第33話 ぺるぺるぱるぱぺるぽ



ぺるぺるぱるぱぺるぽ—————。


ぼんてぃあぼんてぃあぼんば—————。




巨大なマンモスをいとも簡単に倒してしまったこの大男達が、原始人か。


「てか、コイツら...何言ってんだ???」


住んでる人々が原始なら言語も原始ってことか...困ったな。これじゃあどうやって原始人とコンタクトを取ればいいんだ。


「あ、あのー、先ほどはどうもありがとうございました。」


とりあえず何か言わなきゃと思ったらかなりかしこまってしまった。


原始人A「ぺぺぱるぽらんぽぱ」


原始人B「ぱんどどべるんてぃぽ」


うわあああああああああ!!!もうわかんねぇよ!!頭いてえよ!!!原始人の言葉なんてわかるか!!なんて頭の中で縦横無尽に駆け回っている俺。


「ハァ...ハァハァ...。」


なんだかドッと疲れたな...。俺はこれからどうしたらいいんだ???


原始人C「大丈夫ですかな?」


「え、ああ、はい...」


なーんだ、この世界にも言葉が通じる原始人がいるじゃないk...


「って、ええええええええええええ!!!」


なんでこの人だけ言葉が通じるんだ???????

外見は髭の長いご老体って感じで、ゲームや漫画で長老的な立ち位置。


原始人C「よくわかったのぅ、まだまだひよっこじゃが見る目はありそうじゃ。」


「はぁ、ありがとうございます...って人の心を読まないでください!」


原始人A「ぺぺぱらんていぽ!!!」


原始人B「べんとるぱるぺぺ!ぽぽらんぺぱ!!」


...相変わらずこの人たちは何話してるのか分からないな...。


長老「ほっほっほ、この世界で若造の言葉が通じるのはワシだけじゃ。ほれ、世界は一つではないからのぅ、と言っても大体の世界は若造と同じ言語を持っておる、このモルガンはちと特殊でな、若造が元いた世界の過去の世界という位置づけではあるが、本来どこの世界でも時間軸は縦方向に進んでいる、じゃが同時に時間軸は分岐しておる、それがパラレルワールドじゃな。」


「...?????」


長老「ほっほっほ、まだ若造には難しかったかのぅ、簡単に言うとじゃな、この世界は若造の過去の世界であり、同時に違う世界でもあるのじゃ。この世界はパラレルワールドのほんの一部に過ぎないのじゃよ。...全然わからないという顔をしとるな、まぁよいじゃろう、それより若造、ワシに聞きたいことがあるのじゃろう?そういう顔をしとる、立ち話もなんじゃ、ちと着いてくるがよい。」


「あ、あのー、すみません、さっきから若造若造って、俺も結構いい歳ですし良男という名前があるんですけど...。」


長老「ほぉ、良男と言うのか...じゃが、ワシは何も年齢で判断したわけではないぞ。」


そう言うと小さく腰の曲がっていた老人の姿がみるみる大きくなっていった。


「ワシから見たら若造と呼ぶに過ぎないということじゃよ。」


なんだこの大男は,...体格がいいなんてものじゃない、体長はおそらく3mはある...。


長老「まぁ、着いてきなさい、ワシ達の住処でじっくりと話すとしよう。」




—————————————To Be Continued.












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