雑誌の作品投稿に向けて
【どう言う作品を作りたいか】
*NG要素
剣と魔法の異世界物。
WEB小説ならともかく雑誌に投稿する事が目的である。
理由はこれは完全に出尽くされたジャンルであるためだからだ。
もはや自殺と言って良い。
*既存の作品と似ている要素が詰まった作品
これも注意したい。
仮にプロデビューして書籍化したとしても二番漸次感が漂う作品はアウトだ。
巨大な異能力飛び交う学園機関を舞台にするとしても禁書、ストブラぐらいの差別化が必要である。
【今回の作品の課題】
*必ず完成させる
取り合えず。
何が何でも完成させる。
*キャラクター立て
作品の個性を確立させたいと思ったが、初めての投稿でプロデビューなんて夢物語であるため、キャラクター立てを練習する感じにしたい。
キャラクターを立てると言うのは人気がある漫画の主人公とかを例にすると分かり易い。
彼達を説明する時に「人を殺さずの誓いをつらぬく剣客」とか「戦いを好む戦闘種族の宇宙人」、「巨人を殺すために兵士になったが巨人の変身能力を持った少年」とかそんな感じで説明出来ればOKらしい。
ではどうやったらキャラクターが立つのかと言うと、普通とは違う正反対の要素を持たせれば良い。
ギャルだけど実はとんでもなく勉強が出来たりとか。
アンドロイドなのにお馬鹿さんだったりとか。
オタクが大嫌いだけどオタクの子を好きになった委員長キャラとか。
ちなみにキャラクターの立たせた方については竹書房の大塚 志郎さんの著作シリーズ「漫画アシスタントの日常」でもより詳しく語られていられるので要チェックである。
*主人公のオタク設定は禁止
自分の作品はの主人公はオタク設定が多いので今回は禁止とする。
【どう言う作品を書いていくか?】
本当は書きたい物を書けたらいいがそうもいかないのがプロの世界であろう。
とりあえず候補と問題点を挙げていく。
*学園物について
学園物はファンタジー物と同じくやり尽くされているジャンルなので剣と魔法のファンタジー物みたいに避けるのが無難であると思われるが一度挑戦してみるのもアリだと思う。
また剣と魔法のファンタジーみたいに読者からの逃避感とかそう言う物もないのでOK。
一番の問題点は「今の学生」を書けるかどうかである。
*ヒーロー物について
正直ヒーロー物はかなり鬼門の印象がある。
悪の組織物などもそうである。
だが挑戦してみるのも悪くはない。
*変身ヒロイン物について
これは一般だと鬼門中の鬼門。
美少女文庫か二次元ドリームノベルとかに出した方が無難だろう。
*パワードスーツ物について
正直言うとかなり難しい。
どう足掻いても二番漸次的な作品しか思いつかない。
*女子プロレス物(格闘技物)
新鮮さはあると思うがどう言う物語にするかは難しい。
正直ラノベでは難しいと思われる。
【自分の課題】
*作品の完成
これは最前提。
これが出来て初めてスタートラインに立てたと思うべき。
*誤字、脱字の多さ
推敲不足であるのでちゃんとしていくしない。
最近もそうだ。
*戦闘描写が苦手
これは推敲せずに勢いで作品を書くタイプであるがゆえの弊害。
キチンと直していこう。
【投稿に向けて人気作品やこう言う作品を作りたいと言う作品が何故売れてるのかを分析】
○フルメタル・パニック
ラノベ界の金字塔作品の一つ。
特に第一巻は中学生の妄想を見事に具現化してみせた作品。
膨大なミリタリー知識量があり、ただの軍事小説ではなく、ASと言うロボットやミスリルなどの設定がこの作品の個性を持たせる事に成功しているだけでなく、さも現実の世界に溶け込んで存在する一つの兵器であるかの様に描いているのも凄い。
また第一巻からの伏線を長い歳月をかけて見事に回収してみせた作品である。
○とある魔術の禁書目録
ラノベ界の金字塔作品の一つ。
主人公の設定や心を主人公の言葉を震わせる言葉の数々。
地球で最も科学が進んで都市に魔術を放り込むと言う発想。
独自性の強い魔術の設定。
キャラクターの個性の立て方など。
フルメタ○・パニックと同じく一種の教科書と言って良い。
○インフィニット・ストラトス
美少女×パワードスーツ物やラノベで一時期流行った「最初にヒロインと決闘する」と言う流れを作ったパイオニア的な作品。
色々と批判が大きく、設定などに穴が多いが、ラノベらしい力強い設定がカバーしていた。それゆえに数々の二次創作を産み出すに至った要因の一つである。
○ゲート 自衛隊の彼の地にて斯く戦えり
地球舐めんなファンタジー。
WEB小説界隈における異世界自衛隊物のパイオニア。
地球の兵器や常識が異世界で無双する。
いわゆる日本を見て驚く海外の人を見ているような、日本人の快感原則に沿った物を感じたと思われる。
主人公がオタクの自衛官であり、読者の共感を得られる設定や行動の数々がこの作品をより素晴らしい物にした。
他の異世界自衛隊物と差がついてるのは彼の存在による部分が大きい。
○はたらく魔王さま
地球の人間が異世界に行くお話は数多くあれど、逆のパターンは中々無い。
それを実行して見せた作品。
地球、日本で長く住んでいるにも関わらず自分達が知らないような知識が出て来るのもマル。
また人生の教科書として使えそうな印象的なストーリーも多い。
物語の進行する上で現代日本や地球では特定の段階を踏まないと魔法が使えないなどの制約も注目部分である。
また魔王達が日本の現代社会に順応している様はある種のシリアスな笑いとなっている。
○ゼロの使い魔
たぶん今ではこう言う作品を作ったら絶対プロデビュー出来ないだろうなと言う作品。
数々の魅力的なキャラクター。
当時では考えられない程に作り込まれて、なおかつ分かり易い世界観。
ファンタジーの世界なのに現代兵器が登場して活躍したりとかすると言う作品の独自性などが多い。
地球舐めんなファンタジーと言う言葉が産まれたのはこの作品の御陰である。
第一巻の主人公のサイトとルイズのやり取りはサイトを通して異世界に来た様な、自己投影感を与えてくれると同時にルイズの理不尽さが世界観の説明を分かり易く解説しているのに役立っている。
○デュラララ
作者の実力がよく分かる作品。
魅力的なキャラクターの数々。
独自の世界観にストーリー展開方式。
首無しライダーなどの非日常的な要素が自然に溶け込ませている辺りも作者の実力がよく分かる。
○博多豚骨ラーメンズ
博多を舞台にした裏家業の人達の群像劇。
デュラララに負けない個性豊かな面々。
裏社会物の教科書みたいな作品。
博多を舞台にしていると言うのが一発で分かるタイトル。
随所に野球要素をぶっ込んでくるのが面白い。
○SAO
デスゲーム物の代表格の一つ。
キリトやアスナ達の魅力的なキャラクターの造形。
そしてデスゲームと言う「誰が何時死ぬのか分からない」と言う緊迫した舞台設定やそれに翻弄される人々、人間ドラマの数々。
こう言うデスゲーム物とかもそうだが、あまりキャラクターを殺し過ぎると逆に緊迫感を失ってしまうと言う弱点が存在するがそのバランスを取って魅力的な物語を作り上げているように思える。
○俺の妹がこんなに可愛いいわけがない
個人的に大好きな作品。
エロ漫画先生の作者の前作。
日常物でありながら非日常的な展開を繰り広げ、自分のキャラクターを地雷原に飛び込ませるようなストーリー展開がいい。(これは続編のエロ漫画先生でもやってる)
ある意味日常物作品の教科書みたいな作品。
個人的にお薦めエピソードは盗作エピソードの最中、黒猫と主人公が担当編集者に言われた台詞。
○神様のメモ帳
ニートを題材にした探偵物(半裏社会物)。
893やら中国マフィアやらが出て来る。
キャラクターの立て方が上手く印象に残る。
○SAO・オルタナティブ・ガンゲイルオンライン
SAOの外伝。
作者はキノの旅の人。
これを見ているだけでミリタリー物が書けるようになれそうな程にミリタリー描写が分かり易くて上手い。
キャラクターの立て方も参考になる。流石ベテラン作家である。
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