第38話:面白くない日々ほど退屈である

小説のはずがだんだんとブログみたいになってきた。

これはいかん。これはあくまでも小説だ。

そう思いながらも特にこの「4人の自分」を執筆してから読み返すことが私はないのだ。

だから読者の皆さん、指摘有ればどうぞお願いします。

そこだけ読み返します。(笑)


面白くない日というものは多い。

なぜなら一日一日を一生懸命いきていくとどこかで繰り返しの日々がやってくる。本当は毎日別のドラマを見ているはずなのに、今日のドラマは以前みたことがある光景だ、と思う日がそっと来る。

そう、これほど「退屈」なことはないのだ。


人間はやはり刺激的なものを求める傾向がある。

「限界効用逓減の法則」というものが存在する。これは満足度はだんだんと減っていくということになる。

特に3人目の自分「個人投資家」をやっていると、最初は10万円20万円稼ぐとすごくテンションが上がる。

しかしいつしか100万200万稼いでも、資産が増えることにはもちろん感動するが、その満足度はだんだんと減っていくのだ。

これが嫌なところである。おそらくこれは1億2億稼いでも同じぐらいな気持ちになってしまうだろうと思うのだ。

だから宝くじ当選者というものは不幸になりやすい。身の丈にあった生活をしていなく、常に「参照基準点」だけ引き上げてしまうからだ。

そうなると昔のような貧乏生活ができず、贅沢三昧。資産が尽きても借金地獄。これが金持ちの実態らしい。

やはり自我をコントロールしなければいけないと思うのだ。


しかし刺激が足りない。求めてしまう。お金を使ってしまう。

お金を使わない生活。そんなものが欲しい。ならばどうするか。

この小説の大本である「分身」を作ること。

自分が寝ている間にも勝手に稼いでくれる分身。しかも無料で。

もちろん小説や株、個人投資家など最初は時間を費やすこともある。

しかし株は買ったこと自体忘れろと言われる。気づいた時にはそれが膨れ上がっているなんてこともあるくらいだ。

だから買ってほったらかし。2016年に入ってから下落まっしぐらだ。

なかなか3人目が機能しないのがネックである。


以前は休憩時間中もチェックをしていた。退屈しなかった。

しかし今はそれすらチェックしない。稼げてないからだ。しかし稼げていても時間有効活用考えるともしかすると画面すら開かなかったかもしれない。

とにかくいえることは今と言う現実。これにしっかりと向き合うことだ。

刺激が欲しいが、体が動かない。なんたるエゴである。

私は退屈である。だから小説をかく。

もしかすると10年後読み返した時、当時はこんなことを思っていたのかと笑っているかもしれない。

そんな未来の自分が今もまた夢の中で出てくる。そんな気がして退屈ならないことも多い。

しかし毎日が別ドラマである以上、退屈ばかりでもない。しかしなぜ「退屈」になるのか。

そうか。私がそう思うから退屈なのだ。

時間は金成。退屈していても地球は回るのか。

ほんと、不思議なものである。この世界と言うものは。

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