第46話:光と影

いいものには必ず裏がある

悪いときには必ずといっていいほどいいこともある

表裏一体であると考えるのだ。


時間というものが24時間存在している。

太陽が昇り、沈む。これを繰り返す。

日が差し込んだところの後ろには必ず影が出来る。そこを光で埋め尽くすには、別の視点からまた光を当てるしかないだろう。

しかし今度はそこにも影が出来たりはしないだろうか。

そう、キリがないのだ。影と言うものは常に自分の裏をうつす鏡である。

お金を稼げたとしても家が火事で燃えた。偶然かもしれないが、しかし稼いでいなければ家が燃えることもなかったかもしれない。

誰かが得をすれば誰かが損をする。必ず連なっているんだと思う。

平等なのは時間、そして死。揺り籠から墓場まで。そしてまた輪廻転生を繰り返す。なんだか宗教みたいになってきたぞ。。。。


悔やんでいても仕方がないということだ。

今起こりうることこそがその現実の世界というものであると私は日々自覚している。明日地球がなくなってしまえば私の魂は永遠にどこをさまようのか分からないときがある。

ふっと消えてしまうのか、それとも身体の感覚はないが意識はあるのか。

光と影があるなら精神と身体もまた別の者なのかもしれない。

しかしほとんどは精神が体を動かしている。

光が差したら影が差す。影だけ差してもただ暗闇だけで光はささない。

自然界といえば自然だが、しかしこれはこの世の真理だといえようか。


仕事もそうだが、最近生命についても考えさせられる。

自殺者が多いのはなぜなのか。この世の中がなぜそんな嫌な世界になってしまったのか。

しかし人によってレンズが違うのは光の世界から来た住民と影の世界から来た住民の2つに分かれてしまうのだろうか。

私達はみな同じ人間。しかし感情が違う。性別も血液型も何もかも。

最近読んだある小説などからそういった感銘を受け取ってしまったのだ。

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