第28話 イチャイチャしてぇ(前編)
俺はサシェルさんと別れ、朝の鍛錬を終えた後たぶんまだ寝ているであろうビチコを朝ごはんに誘うため1度部屋に戻った…のだが……。
良男「何でキュニアがここにいる!?」
そう、ベッドにはビチコと何故かキュニアが一緒に寝ている姿があった。可愛いな……いや、可愛いな、じゃなくて!まぁ、とにかく2人を起こすか。
良男「ビチコ。ビチコ起きて」
ビチコ「うぅん。あと5分〜」
良男「昨日もそう言って起きなかったろ?」
ビチコ「ふにゅ〜」
うーん、どうすっかなぁ…そうだ!いい事思い付いた!!ぐふふ…
俺はいたずらっ子の様に笑いながらビチコに近づき耳元で、
良男「ビチコ、今すぐ起きないと…襲うぞ?」
パチッ
ビチコ「……。ッ!?な、あ、え?い、いい良男様!?」
良男「おはよう。ビチコ」ニヤニヤ
ビチコ「お、おはようございます//良男様///」
良男「ん?どうした?そんな赤くなって」ニヤニヤ
ビチコ「え、あ、だって良男様が耳元で喋るからっ//」
良男「喋るから、なに?」ニヤニヤ
ビチコ「〜〜ッ!!よ、良男様の意地悪ぅ〜!///」
良男「あははは!!ごめんごめん!つい、ビチコが可愛くていじめ過ぎた♪」
ビチコ「むぅ〜//お返しです!」
そう言ってビチコは俺の首に腕をかけ、キスをした…ほっぺに。それでも効果は絶大で今度は俺が真っ赤になる番でそしてそれを眺める人が1人……
良男・ビチコ「あ」
キュニア「どーぞどーぞ。私の事は気にせず続けて下さいなー」
良男・ビチコ「わああああああ!!!!!」
********
ティータニア「全く!!朝から本当に騒がしい奴らじゃなお主ら!!!」
良男・ビチコ「すみませんでした!」
キュニア「ごめんさ〜い」
ティータニア「キュニア殿!貴女は反省の色が見えませんぞ!!」
キュニア「だって私ほとんど関係ないもーん。そんなカリカリすんなヨ。ティアちゃん。」
ティータニア「ティアちゃんって呼ばないで下さいと何時も言っておるでしょうが!!」
ビチコ「あ、あの!お2人は知り合いなんですか?」
ティータニア「ん?あぁ、キュニア殿はこの世界の管理人と友人でな、よく遊びに来ていらっしゃるのだ」
キュニア「そうそう〜。まぁ、今日は遊びに来ただけじゃないんだけどねぇ…ってことでぇ?エイッ☆」
キュニアが指を振ると良男、ビチコ、ティータニア、そしてキュニアは今までいた宮殿から湖の側に建つログハウスの前に立っていた。
キュニア「さぁ、中でお話しましょ〜」
良男(ほんと、何でもありだな……)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます