種の存続
@terminal
第1話
これは種の存続に関わる問題だ。
我々は爆発的に増え続け、地球やどぬしを汚染し続けている。
地球やどぬしが死んでは、我々は滅亡する。
間引きが必要だ。
私は強力なウイルスを人工的に作り上げた。
感染力と致死性が高く、潜伏期間も長い。
一度散布すれば対策を打つ間もなく、大勢が死ぬだろう。
だが、全滅よりはましである。
私はウイルスを散布し、研究データの一切と心中した。
時が流れた。人類はウイルスにより、みるみる減っていった。
有効な治療法も確立できず、いよいよ、滅亡の時も遠くはないと叫ばれるまでになった。
これは種の存続に関わる問題だ。
我々は爆発的に増え続け、宿主を矢継ぎ早に殺している。
宿主がいなくては、我々は滅亡する。
間引きが必要だ…
種の存続 @terminal
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます