第14話 サモナの姉妹





あれから、どれくらい立ったのだろう。

カミサマは一体、俺に何をしたいのかさっぱりワカラナイ。


あーワカンネ、ワカンネ。

俺なんでこんな世界に転生されたんだ…?


「おいおい、そんなこと言わないでくれよぉ…」


「うわっ、オッサン」


様子見に来たらなんだか僕の指示した事になって無いし、本来死ぬはずではない、君のお友達君までもが死んでるし、おいらワケワカメーなマジ勘弁たんこんぶッ!(プンスコプンスコッ)


「オッサン…?

どう言うことだ?今のじゃ、全然説明になってぇ!Kwsk説明してくれよ!」


突然、現れたオッサン(カミサマ)は困った顔で説明し始めた。


「つまりだな、誰かが、改変行為したことになるんだわ、

きっと、オイラの事をのく思ってないカミサマ達がからかってるんだよ。

(根暗でやるコト全部皆に押し付けて、自分の成果にしてる、あのクズ神達めっ…ゴゴゴゴゴッ、手書きの調査書作らないといけない手間が増えたゴゴゴゴゴッ)」


な、なんか心の声が怖いぞオッサン…。

「わかった、誰かが俺らをからかってるんだな、、、。」


「そういうこと、ということでだな、オマエさんひまじゃろ?  

ついて来い、この世界ワールドの管理してる【サモナの姉妹】に挨拶しに行く。

サモナの姉妹も、この事には困惑してる、さぁ乗りたまえ」


某青いロボット如く、ガサガサと腹巻きから赤い絨毯が出てきた。


「ア●ジン・・・?」


「ほれ、早く乗れ、行くぞ」


「おうh「んじゃーしゅっぱーっつ!!!!」


フワっと絨毯は浮いて、ありえない速さで滑空していった。

(ギェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ・・・・・・という音を残して・・・)


そう、空は青かった・・・・。




静かな森のガラスの宮殿


噴水から静かにサラサラと水が流れ落ち、

ふわりと白い花の絨毯の上にたくさんの本と共に囲まれ、

長い柔らかなブロンド髪に同じく柔らかそうなふんわりとした獣耳をした少女がくぅ・・・くぅ・・と寝ている。


その前に寝ている少女同様にブロンド髪にブロンドの獣耳のスラっとした、女性が立っていた。


「キュニア?そろそろお時間ですよ、おじさまとアルトロ ディー異世界のお客様がいらっしゃいます、お茶の準備をしましょう」


「・・・ふぁ・・、姉さま。まだ早いですよ・・キュニはもう少しこうしてたいです。。」


「あと、30分ほどで着くみたいですから本をしまってくださいね、私はレモナルとミンティスを取ってきますから、早く起きて片付けてくださいね」


「分かりましたです、レモミンティーにするのでしたらラズレンも入れてください~、姉さまのお茶は苦くて飲めないですー」


ぷくぅーと小さな顔の頬を膨らましながら、キュニアは姉のメリスリアがハーブを取りに行くのを眺めて片付けをし始めた。


キュニアは立ち上がり、白い肌の指先を空中で円陣を書き出し

”Read in Read of  Heavenly gods Cloak” と唱えると、まわりにあった沢山の本がシュッと消えた。

また、円陣を書き

"Read in Code:2229 Code:3000"  と唱えると、ステキな木製のテーブルと椅子が出てきた。

「姉さまは、お茶菓子のことは何も言ってなかった・・・、キュニが選んでいいってことよね・・?」

キュニアはニコニコと円陣を書きだし、

”Made the -lemcake- -chocolatgalette-”と唱えて自分が好きなお茶菓子をセットした。


そうだ、とぼそっと彼女は微笑みながら沢山の円陣を作り



”Re:again=Human//AivisuChico  AivisuCheshirelise"

 


「姉さまには、怒られるでしょうけどキュニはお友達が大切なの。

おじさまも、きっとわかってくれる・・はず・・・」



暖かに、よみがえる

 小さなカミサマのいたずらに 

    1人の少女と欠けてしまった対を保管する用に生まれる新たな生命・・


きっと・・きっと、喜んでくれるよねと彼女は微笑んで


白いワンピースに見を包んで丸くなって寝ている、小さな女性2人を眺めながら

早く、この世界も丸くなればいいのにと。。。

そっと、つぶやいた。



To be continue・・・・・

     

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