第32話 原始人の住まう世界 ”モルガン”
ここは...ルークに言われたように俺は違う世界”モルガン”に来た
深緑の森の中を俺は一人歩きながら考えていた
「そもそも原始人ってなんだよ...
原始の人で原始人でしょ?すなわち俺のひぃひぃひぃおじいちゃん!?
まさか俺のご先祖様に会えるのかぁ...色々な意味で楽しそうだなw」
進めば進むほど森は険しさを増していった
「はぁ,,,腹減ったなぁ,,,そういやぁティターニアの宮殿に居た時以来何も食べていないなぁ、ビチコの手料理も食べてないし、て言うかこれから先ビチコに会えるのかも怪しいぞ,,,」
なんでこんな事になっちまったんだ,,,
その時ガサガサッ!!!といきなり森の木草を掻き分けながら来る生き物が居た
パオーン!!!
「うわっ!何だ!これは,,,象?にしてはそもそも毛が生えてる象とか居たか,,,?これが噂のマンモスか,,?いや、そもそもデカすぎじゃねぇか?」
そのマンモスはゆうに体長6mはあり牙の大きさは良男の倍以上はあるのではないかという程だった
「あんなのに突かれたりしたらひとたまりもねぇよな,,,なんて馬鹿な事を考えるんじゃないな!」
良男の手が光出し"インボディ”の力により大剣を呼び寄せた
「そもそも、こんなデカい肉があるんだから逆にラッキーじゃね?」
良男の勢い良く振りかぶって確かに命中した
「よっしゃー!デカブツなだけあって隙だらけだぜ!」
しかし巨大なマンモスは何も無かったかのように平然としていた
そして良男を睨み物凄い速さで良男に向かって行き突撃をしてきた
間一髪、良男はマンモスの突進を避け地面に転がりこんだ
そしてマンモスは勢い余って大木に頭をぶつけて倒れていた
「あぶねー!マジなんなんだよ!20tトラックが突っ込んで来たのかと思ったぞ!」
良男は体に付いた砂埃を払いマンモスの方に近づいて行き
「あんだけの巨体にあのスピードでぶつかったんだからひとたまりもないだろぅ」
巨大な大木の幹が根元から折れていた その大木は高さ20m、太さ5m
そしてその時、木がへし折られる音と共に何かが立ち上がるのが見えた
「おいおい、嘘だろ,,」
マンモスは何も無かったかのように立ち上がり良男の方を振り向き
そして突進と共に良男に向かって長い鼻を鞭の様に使いぶつけて来た
「ぐわぁ!!たかが鼻で俺は飛ばされるのか!」
良男は数メートル飛ばされ岩に激突し、自分の身体の跡が残るぐらいの衝撃だった
「ぐふっ!何なんだ..この生き物は..これが..古代の生き物の力...」
そしてマンモスがトドメを刺しに来た
ドスッ!その時、鈍い音と共に鮮血が飛び散った
そこに倒れて居たのは 無数の槍で貫かれた ”マンモス” だった
「誰だ,,,これを人がやってのか,,,しかもただの槍で,,,」
???「ぺるぺるぱるぱぺるぽ」
???「ぼんてぃあぼんてぃあぼんば」
意味不明な言葉を喋り、申し訳ない程度の布で身体を隠している人
"原始人”が居た
TO BE THE CONTINUE
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