一夜一話ものがたり
malme
まえがき
何処から始めようか。
何処にいて、何処から語り始められるのかわからなくなってしまった。
もうだいぶ前に、わからなくなって、日曜日の午後の光りに舞う埃片、その乱反射のように明滅、そうして語るしかないようだ。
日常と一足飛びの次元と混濁する、どれでもない。
そんなところまで来てしまった。
きっと同じように感じ同じように考え同じようにわからなくなっている人にしかわからないことが語られるのだろう。
すでに個人ではないのだし時間もわからない。世界が沁みだして来ている。
その狭間から覗く目、腕が見える。
あなたがここに書いていることからなにがしかを得るのだとしたら、きっとあなたが読みながら書いたのだろう。誰かの声を聞いて。
連想の連鎖は飛んでゆき意味はわからない。
それを書こうと思う。
毎夜の女性へ向けて。
一夜一話ものがたり malme @malme
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