第17話 基礎知識がないとまず駄目
お久しぶりです。初めての方ははじめまして。
しばらく更新できませんでしたが、ふと思いついたので唐突に更新します。
今回は知識と経験について……と書くと「難しそうだなあ」と思われるかもしれませんが、何も難しいことは書きません。
作者の頭自体難しくできていないのですから、そもそも難しいことは書けないのです。以前何かで「作者より頭の良い登場人物は書けない」みたいなことを読みましたが、それと同じことです。
これは私が日常生活で、自身の無知を頻繁に自覚するようになったからです。
自分は何も知らない、何も経験していない、と。
分かりやすい例を書きますと、例えば推理小説を書く場合。
まあ、推理小説を書こうとしていないんですが、あくまで例として。
警察の階級や慣習、取調室の様子等について知っている方はどのぐらい居られるでしょうか……おそらくですが、大半の方は知らないのではないかと思います。
でも、ちょっとした推理小説を書こうとしたことのある方は、それよりも多いと思います。
さて、ここで問題。
基礎知識なし、文章力のみでちゃんとした小説が書けるでしょうか?
……答えは、言うまでもありませんね。
このように、知らずに書こうとしてもまがい物にしかなりません。
何かにリアリティを持たせたいのなら、文章力よりも基礎知識を蓄えるべきだと思います。
私のように「とりあえず文章だけは書けるから始めてみる」では、土台となる知識不足ですぐに書けなくなります。
だから、文章の練習も大切ですが、物語を書きたい方はより多く「知る」ことに時間を掛けるべきです。
後になって私のように、何にも知りません……では意味がないのです。
近年、異世界転生ものが増えているのには、その基礎知識無しで書ける、自分でルールを決められる…………と思う人がたくさんいるからでしょうね。
もっとも、異世界には異世界の文化や秩序があるので、それを一から構築するのには膨大な資料が頭の中にないと駄目だと思いますが。
そもそも、まともな異世界なら、突然現れた主人公に重要な物事を任せるかという問題もありますし……。
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