この急展開についていけますか?
「お見合いってなんなの!?」
自宅に帰って早々、私は玄関で靴を整える谷城を待たずにリビングのドアを勢いよく開き、尋ねる
「あ、おかえり、メールに書いただろ(でしょ)?」
と声を揃わせ
「あっ、どうも…こんにちは」
相手の親らしき人が既に家に居た事に少し驚いたが挨拶をし、それと同時に谷城はリビングに入って
「あれが僕の父、
と紹介をした。
さっきまで全然気が付かなかったがなかなかのイケメンということに気付き慌てて顔を逸らす
「もしかして僕に惚れた?」
と彼はまた耳元で囁く
「か、顔が良くてもやっていい事と悪い
と動揺を隠し切れないまま反論する私を見て彼は私にしか見えない角度で意地悪な笑みを浮かべる
「もう仲良くなったのね」
と上品に笑う彼のお母さんの声でハッと我に返る
「はい、母さん。
今日は僕の為に時間を
といきなり猫を被る彼に私は戸惑ったが彼の母が頷き、指摘する暇もなく手を引かれ外に連れ出された
「で、
外に出て五分程経ち、歩みを止めて彼が尋ねてきた
「えーっと、とりあえず手を離してもらっていい?」
と言うと彼はなんで?という顔をした
「ほら、だって友達とかに見られたら勘違いされちゃうし!」
「勘違いって?」
「こんなの付き合ってるみたいじゃん!」
私は少し力を込めて自分の意を伝えた
しかしその
「だって俺ら付き合ってるだろ?」
僕を攻略しませんか? 澪。 @as-1224
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