2.シェアードワールドどうでしょう
「じゃあ、続きを発表するね……」
「うん……」
「ええと……『カクヨムを面白くするかもしれない遊びのひとつとして、作品のシェアードワールド化を表明するタグを提案します』……だって」
「シェアードワールド?」
「シェアードワールドっていうのは、同じ設定や登場人物なんかを複数の作者が共有して、別々の作品を作ることだね。わかりやすいところだと……『クトゥルフ神話』なんかが代表的かな?」
「なるほど……自分の作った作品の設定を、ほかの人も使えるようにするんだね」
「うん。みんなでひとつの大きな世界の様々な住人を描いたり……あとは、作者が二次創作を許容している「東方」シリーズ作品なんかも、同じように考えることができるかも」
「いろいろあるかもしれないけど、ひとつの世界観を共有して競作みたいにして、ちょっとしたお祭りになったら、それは楽しそうだね。ファンタジーなら町の人をそれぞれが描いたり、みんなで魔王討伐を目指したり」
「うん、難しいこともありそうだけど、うまくいけば面白いかも。あ、作者のおたより、続きがある……『まずは先陣を切りたいと思いますので、この作品の登場人物である読子さんとさっくんを、自由に引用して作品を作っていただくことを可能にすることを表明したいと思います』……だって」
「えっ」
「……書いてある……」
「……あ、あわわ、あわわわわ」
「さっくん、お、おち、落ち着いて……スタッフさん、いったんジングル、おねがいします!」
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