殴られ屋のアレックス

第1章『殴られ屋のアレックス 1』

 人類が、持てる知恵と技術を駆使して成層圏を振り切ってから約3世紀、さらに生活圏を宇宙へと広げ始めてから約一世紀半という時が流れた。


 海に生きる生物が陸に上がるために長い年月をかけて姿形を変えたように、あるいは類人猿が道具を手にする事で自然を克服しようとしたように、たとえそこが真空の宇宙であっても、スペースコロニーという人口の大地を浮かべてまで必死に暮らそうとする人々の姿は、ある者には輝かしく、またある者には滑稽にみえた。


 人は暴力を忘れられない動物である。木星圏にまで進出した現代においてもそれは変わらない。

 人類にこれほどまでの繁栄をもたらした道具は、同族に向ければ致命的な兵器にもなり得るものであり、保身となるのもまた道具なのだから、人は永久に殺人や戦争というものからは決別できないのであろう。

 そして、そのような混沌の時代を生きる人々に残された選択肢は、悲観し絶望するか、現実をディスプレイの向こう側の出来事として、仮初めの平和を享受するかしかなかった。


 最早、真の意味の平和などというものは、今の人類にとっては机上の空論でしかないのだ。



 (これじゃ、人類が絶滅でもしない限り戦争は無くなりそうにないな。いじめもまた然り)


 不良少年の一人に右の頬を思いっきりぶん殴られながらも、アレックス=マイヤーズはそのようなことを考えていた。そうでもしなければ、この血肉をえぐるような痛みに耐えられる気がしなかったからだ。


 時に西暦2281年。人類がスペースコロニーと呼ばれる人口の大地を浮かべ生活圏を宇宙へと広げ始めてから既に1世紀半という長い年月が過ぎ、その開発の手は太陽系第5惑星こと木星まで伸びていた。

 そういった意味で、ここ『木星圏第1番コロニー ミスト・ガーデン』は、人類の最先端の場所であるといえるだろう。


 そのような時代、そのような場所に生きる人々の社会にも、芸術や文学等といった旧世代から続く文化は、今でも途絶えることなく色濃く受け継がれていた。

 “校舎裏でのイジメ”という文化についても、例外ではない。


「立て」


 先ほどアレックスを殴った、デフ=ハーレイという少年の声が耳に響く。マフィアが学生服を着たような風貌の男で、耳たぶには校則で禁止されているはずのピアスが幾つも付けられていた。額には刃物か何かで切られたのか、決して浅くない傷跡があった。

 デフは突っ伏しているアレックスの髪を鷲掴みにすると、乱暴に自分の方へと引き寄せる。苦痛にアレックスの表情が歪む。頭皮が剥がれるかと思う程の力だった。


「本当はね」

 

 デフが口を紡ぎ出す。その声色は恐ろしく冷たいものだった。


「こんな同級生を寄ってたかって虐めるようなマネは、俺らだって心苦しいんだよ。アレックスくぅん」


 目と口が違う言葉を喋っていた。アレックスにはデフという少年が、破壊衝動に駆られながらも、あくまで文明人を装い、必死に目の前の人間を殴る口実を探している野獣のように見えた。


「だからさ、一言詫びを入れてくれりゃいいんだ、一言『僕が間違ってました、スミマセンでした、デフ様』ってな。こっちだって好きで殴ってるわけじゃあないんだぜ? 殴りゃ拳だって痛むしな。ここは平和的解決といこうぜ」


 彼の言っている事は、暴力を振るうことによって生じる、背徳感や後ろめたさを拭うための言い訳に他ならなかった。それはデフ自身が、暴力という行為が非倫理的な性質を持っていることを理解している証拠であり、モラルに反してまで暴力を行使しようとする彼を、アレックスは容認できなかった。


「ぅ……っ、なにが、平和的だ」

「あ?」

「そうやって暴力を振るうのは、自分の大して凄くもない地位とか能力を誇示したいからなんだろ……? それがお前たちは楽しくて」


 言い終える前に、腹部に膝蹴りが飛び込んできた。身体がよろめき、倒れそうになったところをデフの取り巻きの一人に取り押さえられる。


「調子に乗るなよ、クソチビ」

「っ……ぐぁ……!」

「弱いくせに、口だけは一丁前で、俺をコケにしやがって」

「っ……! 僕は、お、お前たちとは違う! 暴力なんかに溺れたりは……!」

「まだ減らず口をたたくかァッ!!」


 右から、次は左からと、デフの強烈なストレートが交互にアレックスを襲う。ようやく収まったかと思えば、今度は前髪をつかまれ、校舎の壁際に投げ捨てるように突き飛ばされた。受け身すら取っていないアレックスの身体がコンクリートの壁に叩きつけられ、彼はそのまま力なく腰をついた。


「ケッ、白けちまった。帰るぞ、お前ら」


 興味が失せたようにデフが号令すると、取り巻きたちは背をひるがえす。校舎の角に消えていく彼らを、アレックスはぼんやりと見届けた。

 このような目に遭うのは今日に限った話ではなく、不良少年達のストレスが溜まり次第、こちらの都合に関係なく人目のつかない校舎裏へ連行され、彼らの気が済むまで暴力を受け続けていた。今日のはまだマシなほうで、酷い時は集団リンチさえ受けていた。

 勿論、そのような暴力行為に慣れる筈もなく、日常茶飯事だと笑って受け入れるだけの精神的な余裕もなかった。マゾヒストでもなければ、殴られたり蹴られるのは誰だって痛い。

 これが、平和なコロニー『ミスト・ガーデン』に住む平和主義者アレックス=マイヤーズの、決して平穏ではない日常だった。



 太陽系第5惑星である木星は、23世紀の人類にとって何よりも重要な資源価値を持っていた。

 地球から最遠の地であるにも関わらず、木星周辺の『トロヤ群』と呼ばれるラグランジュ点L4、L5にそれぞれ建造された2基のスペースコロニー『ミスト・ガーデン』には、合わせて約2万人もの居住者が生活していた。そのうちの半数以上が木星での資源採掘をする労働者である。全世界のエネルギーを担う核融合の燃料となるヘリウム3を採掘し、地球圏へと輸送する彼らは、最早人類の生命線であるとさえいえた。


 そのような名誉ある大義名分とは裏腹に、彼らの生活は非常に過酷であった。

 木星圏という、人類が住むにはあまりにも地球から離れすぎている場所には、当然ながら水や酸素といったものが自然にあるはずがなく、人工的に作らなければならなかった。その為、これらの必要物資が不足しがちであった。

 木星圏居住者の再三の苦情によってコロニーにある必要物資生産設備が増設されたのはここ数十年の話で、それより以前は人口分を賄えるだけの量すらなく、酷い時には水や酸素を一人一人に割り当てるという極端な配給制度が存在していたほどである。

 必要物資の枯渇問題については概ね改善されたものの、貧富の格差によるスラム街の形成や工場排煙による大気汚染など未だに抱える問題は多く、居住者達の不満やストレスは溜まる一方であった。


 そのような非常に危ういバランスで成り立っている木星圏事情ではあるが、やはり資源価値的に重要拠点であることには変わりなく、各コロニーには防衛戦力として『U3F(国連宇宙治安維持部隊)』の駐留基地が設けられていた。


「そこそこの防衛戦力が整っているうえに、戦乱の中にある地球圏からも遠い。隠れ蓑には最適だよね」


 『ミスト・ガーデン』の居住ブロックを走行するジープのハンドルを切りながら、キョウマ=ナルカミはいつもの薄ら笑いを浮かべた。白衣に身を包み、オールバックの長い黒髪を後頭部で纏めた通称『サムライヘア』が特徴的な、東洋人のエンジニアだ。


「木星圏L4コロニー『ミスト・ガーデン』。絵画集めが趣味の財閥当主が付けた名とのことだが、これでは皮肉だよ」


 助手席に座る男は、車窓の奥に広がる霧のようなスモッグに覆われた街を眺めながらそう呟いた。男の名はルーカス=ツェッペリンJr.。高級ブランドの白いスーツを着こなし、アッシュ・ブロンドの癖のある髪は肩口まで伸ばしている。

 鋭くもどこか遠いところを見つめているような眼差しが印象的な彼は、世界最大規模のシェアを誇る軍産複合企業『LOCAS.T.C.』の現代表取締役社長、プレジデント=ルーカス=ツェッペリンの実子であり、次期社長の地位を約束された男である。

 彼が父親から溺愛されているために勘違いされやすいが、次期社長の座は決して世襲制度などによって譲り受けたものではなく、彼自身が確かな実績と実力を示した上で勝ち取ったものである。

 現在は兵器開発研究部責任者として、ロールアウト目前の新型兵器の視察をするために、『ミスト・ガーデン』のU3F駐留基地へ赴いている最中であった。


「しかし、話には聞いていたが、本当にここの住民は空気や水に厳しいようだ。ほら、見ろよルーカス。あそこの角で“フジヤマの空気”を800コームで売っている奴がいるぞ。土産に買っていくか?」

「私たちの目的は観光ではないぞ、キョウマ。それとよそ見運転は控えてくれ」

「ハハッ、どうやらここにも厳しい人間がいたようだ」


 ルーカスとキョウマは十年以上前からの付き合いである。二人とも地球の名門工科大学の出身で、共に機械工学を専攻していた。類い稀な頭脳を持つが故に、それまで対等に話せる友人がおらず孤独な天才だった二人はそこで出会う。彼らは不思議と馬が合い、二人の共同研究によって、当時はまだ未開の分野であったインプラント技術や人工知能研究を大きく発展させるまでに至った。時が経ち、管理職と研究者という立場になっても彼らの仲は変わっておらず、プライベートでの交友も未だに続いている程だった。

 談笑を続けているうちに、二人を乗せたジープはいつの間にか居住ブロックを抜け、目的地のある工業ブロックへと入っていた。様々な工場の立ち並ぶその地帯は当然“霧”も濃く、その光景は23世紀の現代にありながらも、まるで19世紀頃の産業革命真っ只中のロンドンを彷彿とさせた。

 等間隔に並ぶ街灯が車窓越しに流れていくのを横目に、ルーカスは神妙な面持ちで呟いた。


「ここも数時間後には戦場になる。いや、私達がそうさせてしまうのか」

「おや、怖気付いたのかい?」


 キョウマがルームミラー越しにルーカスを見る。


「これから背負う罪と業を考えれば、誰だって怖いさ。だが、後悔はない」


 ルーカスはつい虚空を睨んだ。それを見ていたキョウマには彼の姿が、十字架を背負いゴルゴダの丘へと歩いていくキリストのように見えた。


「私は父上とは違う。銃や弾薬を戦場に送りつけ、自分は安全な部屋でただ椅子を尻で磨きながら、誰かが勝ち取った平和という名の報酬を譲り受けるだけの人生など、私には耐えられんのだ」


 その瞳は、まるで父の背中を越えようとする少年のようだった。


(全く、純粋すぎるんだよ。君という奴は)


 キョウマはそう思ったが、あえて口には出さなかった。



 人類が宇宙移民を開始した直後は、戦乱の時代であった。コロニー住民たちが国連政府からの独立を訴え、各地で紛争が多発したのだ。

 これを受けて発足したのが『U3F(Universal United Universe Force – 国連宇宙治安維持部隊)』であり、彼らは物量という名の圧倒的軍事力をもって、各コロニーの紛争を鎮圧した。


 そこまではいい。しかし、これによってU3Fは増長の一途を辿り、各コロニーの弾圧による武力占領統治を行い始めたのだ。

 無論、そのような間違った支配を行うU3Fに大して反感を覚えるコロニー居住者も少なくはなく、各地でレジスタンス組織によるゲリラ活動が相次いだが、彼らの抵抗運動も虚しく、その殆どがU3Fの前に朽ち果てていった。


 このような背景により、60年以上もの長い間、時代の支配者として君臨し続けてきた国連政府とU3Fであったが、ある“オミクロン”という名の男が立ち上げた大規模反政府組織同盟『インデペンデンス・ステイト』の蜂起により、情勢は転機を迎える事となった。



 遡ること2ヶ月ほど前。インデペンデンス・ステイト火星基地。


 資料やらが詰まった本棚に囲まれた司令官室の机に向かうその男は、暗い部屋を仄かに照らすモニターを見つめていた。もっとも、その男が本当にモニターを見つめているかどうかは、彼以外の人間にとっては真偽を確かめる術などなかった。理由は、男の顔全体を鉄製の仮面が覆っているからである。

 無機質でどこか不気味な印象を感じさせるその仮面はフルフェイスのため、奥の素顔を覗くことはできない。そればかりか、彼は手袋やスカーフといったものも身に付けているため、生身の素肌は手首や首元に至るまで、一切晒されていなかった。

 そもそも、彼は殆どの人々から男性だと認識されているものの、彼から発せられる声はボイスチェンジャーを通したような合成音声であり、本当に男性かどうかさえ判別できない。服の上から見える体格が男性のそれであることから暫定的に男性とされているものの、生身の体型がわからない以上、断言はできなかった。

 そんな、考えれば考えるほど真偽が判別できなくなってゆく、存在自体がシュレディンガーの猫を体現しているようなその人物は、自らの名前を『オミクロン』と名乗っている。あからさまな偽名ではあるが、それ以外の彼に関する命題を証明する術を持たない周囲の人々にとっては、その名前だけが彼を指すうえで、唯一確かな言葉であるともいえた。


「失礼します」


 ドアロックの開閉音が鳴ると、オミクロンはそれまで見ていたモニターを消し、部屋の出入り口の方へ椅子を翻した。

 入ってきたのは、部下の女性だった。

 彼女の名はドロレス=ブルーム。しわの無い優雅な黒のロングドレスで身を包んでおり、一つ一つの細かな礼儀作法まで弁えていることからも、彼女の育ちの良さを窺わせていた。

 端正な顔立ち、雪のような白い肌、流れるような長い髪、どれをとっても品行方正な美女にしか見えない彼女であるからこそ、ここのような武装組織の司令官室という場所とは、いかにも場違いなように見えた。

 一見するとそのような奇妙な画ではあるが、彼女はれっきとしたインデペンデンス・ステイトの工作員である。ドロレスは机越しにオミクロンと対面すると、事務的な淡々とした口調で告げる。


「“トグリル1”より定時報告です。“オラクル”と名乗っていた情報提供者の情報通り、U3Fは木星のL5コロニー『ミスト・ガーデン』にて、極秘裏に新型DSWを開発していたとのことです」

「了解した。“トグリル1”にはそのまま現地にて待機するよう命じてくれ」


 ダイバーシティ・ウォーカー。略称はDSW。

 多目的人型機動兵器と銘打たれたそれは、これまでの戦争の常識を大きく塗り替えた。それ以前の人型兵器というものは、汎用性の高さだけは古くから注目されていたものの、整備性の劣悪さや操縦系統の複雑化、技術面での開発の困難さなどの理由から、本職の軍人達からは“ナンセンス”なものとして認識されていた。

 しかし、木星などで働く宇宙労働者たちの間で作業用人型マシン・ワーカーが使われるようになると、人型の巨大ロボットに関する研究は加速度的に進んでいった。

 そうして人型兵器が次々に進化を遂げていくうちに、旧世紀の人々が携帯電話やパソコンの枠を排除してスマートフォンという端末が生まれたように、自然と兵器にもマルチ・デバイス化が求められるようになっていた。そして、マシン・ワーカーの技術を基に、戦車や戦闘機などの要素を全て取り入れていった結果生まれたのが、ダイバーシティ・ウォーカーである。

 DSWはU3Fの発足とほぼ同時期に実戦用機がロールアウトし、各コロニーでの紛争鎮圧のさいに初めて実戦投入された。結果としてDSWは予想を上回る戦果を上げたが、それ以上に、“武装した鉄の巨人が戦場に現れ、戦いを制した”というまるで現実味のない光景を、人々の脳裏に焼き付けることとなった。

 これ以降、DSWは戦場でその真価を発揮すると同時に、武力の象徴として認知され、それらを大量に保有するU3Fは、いつしか真の意味で世界の支配者となっていった。


「そしてドロレス。君にはすぐに次の任務の支援に回ってもらう」

「すぐ……? すると、例の新型の破壊でしょうか」

「最悪の場合はそれもやむを得ないが、最優先は機体の奪取だ。何がともあれ、まずは話を聞きたまえ」


 オミクロンはゆっくりとした動作で椅子から立ち上がると、机上のタッチパネルを慣れた手つきで軽く叩く。すると、部屋の床面に設置された巨大ディスプレイに、コロニーの断面図のようなものが映し出された。


「作戦内容を説明する。なお、本作戦は潜入班とDSW部隊に分かれて行うものとする……」


 その後も、オミクロンによる作戦の説明は続いた。

 潜入班は『ミスト・ガーデン』に侵入後、直ちに宇宙港を占拠し、物資搬入口を使ってコロニー内部にDSW部隊を送り込む。その後、コロニー内の居住者全員を人質に取り、U3Fに対して新型DSWの引き渡しを要求する、というまでが作戦の大まかな流れだ。

 “機体を奪取するためにコロニーを叩く”のではなく、あくまで“民間人を人質にはするが極力巻き込もうとはしない”という点が重要であり、宇宙居住者の独立を目的とするインデペンデンス・ステイトという組織が、単なるテロリズムに駆られた武装集団ではないということを民衆にアピールする目的があった。

 無論、U3Fが交渉に応じずに反撃してきた場合はこちらも応戦する必要があるが、そうなった場合、守らなければいけない筈の民間人を見捨てたとしてU3Fの権威は地に堕ちるであろう。


「……作戦の説明は以上だ。何か質問があれば受け付けよう」

「い、いえ、特にはありません」


 大胆ながらも、民間人へのプロパガンダにまで配慮されている事に、説明を聞き終えたドロレスはつい感嘆の吐息を洩らしてしまった。それほどまでに、宇宙居住者たちの理想のために戦うインデペンデンス・ステイトの指導者に抜け目はなく、その肩書きは伊達ではないのだ。


「他の作戦参加者には招集をかけておいてくれ、私が追って伝えよう」

「了解しました。では、失礼します」


 ドロレスは会釈すると、司令官室を後にした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る