第92話:描写の書き方~五感を刺激する

 「描写しろ」と言われても、なにを書けばいいのかわからないということはありませんか?

 私はあります。

 ええ、ええ、ありますともさ!



 そういう時に、いい方法があります。

 五感(場合によっては第六感、第七感セブンセンシズまで)をフルに活用する方法です。



 描写というと、ついつい視覚に頼ってしまいます。

 しかし、触覚、嗅覚、聴覚、味覚などの感覚もあるわけです。


 ここでまた、実験小説の登場です。



「あなたの大事な人の顔を思い浮かべてから読んでください」

The second person No.2

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881050010/episodes/1177354054881050256



 こんなこともあろうかと(笑)、この実験小説には多数の感覚が入っています。

 具体的には、味覚以外はすべて入れてあります。


 どうしても、二人称小説は描写が難しいということもありますが、五感の描写を入れることで、具体性がなくてもシーンを補うことができます。

 上記では、「森林」と書かなくても、五感を使ってそのような雰囲気をだせるようにがんばっています。


 自分で書いた小説を見直してみてください。

 1話の中に「視覚」以外の感覚描写は入っていますか?

 入っていないとしたら、まだ読者に訴えかける手段が残っていると言うことなのかもしれません。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る