第2話 ジョシュ

死にそうなくらいつまらないデスクワーク。

毎日パソコンの起動音を聞くだけで死にたくなる。

全くやりがいがなかった。

しかしある時上司から制作部へ行かないかと言われた。

もちろん答えをすぐに出し、制作部へ行くことになった。

僕の会社はコピー機の会社だ。

世界のコピー機シェア6割を占める会社らしい。

革命を起こしたらしいが、詳しくわ知らない。興味もない。

実はこの会社はロボットの会社を買収している。

僕はもともとロボットを作りたいと思い続けてきた。

いつの間にかこの会社に(騙されたと思ったが) 。

デスクワークをしている時も、何個かロボットの案を出していた。

それが知られたから、制作部に入ることができたのだろうか。さてここからどんな案を出そうか。

「ジョシュ君」 新しい上司イナサンが言う。変な名前だ。

「君にはこの計画を進めてもらう」

そう言い計画書を手渡した。

渡された計画書には、ロボットとコピー機の合体製品らしきものが書かれていた。まあ退屈ではなさそうだ。

口で操作できる様になり、3Dプリンタも搭載する。

ロボットを(まあAIだが)これを搭載することにより、複雑な形を作ることができるので、医療現場での活躍も期待しているらしい。

「なので今回君は、この事業の中心の会社に行ってきてもらいたい」

そう言われやってきたのはJ&Jという会社。

もちろん一人できたのはではなく、ホレイショとかいうこのロボコピー機の責任者と来た。

他は本社で開発を進めている。

「J&Jはこの事業の中心だ」とホレイショが突然言ってきた。びっくりした。

「主にAI開発をしている」また言ってきた。

「AIと言えば今騒がれてますね」

そうだなとそっけなくホレイショが返し、僕たちはJ&Jに向かう。

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