第7話 疑問




”クロノス”




そう名を呼び過去を変えたいと望んだ瞬間眩しい光に包まれた、目を開けると賢者の祭壇に着く前まで時間が戻されていた。


でも、

なぜビチコが俺を?

元主様ってなんだ?

俺は主様破門か?

鳴海がなぜこの世界にいる?

俺の心臓が必要ってどうゆうことだ?


頭に疑問が次から次へと流れていく。


悩んでも仕方がないビチコに聞こう!


「主様ぁ?浮かない顔してどうしたんですかぁ?まーた変な事考えてたんじゃないですかぁ~?エッチだなぁ~」


「なぁ、ビチコ質問していいか?」


「なんですかっ?」


そんなニコニコした顔で言わないでくれ…

質問しにくいだろ…


「あ、あのさ、どうして俺の心臓が必要なんだ?鳴海とビチコはどうゆう関係なんだ…?」


ビチコの顔がみるみる暗くなり俯いてしまった


「どこまで知ってるのですか?」


「何も知らない。だが、俺はビチコに殺された…俺の心臓が必要だと言って…鳴海のことを主様とも言っていた。そして神様クロノスに過去を変えたいと望んだ」


「」


少しの沈黙が続きビチコが話し出した


「そうなのですね。神様はこの世界を面白がって見ています」


「神様が?どうして?」


「言えません」


「どうして?」


「そうゆう契約だからです。私からは何も話せないように神様によってプログラムされているのです。」


「プログラム?」


「私は人間ではありません。身体は人間同様作られているです。もしかすると、鳴海様なら教えてくれるかも知れません。鳴海様にお会いしたいですか?」


「鳴海に会えるのか?」


「会えます。鳴海様のところに行きますか?鳴海様は今はあなたのそして私も。貴方にお会いすると鳴海様は、また殺せ、心臓を取れと命じられるでしょう。それでも行きますか?」



鳴海は友達だろ?!

なぜ鳴海が俺を?!

敵ってなんだ?!

考えても考えても疑問だ


「鳴海様を助けてあげてください」


ビチコがボソッと涙目になりながら言ったのを聞き逃さなかった


「わかった、行こう」


そう答えるしなかないだろ

助けてあげてくださいってなんだ…

まぁまた光って倒せてるかもしれないし?

なんとかなるだろ!!


そして、俺とビチコは鳴海の所に向かった



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