ミーディールの帰還

第1章『ミーディールの帰還 1』

「僕は、『マスター・ピース・プログラム』を使います。無人兵器による侵略なんて、人が人にしていい行為じゃないんだ。そんな非道を食い止める手段がMPPしかないというのなら……これ以上、無益な血を流さない為にも……!」


 オミクロンへと手を差し伸べながら、アレックスは挑むように告げた。

 しかしオミクロンは暫く考えた後、その手を取ることはせずに首を横に振る。


「残念だが、今の君に『マスター・ピース・プログラム』を使うことはできない」


 侮蔑の意図などは一切なく、あくまで冷静かつ客観的な視点からオミクロンはそのように事実を述べた。彼は仮面の顎を撫でつつも、低く押し殺したような声音で続ける。


「より正確には、プログラムの発動権を持っていないと言うべきだな。確かに君は生体認証によりピージオンに乗れる唯一の人物として登録されているが、その権限は決して完全なものではない。そして、搭乗者である君よりも上位の権限を握る存在こそが──」

「──“フリーズ”、ですか」


 アレックスが神妙な表情で呟くと、オミクロンは『そうだ』と小さく頷いた。

 メインAIの“エラーズ”とは異なる、ピージオンに秘められたもう一つの顔。それこそが、世界を凍てつかせるほどの無慈悲と冷徹を纏う完全自律の独立型AI“フリーズ”だ。かつてその能力を存分に振るうことで世界を恐怖に陥れようとした死神を思いだし、アレックスはつい戦慄を覚えてしまう。

 手足の震えを抑えきれない様子の彼を一瞥しつつ、オミクロンは話を再開する。


「察しの通り、MPPを発動する為にはフリーズの持つ権限が必要条件となっている。しかし、搭乗者支援を目的としたエラーズと違い、あくまでプログラムの制御と保全を司る為だけに生み出されたフリーズは、例え誰であろうと……如何なる命令をも受け付けない」

「仮マスターでしかない僕は、機体側フリーズに認められていない……ということですか」

「どちらかと言えば、“機体側が認める術を持ち合わせていない”と言った方が適切だ。計画の要でもあったMPPは、それだけにプロテクトも厳重なものでなければならなかったのでな。そして、計画の最終段階でフリーズは自らMPPの発動を停止させると、計画の遂行という使命を放棄したまま電子回路の奥へと引っ込んでしまった」


 その一部始終については、当事者であったアレックスも鮮明に覚えている。約3ヶ月前のアステロイドベルトで起こった戦闘にて、フリーズは『マスター・ピース・プログラム』を覚醒させ、ルーカスの企てていた計画を実行に移そうとしていた。

 だが、結果として“全世界に現存するユナイテッド・フォーミュラの掌握”というプロセスは遂行されることなく、オミクロンの言及したようにフリーズは二度と姿を現さなくなってしまう。その後もアレックスは何度か接触を試みたりもしたが、結局のところ実を結ぶことはできなかった。


「要するに、MPPの発動権は未だにフリーズが抱えたまま眠っていて、目覚めさせることは僕にも出来ないと……そういう事ですか」

「そうだ。だがもう一人、ピージオンに搭載されたMPPの使用資格を有する人物がいる」


 数拍を置いて、オミクロンはその名を口にする。


「ルーカス=ツェッペリンJr.。私の半身でもある彼こそが、ピージオンの正式なマスター権限を持つ世界でただ一人の人間だ」


 その者の名前を耳にした途端、アレックスは目をわずかに細める。

 かつて世界を恐怖の渦に陥れる事で、恒久的な平和を実現させようとした男。

 アレックスは彼の唱えた平和への道筋を間違いであると説き伏せ、これを否定した。


「でも、待ってください。ルーカスがマスターであるのなら、彼と同じ人格を持つ貴方も同じようにフリーズを呼び覚ます事が出来るんじゃないですか……?」

「残念ながら、人造人間アンドロイドである私は権限を持ち合わせていない。生身の人間と違い、外部の者からハッキングや解析をされてしまう可能性も捨てきれなかったのでな。よって、正式なマスター権限を持つのはルーカス一人だけだ」


 『そもそもマスター権限というのも、フリーズが計画遂行に失敗した時のための保険のようなものだったのだがな』とオミクロンは付け加えた。MPPを実際に行使する役目は全てフリーズが担っていたこともあり、本来の筋書き通りであれば、ピージオンの搭乗者は例え誰になろうとあまり関係はないと判断されていたのだろう。ある意味でこの状況は、ルーカスの書いたシナリオを狂わせた元凶イレギュラーたるアレックスが作り出したのだとも言えた。

 開示された情報を頭の中で整理しつつ、アレックスは確認の意味を込めてオミクロンへと問い質す。


「ということはつまり、MPPを発動させる為にはルーカス=ツェッペリンJr.に直接協力を仰ぐしかない……と」

「そうする他にないだろうな。だが、しかし……」


 オミクロンは身に纏ったコートを翻すと、こちらに背を向けて頭上を見上げる。仮面の奥にある瞳が天井を仰ぐその姿は、どこか寂しさを感じさせるものだった。


「遺憾ながら、そのルーカスの所在を掴めていないというのが今の偽らざる状況だ。数日前から定時連絡は途絶え、こちらからの呼び掛けにも全く応じる気配がない。考えたくはないが、彼はもう『LOCAS.T.C.』の連中に……」


 『既に処理ころされている』。

 オミクロンがそう言葉を紡ごうとした、その時である。


「あの人なら生きていますよ」


 不意に部屋のドアロックが開け放たれる音とともに、突如として現れた第三者は短く会釈をすると、アレックスとオミクロンの側まで軽い足取りで近付いてきた。


「お久しぶりです、ルーカス。おっと失礼、の貴方と逢うのはこれが初めてでしたね」


 そう言いながら男は形の綺麗なお辞儀をしてみせる。

 着崩した軍服や無造作に跳ねた赤毛から一見すると陽気そうな好青年ではあったが、その細かな所作の一つ一つはため息が出るほどに美しく洗練されている。服装から判断するにU3Fの兵士だとは思われるが、同軍人に有りがちな堅苦しさのようなものは一切感じられなかった。


「オミクロン、彼は……?」


 どこか飄々として掴み所のない青年を目の当たりにするなり、アレックスは戸惑いつつも訊ねた。オミクロンはどうやら彼の正体を知っているようであり、アイコンタクトで了承を得たうえで紹介をする。


「ジグ=ジールベルン。私とルーカスが企てた“計画”の協力者で、U3Fに諜報員として潜入させていた」

「えっ……この人が、スパイ……?」


 とてもそのようには見えず、アレックスはつい声に出して驚いてしまう。その反応が可笑しかったのか、ジグと呼ばれた青年はケタケタと笑いつつ、アレックスの肩をポンと叩いた。


「よっ、ピージオンの若きパイロット。お前のことも色々と聞いてるぜい。なるほど、写真で見たよりはイイ男じゃないか」

「ど、どうも……」


 とても初対面の人……それも軍人だとは思えないほどフレンドリーに接され、アレックスは戸惑いのあまり生返事をしてしまった。

 ジグの紹介も終えたことで、オミクロンは再び話を戻す。


「それで、ルーカスが生きているというのは本当なのか?」

「はい。あの方はU3Fのクーデター関係者によって身柄を拘束され、現在は月面の本社ビル内に幽閉されています」

「やはりそうか……。だが、安否がわかっただけでも大きな収穫としよう。ご苦労だった、ジグ」


 労いの言葉をかけられ、ジグは『ありがとうございます』と口元を綻ばせた。


「現状を纏めるとこうだ。事態を終息させる為のチカラ……『マスター・ピース・プログラム』。その発動権はフリーズが握っており、それを呼び覚ます為には機体の正規マスター権限を保有するルーカスの存在が不可欠だ。だが、彼は『LOCAS.T.C.』の決起兵たちによって月面都市に囚われてしまっている」


 MPPさえこちらの手中に収めることができれば、敵戦力の大多数を占める無人兵器の制御権を奪うことができ、騒動の元凶でもある『LOCAS.T.C.』を一気に無力化することも可能である。ともすればあまりにも一方的とすら言えるこの侵略行為に、終止符を打つことができるのだ。


「すなわち、月にいるルーカス=ツェッペリンJr.の身柄を無事に保護すること。それが今の我々に課せられた最重要課題であり、この戦いを終わらせる為の鍵……ということになる」

(戦いを……終わらせられる鍵)


 それは、アレックスにとっても考え得る最良の選択であり、ピージオンを持つ者として目指さなければならない終着点でもあった。何より、この方法ならば無駄な犠牲を出すことなく事態を治められる。

 しかし、これはあまりにも無謀な賭けであるということもまた否定できない事実であり、ジグはへり下りつつも異論を唱える。


「御言葉ですが、オミクロン総帥。今やU3Fの大部分は『LOCAS.T.C.』によって掌握され、当然ながら本拠地である月には大量のDSWが構えています。さらにこちら側の戦力はクリュセでの戦闘で両軍ともかなり消耗してしまっている。アレックスの健闘で被害はある程度抑えられたとはいえ、それでも……」


 ジグは続けようするも、直後にオミクロンが口を挟んだことにより会話を遮られる。


「奴らと渡り合うには戦力が心許ないと言いたいのだろう? 無論、それは承知している」

「ほう……まるで何か策があるかのような口振りですが」


 まるで上官を試すかのように不敵な笑みをジグが浮かべると、オミクロンは『当然だ』と言わんばかりに仮面の眼差しをアレックス達へと注ぐ。

 彼の自信に満ち溢れたその様は、まさしくインデペンデンス・ステイトという大組織をたった一人で纏め上げた軍師の貫禄を漂わせていた。



✴︎



「先日の戦闘での戦死者数が出た。U3Fが343人、インデペンデンス・ステイトは255人……だそうだ」


 夕焼け空の下。

 マリネリス階層都市郊外の舗装されていない大地を走行する二人乗りジープの助手席で、マーク=ジェイコフはタブレット端末に表示された数字を隣の運転手にも聞こえるように読み上げた。


「そうか……」


 ハンドルを切るチャーリー=ベフロワはそれを聞くと、神妙な面持ちで目を細める。仲間の死は決してこれが初めてではない──寧ろ、常に死と隣り合わせの戦場で生きてきた彼であったが、それでも仲間たちの戦死の報せが耳に入れば、胸を締め付けられるように心が痛んだ。

 程なくしてジープは目的地へ辿り着くと、二人は車両から降りて柵に囲まれた敷地内へと入っていく。敷き詰められた人工芝の上に石造りの慰霊碑が立ち並んだその場所は、かつての火星解放戦線で亡くなった者たちの魂が眠る霊園だった。

 綺麗に整備された道を歩きながら、ぼんやりと辺りを見渡していたマークは言う。


「実はよ、ここに来るのは初めてなんだ」

「……? ここにはあんたの家族も眠っていると聞いたが」


 隣を歩くチャーリーは不思議そうに訊くと、マークは力ない笑みを浮かべて答える。


「墓標ってのは、死んじまった奴のことを想い出す為の場所だろう? だから一度でも墓参りしちまうと、U3Fに殺された親父や御袋……ルシアのことも、過去にしちまうような気がして……それが嫌で、今まで足を運べなかった」

「だが、あんたは今日ここへ来ている」

「……仇打ちをしてやりたかった。それを成し遂げれば、天国にいるあいつらへの手向けにもなるんだと……それを成し遂げられないうちは、あいつらに顔向けなんて出来ないと、そう思っていた」


 今にも触れれば崩れてしまいそうな辛い面持ちで、マークは続ける。


「けどよ……あんなにも憎かったU3Fの野郎どもと同じことを自分がしていると気付いた途端、何もかもが馬鹿らしくなった。俺がなりたかったのは悪魔なんかじゃない……それなのに復讐心という名の独善が、俺自身を“見えざる死神”へと変えていたのさ。見ず知らずの他人までも自分の過去へと引き摺り込む、正真正銘の死神にな」


 と、そこで話は一旦止まり、ある慰霊碑の前でマークが足を止めた。

 その黒い石碑には、1年前にクリュセで焼き払われた多くの民間人たちの名前が刻まれている。マークの両親や恋人の名もそこにはあった。

 彼はひざまずいて手に持っていた花束をそっと墓前に添えると、被っていたニット帽を脱ぎ、額から胸の上にかけて十字を切る。


「もう、憎しみで引き鉄を引くのは終いだ。俺は今を生きている仲間や部下たちの未来を守るために戦う。墓標かこと向き合うのは、俺なりのケジメだ」


 チャーリーが見守る中、マークはしばらく慰霊碑に向かって思い出話や近況などを語らう。やがて全てを語り終えたのか、彼は立ち上がるとチャーリーを連れて再び歩き始めた。


「さて、次はのところに……ん? 誰かいるのか?」


 マークの部下が眠る墓石の前に、彼の見知らぬ人物が屈んで祈りを捧げていた。ちょうどチャーリーと同じくらいの年齢だろうか。マークがそのように考えを張り巡らせながら立ち尽くしていると、意外にもチャーリーがその人物へと歩み寄り、背後から声をかけた。


「来ていたのか。


 その名をチャーリーが口にした瞬間、マークは瞬時にそれが何を意味しているのか理解できなかった。だがすぐに、その人物と自分に浅からぬ因縁があるのだということに気付く。


 U3Fの吸血鬼。

 赤い鳥足のDSW“コンドルフ”を駆るエースパイロット。

 大切な部下であり戦友であったジキルとロマリオの両名を、死へと追いやった張本人。

 その仇がいま、マークの目の前にいる。


「その声、チャーリー=ベフロワか……?」


 黒いウェーブヘアーを靡かせながら肩越しに振り向いたのは、血のように赤い瞳を持つ少年。ともすれば少女のようにも見えるあどけない顔立ちをした、とても兵士には見えない風貌の人物ではあったが、首に嵌められている爆弾付きの無骨なチョーカーを見れば、彼が本物の“吸血鬼”であることは一目瞭然だった。

 囚人服の上に少しサイズが大きめのフライトジャケットを羽織った彼の足元には、おそらく墓前に添えるためであろう花束が幾つも置かれている。さらに辺りを見渡すと、他の墓にも同じ花束が既に備えられている後だった。


「何故ここへ……?」

「不謹慎なのかもしれないが、一応許可は得て来ている。死者に対して俺がしてやれることなど、これくらいしかないのでな」


 チャーリーに訊かれ、ヴラッドは静かに答えた。彼の何とも儚げな横顔を一瞥すると、チャーリーも隣に並び立って墓標を見据える。


「U3F所属の戦死者たちの回収された遺体については、火星に埋めるわけにもいかなかったらしい。つまり、ここにある墓は……」

「“全て敵兵の墓”だと言いたいんだろう? でも、俺にとってそれは関係ない。死んでしまえばみんな一緒だ。死者はもう笑うことも、泣くこともできない」

「……ジキル=アニアン、ロマリオ=ジョゼ」


 これまでチャーリーとヴラッドのやり取りを静観していたマークが、苦く口を開いた。ヴラッドは痛みを含んだ眼差しを伏せ、チャーリーは黙ってその言葉を聞く。


「その墓の下にいる野郎達の名だ。ロマリオはパヴォニスでの戦いの時に、ジキルは昨日の作戦中に逝っちまった。二人とも、優秀な狙撃兵だった」


 それを聞いたヴラッドの表情が、一瞬ではあるが痛烈に歪む。インデペンデンス・ステイトの殺されたスナイパーという話には、皮肉なことにどちらも心当たりがあった。


「……俺が奪ってきた命に対して、今更許しをう気はない。自分の罪の重さも、それが到底償いきれるものではないということもわかっている」


 それでも……と、ヴラッドは顔を上げて正面を向く。彼の赤い瞳には、真摯な眼差しが確かに宿っていた。


「それでも、決して過去を置き去りにしてはいけないのだ……と、思う。例えそれがどんなに独り善がりで、偽善に満ちた行いなのだとしても。俺は死者たちの冥福を祈り続ける」

「確かにそれは、独善的だな。あまりにも……。どんなにお前が熱心に供養しようと、お前に殺された者達は決してお前を赦そうとしないだろう。それでも、お前は花を添えるのか」


 マークが訊ねると、ヴラッドは迷うことなく頷いてみせた。


「ああ、構わない。もとより俺が赦されるか否かなど関係ないのだ。俺たちは多くの犠牲の上に生かされているのだから……俺は今度こそ、この力を正しく使ってみせると誓おう。それが俺の、本当の贖罪だ」


 ヴラッドの決意を確かに聞き届けたマークは墓石の前に立つと、ジャケットの中からウイスキーの瓶を取り出して、中身を墓石の上からかけてやった。滑らかな石の表面を、琥珀色の流水が伝っていく。


「よくあいつらと飲み交わしていた酒だ。そんなに上質な銘柄ってわけでもねえが、こいつがあると夜が楽しかった。普段お堅いロマリオは気が大きくなったり、逆にジキルは昔の女を思い出して泣き出したりしてよ」


 やがて瓶が空になると、マークはそれをジャケットに仕舞って踵を返した。肩越しにチャーリーやヴラッドへと声をかける。


「基地へ戻るぞ、ガキんちょども。デザイア中尉も、グズグズしてねぇではやくしろ」

「俺を咎めないのか……? 俺は貴様の部下を……」


 ヴラッドが真剣に訊ねると、マークは可笑しさのあまり思わず苦笑した。


「今となってはお前も大切な部下だ。完全に許したわけじゃあねえが、状況が状況だしな……まっ、戦場ではちゃんと守ってやるから安心しろよ。酒の味も知らないで先立たれちゃ、こっちも夢見が悪くなっちまうからな」


 マークはぶっきらぼうに笑ってみせると、少し気負った様子で右手を差し出す。ヴラッドはその手をまじまじと見つめた後、恐る恐るその手を握った。

 敵兵だった者同士が握手を交わし、互いに人肌の温度を感じて安堵する。それを見てチャーリーも、僅かに微笑をこぼした。


 それは同盟関係を結んだU3Fとインデペンデンス・ステイトの者達が、少しずつではあるが蟠りを解消した瞬間であった。

 それと同時に、戦争の歴史を繰り返す人類でも分かり合うことは出来るのだということが証明された瞬間でもあったのだと、心からそう願いたいばかりである。


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