士気を高めるのに必要なんだ!」

《フッ……ならば俺の機体も“コンドルフ・クライムエッジ”と名を改めようではないか》

「ヴラッド……お前、センスねぇな」

《なん……だと……?》

《敵機が来るぞ。気を引き締めろ……!》


 会話を打ち切り、デフ、チャーリー、ヴラッドの三人はすぐさま応戦するべくそれぞれの機体を突撃させる。


(所詮はAIだな。いくら出力が桁違いにあるからって、それに振り回されて結局は単調な動きしかできてねェ。だから、落ち着いて予測すれば簡単に──!)


 レーザーライフルを撃ちつつこちらへと接近してきたアルトギアが、トンファーブレードを抜刀しコンドルフと激しく剣戟を交わす。その背後を取るようにキメラ・デュバルを回り込ませると、デフはすかさずブレストアンカーを射出した。


(──捕らえられる!)


 命中。アンカーが突き刺さったアルトギアは、絡めとられるようにキメラ・デュバルの方へと引き寄せられていく。そして敵機の近づいてくるタイミングを完全に見切った上で、キメラ・デュバルは続けざまに“アイアンシザー”を繰り出した。


「パイロットがいなきゃ、ホロウ・リアクタ搭載機もその程度かよ……!」


 巨大な鉤爪が、アルトギアの前腕部を強引に掴んで引き寄せる。キメラ・デュバルはさらに空いているもう片方の掌から“ブレイクスルードリル”を出現させると、高速回転させたドリルの先端をアルトギアの胸部めがけて容赦なく突き立て、力任せに捻じ込んでいった。


「……ッ!!」


 装甲越しに殺気めいたものを感じ取り、全天周囲モニターの背後を見やる。トンファーブレードを構えた別のアルトギアがこちらを目掛けて突進してきており、身動きの取れないキメラ・デュバルを今にも後ろから刺し貫こうとしていた。

 だが、そのような危機的状況下においてもデフは全くといっていいほどに動揺を見せなかった。こちらのほうが僅かに反応が早かったことを頭で理解していたからである。


 キメラ・デュバルを振り向かせることなく、滑腔砲の砲門を撃つ。左右の砲門から連続して放たれた2発の弾丸はアルトギアへと立て続けに喰らい付き、木っ端微塵の鉄片へと変えていった。


「俺だって、ちったぁ腕も上がってんだ! いつまでも弱いままの俺じゃねえ……!」


 デフはブーストペダルを蹴り込むと、敵機を捉えてはレーザーライフルの射撃を掻い潜りつつも距離を詰めていき、すかさず“アイアンシザー”の鋭い刺突を叩き込んでいく。

 火花を飛び散らせ動かなくなった敵機から突き刺した前腕部を引き抜いていたそのとき、敵接近を示す警告音が再び鳴り響いた。


「くそっ、また増援かよ……ッ!」


 レーダーに視線を向ける。敵艦隊のいる方角から、さらに3機もの機影がこちらに向かってきていた。

 さらに、それだけでは終わらない。


「うぐっ……!?」


 不意に背後からの衝撃がデフを襲った。すぐに機体状況を確認すると、背部にあったうち右側の滑腔砲を被弾し破損してしまっている。

 後方から近づいてきていたアルトギアはインビジブル・コーティングを使用していたため、レーダーで捉えることが出来なかったのだ。たかが無人機に一杯食わされてしまったことをデフが悔やんでいると、スピーカーに聞き馴染みのある声が飛び込んでくる。


《後は僕に任せてくれ! デフは一度母艦に戻って、補給を受けるんだ……!》

「アレックスか! でも、俺はまだやれるぜ……!?」

《そんな状態の機体でどうしようっていうのさ! なら尚更戦っちゃ駄目だ! 君が僕を守ってくれたように、僕だって君を死なせるわけにはいかないんだ……!》


 鞭打つような力のこもった声でアレックスは言った。

 何だかんだで彼との付き合いも長いデフだからこそ断言できる。一度こうなってしまった彼は梃子てこでも動かない。そして、どこまでも青臭く頑固者なこの男にここまで身を案じてもらえることが、ただ純粋に有難かった。


「……ったく、わーったよ。その代わり、テメェも絶対死ぬなよな……!」

《ああ。デフも気をつけて……!》


 アレックスからの通信を聞き届けたデフは、母艦に向けてキメラ・デュバルを発進させる。すると向かい側から、リングブースターを背負い、黒い翼を広げた“ピージオン・ドミネーター”がやってくるのが見えた。

 すれ違う瞬間、ピージオンはマニピュレーターを器用に動かしてサムズアップをこちらにみせる。それを見てデフは苦笑しつつも、戦場へ赴むかんとする友の背中を見送った。



「エラーズ、戦況は!?」

《両軍とも膠着状態に陥っています。ですが、前衛の主力部隊の消耗も激しく、このままでは陣形を崩される危険もあります》

「そうはさせない……。守るために戦うって、決めたんだ……!」


 アレックスは勢い良く足元のペダルを踏み込み、光条のはじけた宙域へとピージオン・ドミネーターを最大加速で向かわせる。出会い頭に敵DSWが撃ってきたビームを“ドミネーターウイング”の装甲表面で受け止めると、両肩から“バルカンクー・クー”を一斉に飛び立たせた。

 ケーブルに繋がれた2基の砲台が、エラーズのコントロールを受けて宇宙を自在に飛び回る。アルトギアはすかさずこれを撃ち落そうとエネルギーライフルを乱射するが、すでに“バルカンクー・クー”は背後に回り込んでいた。

 後背からの銃撃に晒され、アルトギアはメインスラスターを損傷し激しく痙攣する。そこへピージオンは黒く禍々しい両翼を広げながら突っ込んでいき、その勢いを殺さぬままウイングの先端に備えられた“デモリッション・ネイル”を前へと突き出した。

 五本に分かれた巨大な鉤爪が、装甲を食い破り、原型を留めぬまでに引き裂いていく。高々と炎を噴き上げ始めたアルトギアから即座に離れると、ピージオンはさらにスピードを上げて先陣へと急いだ。


「ドロレスさん!」

《アレックス!?》


 敵機の編隊に圧されていたアハト・アハトを発見し、すぐに援護に向かう。アルトギアの射線に飛び込み“ドミネーターウイング”でビームを弾くと、すかさずベイオネットライフルを撃ち返した。すると程なくして、語調を荒げたドロレスの声がスピーカーから飛び込んでくる。


《なんでこんな前へ上がってきたの! 万が一その機体ピージオンがやられてしまったら、この作戦も何もかもパーになるのよ……!?》


 ドロレスの主張は確かに理に適っていた。世界を覆すほどの能力を秘めた“マスター・ピース・プログラム”を搭載したピージオンは言わば同盟軍の切り札であり、同軍にとっては最重要防衛目標である。例え他の味方が全滅しても、ピージオンだけは何としても死守せねばならないのだ。

 そんな合理性に裏打ちされたドロレスの言葉であったが、これに対しアレックスは真っ向から反論する。


前線ここを崩されたらどっちにしろ勝機はありませんよ! それに僕は、命に優先順位なんて付けたくない……! 絶対にみんなで生きて帰るんです……ッ!」

《……本ッ当、君と私はりが合わないわね。敵味方じゃなく、もっと根底的な部分でね》


 ドロレスはため息混じりに吐き捨てつつも、“ワイヤードジャベリン”を両手に構えて敵陣へと切り込んでいく。翼を羽ばたかせたピージオン・ドミネーターもそれに続いた。


「どういう意味です?」

《言葉通りよ。そんなに『ミスト・ガーデン』が恋しいの? 空気も悪いし、治安だって最悪じゃない》

「それでも、僕にとっては大事な故郷なんです。この戦いが終わったら、ドロレスさんもよければ一緒に行きませんか?」

《ハッ、口説いてるつもり? 冗談じゃないわ……!》


 アハト・アハトが大きく振りかぶり、勢いのまま“ワイヤードジャベリン”が投げ放たれる。アルトギア一機を串刺しにすると、ドロレスはそのまま機体を大きくスイングさせ、矛先に突き刺さった獲物を別のアルトギアへと力一杯にぶつけてみせた。


《兄さんが敵じゃなかった事に感謝することね。そうでなかったなら今頃、私はとっくにあんたを殺してたかもしれないもの》

「でもこれは、そのお兄さんを救い出すための戦いでもあるんです。ルーカスを助けたいなら、僕に協力してください……ッ!」

《ええ……今はそうさせてもらうわ、心底不本意だけれどね……ッ!》


 突き放すようなドロレスの態度とは裏腹に、2機のDSWは翼を並べて最前線の戦場を舞う。ピージオンのドミネーターウイングから放たれたホーミングレーザーが周囲一帯の敵たちを牽制し、アハト・アハトが突進による各個撃破にあたる。ワイヤードジャベリンの鋭い矛先をかわされれば、その隙を狙ってベイオネットライフルの刃が斬りかかった。


 彼らの健闘もあってか、戦況はいつの間にか大きく好転していた。

 ピージオンやファントマイル、コンドルフを始めとする精鋭部隊が着々と進軍していき、他の同盟軍所属DSWたちもそれに続いて敵の防衛ラインを突破していく。艦砲射撃や狙撃部隊の助力もあり、もはや軍配は同盟軍の側に上がったかのように思われた。




 が、そのような淡い希望を掻き消すように、絶望を運ぶ光が戦場に降臨する。


《高エネルギー体の発生を確認、直ちに警戒してください》


 エラーズに示された方向をアレックスは見る。

 敵艦隊の中枢。何もないその場所に、突然ベールを脱ぎ捨てるように巨大な建造物が出現し始めていた。およそにして全長150メートルはあるだろうか。白いはすつぼみを連想させる形状のそれは、花弁状の装甲板を滑らかな動作で展開させると、中から太く長い砲身を迫り出した。


(マズい……あれは……!)


 アレックスの直感が赤信号を鳴らす。だが、そう思った時にはもう遅かった。

 長い眠りから覚めた竜の喉奥から、炎の灯りが徐々に溢れ出す。やがて光が臨界にまで達した刹那、命をく奔流が宇宙をほとばしった。

 



 戦略級反物質粒子破砕砲ホロウ・ブラスト“ピースメーカー”。


 電子迷彩インビジブルコーティングの施された装甲を天使の羽のように神々しいパールホワイトに彩られたそれは、『LOCAS.T.C.』の創り出した至高のであり、王に叛逆する志士たちに対する“返答”でもあった。

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