第20章『獄中のミリア 2』

「エリー、それにテオ! 無事でよかった……!」


 一仕事を終えて通路を歩いていたモーティマーを待っていたのは、自分の経営する孤児院の子供達との再会だった。

 二人の体を強く抱擁する。数ヶ月振りに見る子供達の姿はとても愛おしく、それでいて一回り成長を遂げているようにみえた。彼女らがこれまでに辿ってきた道のりは、それほどに険しいものだったのだろう。それをわかっているからこそ、モーティマーは再会できたことに只々感謝した。


「君たちも、ずっと我が子と付き添ってくれてありがとう。本当に大変だっただろう」


 隅に立つ少年と少女、デフ=ハーレイとミランダ=ミラーにも感謝の言葉を告げる。だが、二人は謙遜しているのかモーティマーの礼を素直に受け取ろうとはしなかった。


「いや……、俺達がここまで生き残れたのはアレックスのおかげだよ。なのに俺は、あいつの妹を……ミリアを守ってやれなかった……」


 デフは弱々しい声音を搾り出しながら、無念に握り拳を震わせる。

 目の前にいる少年がどのような過ちを犯してしまったのかはモーティマーの知るところではなかったが、それでも彼を蝕んでいる重圧の重さはわかる。だからこそモーティマーは彼を優しく、そして厳しく諭す。


「それは違うぞ、デフ君。立ちはだかる脅威に対して、君は全力をもって対処したはずだ。ただ、結果が望ましいものではなかったというだけ。誰も君を

責めたりなどしないさ」

「でもよ……! ミリアはあんたの娘でもあるんだろ!? なら俺を許せないはずだ。俺は取り返しのつかないことをしちまったんだから、父親であるあんたには俺を許さない権利が……」

「くどいぞッ!」


 モーティマーに一喝され、デフが黙る。


「君は一人で戦争をやっているつもりかね。それは自惚れに他ならん。戦局など個人の力では到底動かんし、何より君がこうして後悔を続けていたら、ミリアもアレックスも浮かばれないだろう」

「な、なら俺は、どうすればいい……?」

「後ろを振り返るな、とは言わない。でも、歩みは止めるな。ひたすら前に歩き続けることが、今の君にできる最善の行いだろう」


 そう語りかけるモーティマーの姿は、まるで偉大な父のようであり、あるいは自分を正しく導こうとする教職者のようであった。

 いつまでも悩み続けていたところで、現状が変わることなど何もない。過去の過ちに気を取られていては、ミリアを救い出すことさえままならないのだ。

 責任を感じることを放棄しろと言っているわけではない。デフが自分の責任に押し潰されそうになっているからこそ、ただ『気にするな』と言ったのだ。

 彼の言葉に触れ、デフはようやく迷走していた自分自身に見切りをつける。


「すんません……俺、あんたの言う通り、自分をヒーローかなにかだと思い込んじまってたみてえだ。でも、クヨクヨ悩んでも仕方ないよな……!」

「フッ、その意気だ。君のような素直な奴はきっと将来大物になるぞ」


 なんとか迷いの霧を無事に晴らすことができたようで、モーティマーはそっと胸を撫で下ろす。

 こうして一人の少年の背中を後押しすることに成功した彼は、次いで大人としての責務を果たすべく、子供達に訊ねた。


「ところで、アレックスはいま何処にいるのかね?」

「アレックスは……この艦に乗ってからずっと塞ぎ込んでしまっているの。多分、部屋に籠っているか艦内をふらついているとは思うけど……」


 困り果てた顔でエリーが答える。彼女の返答は、モーティマーもある程度予想がついていることだった。

 アレックスのことだ。少々度が過ぎるくらいに繊細な感情を持つ彼は、きっとデフ以上に余計な責任を感じてしまって、思い詰めているに違いないだろう。

 この少年少女たちもそれをわかっているからこそ、彼にかけてやる言葉が思い浮かばず悩んでしまっているのだ。

 今のアレックスを叱咤激励してやるのは、父親であるモーティマーの役目だ。


(全く、本当にあいつは昔から素直じゃないからな……。まあ、そこが良いところでもあるわけだが……)


 癖で後ろ首を軽くさすると、モーティマーは悩める息子の行方を捜し始めた。



 現在、火星へ向けて航行中のルビゴンゾーラ級戦艦“アルゴス”。その展望室の中で、アレックスは流れゆく景色を呆然と眺めながら、ひとりうれいの海に身を沈めていた。


(ミリア……。ひとりぼっちにしちゃ、いけないのに……)


 心中で行き場のない不安を吐露する。ケレス基地での戦闘が終わって以降、ずっとそのことがアレックスの脳裏から離れずにいた。

 以前にも、自分がピージオンに乗ったままさらわれてしまった事はあった。あの時はコスモフリートの乗組員たちが海賊というレッテルに反して穏便に扱ってくれたから良かったものの、ミリアが連行されてしまったのは正規軍のU3Fである。少なくとも、身の自由は奪われているに違いないだろう。


 加えて、アレックスはミリアを連れ去られてしまった悔恨の他にも思うところがあった。ミリアを人質にとって自分たちを裏切ったという、ミドの存在である。

 彼と直接対峙したというデフやエリー達は、彼について多くを語ってはくれなかった。ミドがなぜ、KTたち反乱者側に加担していたのかは、アレックスの知るところではない。だからこそ、アレックスは素性の知れぬミドに対して怒りを抱きかけていた。

 心の奥で胎動する復讐心にも似た黒い感情を、塞き止めるので精一杯だった。


「あっ、いたいた。ちょっとあんた!」


 背後から聞き覚えのない声が飛んできた。アレックスは強化ガラス越しに反射した声の主を見る。そこには、インデペンデンス・ステイトの構成員が着るジャケットを羽織った二人の男女の姿があった。

 やや浅黒い肌を持つ東洋人の少女──二人のうち先ほどアレックスに声をかけた方──はスロープを伝って詰め寄って来ると、覗き込むような目線をこちらに送る。


「あんたが女神飾りのパイロットでしょ? あんたが立ち会わないと機体のメンテが進まないって、アルテッラとかいうメカニックが怒ってたわよ」

「本当ですか。わざわざすみません」

「ったく、にしても変な話よね。ちょっと前まで敵だった海賊の機体を整備する羽目になるなんて。オミクロン様直々の命令だそうだから仕方ないけどさ……んん?」


 少女がいきなり顔を思い切り近づけてきた。アレックスは思わず目を逸らそうとするも、彼女の無邪気そうな瞳がそれを許さない。


「ぼ、僕の顔に何か付いてますか……?」

「あんたの顔、なんか見覚えがある気がするのよねぇ……」


 見つめられること数秒間。すると少女は何かを思い出したかのように手をポンと叩いた。


「あっ、思い出した! 誰かに似てると思ったらあんた、ミリア=マイヤーズのお兄さんでしょ! あの娘は今どこにいるの? この船に乗ってるんでしょ?」


 思わぬ人物の口から妹の名前が出たことに、アレックスは驚きのあまり目を見開いてしまう。無意識のうちに、少女の肩を掴んで問い詰めている自分がいた。


「ミリアを……妹のことを知っているんですか……!?」

「ちょ、なによ急に……! 離して……!」

「す、すみません! つい……」


 我に帰り、アレックスは慌てて手を離した。解放された少女は顔を真っ赤にしながら、どういうわけか両手で胸元を隠しつつこちらを警戒している。

 故意ではないとはいえ、ひとまずアレックスは誤解を解くべく、事情を説明することにした。


「僕の妹は……この船には乗っていません。前の戦闘中にコスモフリートで起こった内乱に巻き込まれて、人質として連れ去られてしまったんです……」

「嘘……? あんな小さな子が、U3Fの捕虜に……」


 言葉を紡いでいる間も、ミリアの顔を思い出して胸が張り裂けそうになった。ミリアと面識があるという少女も、アレックスの話を聞いて気を落としてしまっている。


「ごめん。自己紹介がまだだったよね、私はサクラ=バーミンガム。ミリアとはコスモフリートに人質として乗り込んだ時に一度会ったことがあるの」

「人質……ということは、あの時の……」


 コスモフリートはかつて、インデペンデンス・ステイトの総帥であるオミクロンとの直接会談に応じたことがある。その際に交渉材料として、若い二人の兵士が送り込まれてきたということも知っている。

 聞いた話によると、その二人は交渉が決裂したのをきっかけに逃走、DSWを奪って脱出してしまったらしい。

 見張り役を任されていた、ムサシ=マリーンを銃殺して……。


「っと、恨みっこはなしにしてよね。こっちだってあんたらに何人も仲間を殺されてる。オミクロン様やナナキ隊長が釘を刺してるから何もないけど、でなければ今頃うちのクルーは海賊あんたらをとっ捕まえて、リンチにしてたかもしれないんだから」


 冗談めかして言うサクラではあったが、彼女の話はおそらく本当だ。

 本来は敵同士だったコスモフリートのメンバーがアルゴスへの乗艦を許されているのは、彼らの上官であるオミクロンが圧力をかけているおかげでもあった。


 仮面の男・オミクロン──その正体がルーカス=ツェッペリンJr.の人格データを移植された人造人間ドッペルゲンガーであるということを、アレックスはフリーズから聞かされている。立場的に弱いはずのコスモフリートがインデペンデンス・ステイトと対等でいられるのも、ピージオンがこちら側にあるためだった。

 自分たちは今、ピージオンという後ろ盾のおかげで生かされているといっても過言ではないのだ。『マスター・ピース・プログラム』という禁断の能力チカラを有したあの機体は、生体認証を登録したアレックスにしか動かせないのだから。


「でも、やっぱりミリアが心配だよね。今すぐにでも助けに行ければいいんだけど……」

「気の毒だが、それは無理だろう」


 サクラの言葉を遮るように、これまで沈黙を保っていた少年が言った。


「ちょっと、チャーリー!」


 ともすれば場の空気を無視したともとれる彼の発言を、サクラが名を呼んで咎める。チャーリーと呼ばれたその少年は、先ほどから眉ひとつ動かしていないほどの仏頂面ではあったものの、不思議と冷たい印象は感じさせない、そのような人物だった。


「この艦は今、最大戦速でU3Fのアークビショップ級を追っている。追いつくことさえできれば、救出作戦を決行することも可能だろう」

「だったら、すぐにでも助けに……!」

「それはできん。敵もこちらと同様に惑星間航行をしている以上、目的地である火星に近付くまではランデヴーすることもないだろう。何より、これだけの速度を出していてはDSWを出撃させることも不可能だ」


 天体規模での航行というものは、莫大な燃料を消費して行う文字通りの大移動だ。そんな最中にDSWを発進してしまえば、あっという間に母艦から振り払われてしまうだろう。

 つまり、敵艦はこちらの目と鼻の先にいるというのにも関わらず、攻撃の仕掛けようがないのだ。


「火星へ辿り着くには、少なくともあと一ヶ月程度はかかるだろう。残念だが、それまでの間は助けに行くことなど出来ない」

「……っ!」


 根拠ありきで否定されてしまい、アレックスはもはや何も言い返すことなど出来なかった。

 チャーリーの語ったことは全て現実だ。だからこそ、逃げ場のない焦燥感が胸中にどんよりと募っていく。これから火星に到着するまでの一ヶ月間、アレックスはただ妹の身を案じていることくらいしか出来ないのだ。


「ミリアが辛い目に遭っているかもしれないのに、何もしてやれないっていうのか……僕は……」

「……できることはないが、備えることはできる」


 チャーリーが身を翻す。その背中は、アレックスに『付いて来い』と語りかけてくるようだった。


「格納庫に行くついでだ、シミュレーターで俺と手合わせ願おう。女神飾りのパイロットの力量は、一度確かめてみたいと思っていたところだ」

「チャーリーさん……」

「呼び捨てで構わん。アレックス=マイヤーズ、この一ヶ月を無駄にするか否かはお前次第だ。どうするかはお前自身が決めろ」

「僕自身が……」


 肩越しに言われ、アレックスは押し黙る。

 もし、ミリアを守れなかったという事実が、自分の実力不足に起因していたのなら。自分に力さえあれば、こんな事態にはならなかったのではないか。

 そうでなくとも、いずれ自分はミリアを救出しに行かなければならない。来たるべき時のためにも、確かに力を備えておくことは必要だ。


 心を決めたアレックスは、すぐさまチャーリーの背中を追って展望室を後にした。



 いっそここから消えてなくなってしまいたい。


 牢獄の冷たい地べたに座りながら、ミリアはそんなことを思っていた。

 自分に暴れる危険性がないと判断されたのか、独房内で全身を拘束されるようなことはなくなった。実際、今のミリアには暴れるだけの気力など残っていなかったし、脱走を企てることさえバカバカしく思えていた。

 もはや彼女の青く虚ろな瞳に、希望の光は射していなかった。


「入ってもいいかしら。少佐の許可はちゃんと得ていてよ」


 誰かが室内へと入ってくる。きっとアーノルドに違いないだろう。どうせまた拷問をするつもりだ。そのように予想するミリアだったが、どうやら見当違いだったらしい。

 目の前に現れたのは、自分と同じ年頃の少女だった。

 しかし、彼女の身につけている衣装は、今の自分に着せられている拘束衣とは違って、高級そうなワンピースドレスだ。

 浮世離れした桃色の長い髪も、宝石のように煌びやかな赤い瞳も、少女を彩る何もかもが美しい。それゆえに今のひどく惨めなミリアにはあまりにも眩しすぎて、思わず視線を逸らしてしまう。


「初めまして、わらわはファリス=ツェッペリン。ファリスでよくってよ、ミリア=マイヤーズ」

「……何か私に用ですか」

「いいえ、妾がここへ足を運んだのはただ暇を潰すためでしてよ。あなたが同い年だと聞いて、前から気になっていたんですの」


 あくまでも友好的に接してくるファリスという少女だったが、ミリアは決して警戒を解こうとはしなかった。

 この数週間で何度も期待を踏み躙られてきた彼女からすれば、もはや信用に値するだけの人間は想い出の中にしか存在しなかった。今のミリアを取り巻く現実は、それほどに過酷なものだ。


「こんな場所に閉じ込められている気分はどうですの?」


 座り込むミリアを柵越しに見下ろしながら、ファリスが問うた。

 何故そんなことを訊ねるのだろうとミリアは疑問に思ったが、特に拒む理由もないので答えることにした。何より、さっさと少女を追い払って一人になりたかった。


「……初めはただ、怖かった」


 忘れるはずもない。この身で味わった恐怖の数々は、傷となり痣となって鮮明に刻み込まれている。


「だから、怖くなくなる方法を一生懸命探した。それですぐに思い付いたのが、お兄ちゃんのやっていたことを真似ること。ただひたすらに『自分は強いんだ』って自分に言い聞かせて、耐え忍ぶことだった」


 ミリアの兄、アレックス=マイヤーズはいつだってそうしていた。

 自分と同じように両親からの理不尽な虐待を受けて育った彼は、非暴力こそ人のあるべき姿であると諭し、たとえ戦場であってもその意志を貫き続けていた。それが人としてあまりにも歪な生き方であることはミリアも重々承知していたが、それ故に尊くも思えた。


「理想を抱き続けるっていうのは、自分が思ってたよりも全然難しいことだったんだなって、初めてわかったよ。だって、現実がそれを許してくれないんだもん。私にはとても耐えられそうにない。お兄ちゃんは凄い人だったんだなって、今更になって知ることができた」

「……虚しいとは、感じませんの?」

「………………」


 ファリスの思わぬ切り返しに黙り込んでしまう。

 虚しさを感じていないといえば、嘘になる。

 自分がただ我武者羅に痛みを堪えたくらいで、現実が何か変わることなどないということはわかりきっていた。

 だが、それでは兄と同じになれない。

 兄が善しとしていた生き方に辿り着けない。

 何より、にはなりたくなかった。

 だからミリアは嘘をついた。


「虚しいだなんて、思わないよ。私はまだ頑張れる……」


 まっすぐにファリスの目を捉えて、ミリアは答えた。

 ファリスから見たミリアの青い瞳はひどく淀んでいて、まるで光を手放そうとしない深い闇のようだった。この時、ファリスは彼女の本質を垣間見ると同時に──。


「嘘が下手ね、貴女あなた


 微かな笑みを溢した。

 何気なく放たれた一言にミリアが困惑の表情を浮かべる。ファリスは舞い踊るように檻へと背を向けると、


「近いうちにまた来るわ。またね、ミリア」


 そう言い残して部屋を去ろうとした。しかし、彼女は開いた自動ドアを潜ろうとした寸前で立ち止まると、肩越しに再びミリアの方を向いた。


「あっ、そうそう。あなたと同じ海賊の船に乗っていた捕虜の女がいたけれど……」

「っ……! ポニータさんがどうかしたの!?」

「そう、確かそんな名前でしたわね」


 ミリアが知っている限りの情報では、どうやらポニータはこの艦に捕虜として連行され、今は別室の独房に投獄されてしまっているらしい。

 外界と遮断されてしまっているミリアとしては、彼女の安否は特に気掛かりだった。

 戦闘で負ったであろう怪我は治っているのか。

 自分と同じように拷問を受けてしまっているのだろうか。

 藁にもすがる思いで問い詰めようとするミリアだったが、次にファリスが真実を告げたことによって、抱いていた僅かな希望もことごとく打ち砕かれてしまう。




「彼女、獄中で舌を噛んで自害したそうよ」




「う、そ……?」

「本当のことよ。ついさっき遺体を回収していたもの」


 淡々と述べるファリスとは相反して、ミリアの表情はどんどん絶望の色に苛まれていく。

 あの優しくしてくれたポニータさんが死んだ?

 それも、殺されたのではなく自殺?

 彼女がそこまで追い込まれてしまった原因は、想像に難くなかった。


「無様なものよね。彼女は海賊に関する情報を一つも漏らすことなく、組織の為に死んでいった。まるで飼いならされた家畜ですわ」


 唄うようにファリスが言う。死を冒涜するような彼女の発言に、流石のミリアも我慢ならなかった。


「なんでそんな酷いこと言うの……?」

「事実を言ったまでよ。自分の感情を押し殺して自ら命を絶つなんて、愚の骨頂ですわ。命を摘み取られる時を待つことしかできない、養豚場の豚とおんなじ」

「そんな言い方……」

「でも、?」


 意味がわからない。

 けれどナイフのような鋭利さを確かに感じさせるファリスの一言に、ミリアは何も言い返すことができなかった。

 俯いたまま黙っているミリアに対して、ファリスは正面を向き直して話を続ける。


「ミリア。一つだけ忠告しておいてあげますわ」


 ミリアが顔を上げる。二人の青と赤の瞳が交錯する中、ファリスは子守唄を聞かせる母親のように囁いた。




よ。それはあなたの根底にある“願い”だもの。ねぇ、ミリア。あなたはどうしたいの……?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る