9話 - その手に見えたものは -
「それでは、簡単に魔王様のお仕事の説明や世界の仕組みなどを……」
マッチョさんから聞いた【
【世界の仕組み】というのは、この世界が神によって作られ、生まれ持って決められた
「ステータスオープン」
左手の平を自分に向けその呪文を言うと、手の平に<ステータスウィンド>というA4サイズの紙を横にしたくらいの大きさで透明度低めのプラスチックの様な物が表示される。私のステータスはこんな感じだった。
――― マオ・アキノ ―――
レベル:1 名声:100
HP/4 MP/20
【かけだし魔王】
グレード:
属性:闇(MAX)・水(1)・火(2)
――― 1/3 ―――
ステータスの<名声>は100で最高値で、魔王や勇者みたいな職業は特殊なアイテム<
でも、ちょっとホラーじゃない?浮かぶ瞬間って。
【かけだし魔王】っていうのは称号で、レベルがある程度上がるたびに変わったり、特殊な行動をすると変わったりするみたい。次は何になるのか少しだけ楽しみ。
<
<属性>っていうのは【光・水・闇・炎・樹】の五大属性のどれが得意かという事で、かっこの数字はその属性のレベルで、1~5(MAX)まであるのだがMAXまで上がるとその属性の攻撃は100%通らなく、逆に回復してしまうらしい。やったね闇属性の攻撃ならフレンドリィファイアで回復するよ!
ちなみに弱点の属性は通常存在しないんだけど、MAXまで行くと弱点が急に生えてきて、5割増のダメージが通っちゃうんだって。私だと<光>と<樹>のダメージが5割増しになっちゃうから、その辺りは
「「……その指輪、手作りだから」」
「え、すごいね!ありがとう、ぴったりだよ!」
なんとこの指輪はネーロちゃん、ビャンコちゃんのお手製でした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます