静寂の再来

第1話 ゴードン

俺は刑事だ何度も事件を解決してきた。近頃は、よく分からない奴らが、ロボットに支配されるとか言っている。噂じゃこんなことを国で話してるらしい。それだけ平和ということなのか。平和なのは結構だ。しかし、事件は起きるもんだ。

「被害者はジィキーマーソン 34歳 プログラマー 1ヶ月前にリストラされたばかりです」 マーティンが言う。ゴードンは検死室に向かう。

検死室に入った途端「アサシンみたいだ」 小太りの検死官アルフが言う。

「暗殺者ですか」マーティンが聞き返す。

「それぐらい手際がいい、ほらここ」ジィキーマーソンの胸部を示す。

「傷口がちょうど綺麗に胸の真ん中なんだ、しかも争った跡がない。不意をつかれた感じだ」

「アサシンが現代に、しかも刃物を使ってかぁ」ゴードンは語尾を低めて言う。

「まあ まだ調べるけど」

「こっちもわかったことを送る、おいマーティン」

「なんで刃物をもしかしたら、投げたのか」マーティンがブツブツ独り言を言う。

ゴードンは部下の独り言を聞きながら6Fに向かう。