第16話 女の子の涙目はグッとくるものがある (前編)


ビチコ「うわぁぁああん!!あるじさまぁぁああ!!!」


ビチコはしばらく俺の腕の中でわんわんと泣いていた。゛俺の腕の中で゛ここ重要な!!



********


さて、どうしたもんかな…再会の余韻orおっぱいの感触をもう少し感じていたいのだが、さっきの話の続きもしなきゃだしそして何よりそろそろ周りの目が痛くなってきたので一旦離れるか。


良男「なぁ、ビチコもうそろそろ泣き止んでくれ。そして一旦はなr「やだぁ…グスッ」うん、ごめんもうしばらくこうしてようか♡」

オッサン・メリスリア「いつまでそうするつもり!?」

キュニア「よかったねぇ〜」


だってビチコ可愛いすぎるんだもの。涙目上目遣いでやだぁってやだぁって…もう鼻血出るわ。うん、ということで


良男「このまま話の続きしてもいいか?」


メリスリア「はぁ…わかったわ」


俺達はもとの場所に戻り話を再開した。(ビチコは俺の膝の上)




メリスリア「さて、再会するわね?もう1度軽く説明するけど、おじさま以外の複数の神によって色々な世界、事象が歪ませれそしてあなた達もそれに巻き込まれた。そこに深く関わってくるのが゛時空の渦゛。で、今のところ時空の渦で分かっているのは元々、世界と世界を隔てる゛ゲート゛の役割をしていた事、それから神界、冥界のどちらに逝くかの審判をする場所で゛天秤の狭間゛と呼ばれていた事の二つよ。」


良男「ゲート…もしかしてそれが無くなったからその空間を保てなくなって時空の渦、つまり歪みになったみたいな感じか?」


メリスリア「ご明察!その歪みから生じる力を使って神々は世界に干渉しているわ」


なるほどな。んー、だが何故ゲートは無くなったんだ?それに普通はそんな事が起きたら元に戻すようにするのが神様の仕事ってもんじゃないのか?


オッサン「んー、確かにそうなんだよねぇ」

良男「だろぉ?って俺の思考を勝手に読むんじゃねぇよ!!」

オッサン「ははっ、気にすんな☆でも、その通りなんだよね。あそこ、天秤の狭間には二人の守り人が居たはずなんだけどその子達も今は行方不明で事情聴取もできないんだよねぇ」


良男「守り人?」

オッサン「うん。神界と冥界のハーフで双子のまだ若い子たちだよー。まぁ、でもその子たちはこっちで探すとして君には他のことをやってもらおっかな!」


そう言ってオッサン神はガハハと笑った。




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