3.ひらけ! 読子さん

1.先は読めないけど

「はいみなさんこん××わ、今日もはじまりました『ひらけ! 読子さん』お相手はわたし、思わせぶりなラブリー読書家の読子と」


「天然たらしと言われるのは正直に言って不本意、さっくんです。読子さん、ほんとうにこの流れでだいじょうぶ……?」


「だいじょうぶ。もうわたしたち、こわいものなしだよ、さっくん」


「そう……、そうかな……そうなのかな……?」


「さて、この番組では、おたより……このエッセイの作者から募集したおたよりを紹介していきたいと思います」


「どうしてこの形式をとったのかな……」


「それでは、さっそくおたよりを読んでみましょう。テーマは前回の引きで使った、カクヨムの今後はどうなるのかなについて。作者、kenko_uさんからのおたよりです」


「競作じゃないし一人しかいないからね、名前を出す意味もないよね、さいしょからエッセイにすればいいのに」


「ええと……『こんにちは。いつも楽しく書いてます』」


「……そりゃよかった」


「『カクヨムの今後ということで流れに任せて始めたこのエッセイですが……正直言って、今後については判りません』」


「見切り発車だったの……?」


「もうすこし読み進めてみるね。『というのは、まだまだいろいろな要素で状況が大きく変わる可能性があるからです。大きなものはコンテストの結果。それから、サイトのデザインに触れましたが、サイトのデザインはこれからも変更がなされるという発表がありました。作品ジャンルも追加の発表があり、そうすると「いまの状況」が継続するわけではなく、今後も大きな変化が予想されるため、先を予想するのはほんとうに困難になります』。うーん……たしかにそうかも」


「新作小説も新着レビューも活発に動いてるみたいだし、いきいきしてる、と考えればいいことだよね。予想はしづらいかもしれないけれど……」


「『最近(2016/4月下旬)はすこし、悲観的な表現を見ることが減ってきたように思います。活発さが保たれれば、楽しいものがいろいろと生まれる可能性があると思います』」


「ううん、そうだけど……結局、なにか読みみたいなものが出るわけじゃ、ないのかな?」


「まってね、つづきがあるみたい……『予想は困難ですが、その代わりに、いくつかの遊びを提言させていただきたいと思います』」


「……遊び?」


「……『続きは、次のエピソードで』」


「その流れ要るかな?」


「さっくん……ここでは、わたしたちは作者に従うしかないんだよ……悲しいことかも、しれないけれど」


「納得がいかない……では、次のエピソードに続きます」

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