この発想は面白い!よくあるVRMMOモノかと思って高をくくっていたら、随所に張られている伏線やゲームの謎、そしてクセのある登場人物たちの抱える深い闇。狂気じみた言動で読者を引き寄せ、読み進めるといきなり突き放される。ある意味、作者との駆け引きを楽しむ作品。作品全体にエスプリが利いていて、それもまたいい味を出している。頭を使う作品が読みたい方へ、是非お勧めの一本です。さる