第72話:どれから創るのか?

 シノプシス、アウトライン、プロット……それでどこから手をつければいいの?

 ……という疑問を持つ方もいるでしょう。


 これは、(間違っていても知らんけど)Guym式で話させていただくと、「好きなところからどうぞ」です(笑)。


 シノプシスは「流れ」、アウトラインは「構成」、プロットは「因果関係」と説明しました。

 「流れ」を作ってみて「構成」を見たらバランスが悪かったとか。

 「構成」から「流れ」を作ってみたら、今一つ不自然だったとか。

 どれからやっても、どこかで調整が必要になるものである……というのが私の経験談です。


 期待の新人さんが「書きたいシーンから書く」というのは、私もよくわかります。

 それで全然、問題ありません。

 私もたまにそれをやります。


 その場合は、そのシーンに持っていくにはどうしたらいいのか、考えればいいだけです。

 そのためにはまず、そのシーンの主旨がなんなのか考えるべきでしょう。

 シーンの売りが雰囲気ならば、シノプシスから入るのも手でしょう。

 シーンの売りがテーマ性ならば、因果関係が大事ですからプロットを逆方向(果→因)に組み立ててみるのも面白いでしょう。


 シーンから書きたい初心者は、シノプシス→それを分解してアウトライン→プロットというやり方がお薦めです。


 「こういう話を書きたい」という構想がある方は、アウトラインから入るのがお薦めです。


 個人的に、プロットが一番難しいのではないかと思っています。

 プロットは、ストーリーの根柢です。

 言い方を考えると、「語りたいテーマ」を紡ぎだす要素の並びです。

 本来は、一番最初に作られるものだと思います。


 しかし、物語作りに慣れた人ではないと、いきなりここに手を付けるのはむずかしいかもしれません。

 そういう方は、プロットは「確かめ算」のように使うといいと思います。


 シノプシスやアウトラインを組み立てた時に、語りたいテーマへ因果関係が物語として結びついているのか、プロットを作って確認するのです。

 もし、結びついていないのならば、アウトラインから作り直しです。


 なれれば、アウトラインとプロットは、ほぼ同時にできるのではないでしょうか。



※ここまで書いてなんですが、検索したらWikipediaに図解入りで詳しく書いてあった(笑)。意味がなかったなぁ、やっぱり(>_<)

 ここまで読んだ人、すいませんでした<(_ _)>

 というわけでオチがついてしまいました(笑)。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88_(%E7%89%A9%E8%AA%9E)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る