43 平面葡萄(2)
音が戻った。
海鳴り、水夫の声、往来を行く人の喧騒、カモメの鳴き声。
人の身体を電気が駆け巡る音。
電熱により肉が焦げていく音。
セイクの、押し殺した、呻き。
癇に障る、裏返った、笑い声。
僕の、叫び。
「うわあああああ!」
僕は無我夢中で〈腕〉を振るう。
猛烈な勢いで突き進んだ〈拳〉はフーラァタに直撃し、やつの身体をはね飛ばした。その拍子に焼けた傷口からナイフが抜け落ちる。肉が焼け、血液が蒸発する独特の臭いが拡散され、鼻を突いた。
セイクは負傷した右腕をだらんと垂らし、片膝を地面についている。血液は流れていなかったが、僕は咄嗟に駆け寄ろうとして――やめた。
フーラァタから目を離してはならない。僕は十メートルほど先まで飛ばされたフーラァタを睨んだまま、視線を動かさず、声をかける。
「セイク!」ごめん、と言おうとして思いとどまる。「大丈夫?」
「……あー、ちょっときついな。腕はまだしも、足に力がはいんねえ」
唇をかみ締める。僕の不用意な行動がこの結果を招いてしまった。治癒魔法は焼いて塞がった傷にも効果はあるのだろうか。神経に重大な損傷は負ってはいないか。考えるべきことが多すぎて、頭が混乱しそうになる。息を吸う。前方で飛び跳ねて襲ってくるタイミングを窺っているフーラァタに集中して、頭の中から怒り以外の感情を排斥しようとする。
だから、セイクの「どうしたんだよ」という声があまりに穏やかで、振り向きそうになった。僕は彼のほうに向きたがる身体を必死に抑えて、訊ねる。
「どうした、って何が!」
「何がもくそもあるかよ。お前なんかじゃあいつに敵わないだろ」
「それは」
「逃げろよ」
少しずつフーラァタが近づいてきている。一歩、また一歩と、僕の間合いを確かめるように。
攻撃を放つのはわざわざそれを教えるような気がして、躊躇いが生まれた。攻撃の間合いを把握したらフーラァタは猛然と襲いかかってくるはずだ。その動きに僕の反応速度は追いつくだろうか。
埠頭にまき散らされている砂が軋む。
だが、このまま黙っていてもいいのか?
遠距離から電撃を放ってくる可能性も捨て置くことはできなかった。ヤクバは雷の操作は難しいと言っていたが、セイクはフーラァタが強くなったと漏らしていた。ある程度の指向性を持たせられるようになっていてもおかしくはない。
心臓がうるさい。「早く逃げろ」とセイクががなりたてている。
そもそも逃げ切れるのか? 僕の足はセイクよりもフーラァタよりも数段、遅い。背を向けた瞬間、ナイフで背中を一刺しにされるような気がした。
ざりっ、とフーラァタの足元で、砂がこすれる。
本能的な反応だった。五メートル。かつて、僕が〈腕〉を動かさずに、まともに操作できた、最大の距離。
拳を握った〈腕〉が、フーラァタの顎に衝撃を叩き込む。
顎を跳ね上げられた奴の身体がよろめき、たたらを踏む。
僕はその姿を呆けたまま、見ていた。戦うべきなのか、逃げるべきなのか、困窮しきった理性がさじを投げたかのように、僕の身体は間抜けなほど静止している。暴走した本能を理性が冷めた目で見ている。
「あ」と、声を上げたのは焦点の合っていないフーラァタの目がこちらに向いた瞬間だった。
「なるほどなア」とフーラァタは笑う。「七歩くらいまで、か。腕を振らなくても攻撃できる距離は」
ぞくり、と獣に背筋を舐められたかのような感触がした。フーラァタは三歩ほど下がり、僕の射程から完全に外れる。
「おめエの身体自体は大したもんでもないけど、見えない攻撃は厄介だなア。どんな、魔法だア?」
座りが悪かったのか、フーラァタはごきごきと顎を鳴らす。僕は一歩も動けない。一言も発せない。セイクが「さっさと逃げろ」と叫んでいる。
「どうせ口じゃ教えてくれねエんだろうから、服を剥いで確かめるか」
そう言ってフーラァタは手元でナイフをくるりと回し、足を踏み出した。
「ちょっとお前の身体にある魔法陣、見せてみろよ」
僕の身体が動いたのはセイクが「ニール」と叫んだからだった。普段のおどけたものとはまるで違う声色が僕の身体を縛っていた恐怖や緊張の糸を力ずくで断ち切った。
逃げることは、できない。土地勘も無く、身体能力で負ける僕が逃げ切れるわけがないのだ。
僕にできることはたった一つだけだった。誰かが助けに来てくれるまで時間を稼ぐこと。今ある武器だけで応戦し、僕とセイクが殺されないために、動く。
今、みんなが僕を探してくれている。アシュタヤなら超能力を使って僕を見つけてくれるはずだ。彼女はきっと誰か護衛を連れて行動しているに違いない。遠くにいる船乗りたちも埠頭で起こっている異変に気づいているかもしれない。
はず、とか、違いない、とか、かもしれない、とかそういった推測にもならない願望だけ、僕は心に入れる。フーラァタの身体が発する恐怖という名の電流に脳を焼かれながら、唇をかみ締める。
僕が、セイクを守らなければならない。
〇
一歩前に出ると、セイクは大きな舌打ちをし、フーラァタは口元を歪めた。よっぽど表情が情けなくなっていたのか、奴が噴き出す。
「無理すんなア。お前、素人だってのは丸わかりだぞ」
「素人とか、玄人とか、そんなのは関係ない」啖呵を切る声も震えそうだ。「僕がやらなきゃいけない」
「ニール!」
「セイク、きっと助けが来る。それまでなんとか持ちこたえればいい、そうだろ?」
セイクにではなく、自分に言い聞かせるように言う。
それだけのことがどれだけ難しいか、既に自覚していた。フーラァタの力量は少なく見積もってもセイクと互角のはずだ。防御に専念しても、時間を稼げるかどうか、わからない。
だから、僕は、もう一度、強く言葉にした。
「助けが、すぐに来る。みんな僕を探してるんだろ」
「来ねエよ」
「え」
フーラァタのにやついた声色に、思考がまっさらになった。
「お前、馬鹿か? こんな千載一遇の好機、逃すわけがねエだろ? どうして俺が一人でここにいると思う? 俺たちはお前らのことを監視して、機を窺ってた。……なんで、お前がここに一人でいたとき襲われなかったのか、わからねエのか」
後頭部に重い塊がぶち当たったような感触がした。
答えられない。
浮かんだ答えを口にしたら、罪悪感に押しつぶされそうだった。
「落ち込むんなら部屋の中にすべきだったなア。お前がアシュタヤとかいう女の力が届かないこんな場所にいたせいで、全員がばらばらになっちまった」
「……どうして」
「お前を殺さなかった理由か? 一応俺にも仕事があるからなア」
ギルデンスと初めて対峙した、あの堀のことを思い出す。
僕のせいで、アシュタヤは危険な目に遭った。今回も同じだ。それどころか、僕を探している全員を、危険に晒している。
「いろいろ種明かししてやろうか」とフーラァタは笑う。「時間はたっぷりある」
僕は声を発せない。助けを求めて大通りの方へと目を向ける。僕たちが何か不穏な行動をしていると感づいたのか、水夫たちが近寄ろうとしていたが、それを何人かの人間が押しとどめていた。警備兵らしき人間の姿も見えたが、そこで話を聞いているのか、無理に近づいてくる気配もない。
「アシュタヤとかいう女の力でなんで俺たちが見つからなかったか、それは簡単、範囲の外にいたからだ」
フーラァタは懐から金属で出来た筒を取り出し、僕の足元へと投げた。地面に当たった衝撃で中にあったガラスが割れて、飛び散る。ころころと転がった円筒は僕の足に当たって止まった。
望遠鏡だった。
なんて原始的な、と思うと同時にそれが間違いだとすぐに気付く。この世界ではおそらく最先端の科学技術だ。
余程悔しそうな顔をしていたのか、フーラァタは愉悦に塗れた表情を浮かべ、大声で笑った。
「便利なもんだよなア。死ぬほど見えづらいが、遠くから敵の姿を確認できる。お前たちの構成もすぐにわかった。魔法を使えるのがフェンとハゲと女、あとはお前もか? そこにいるのを含めた他の四人は魔法を使えない」
「な、んで、そんなことまで」
「あれは、お前の兄貴か? あの歳で魔法の練習とか、笑えねエな」
頭の中で炎が燃え盛った。
ジオール――彼に魔法を教えていたのはフェンとヤクバ、そしてレクシナだった。ジオールが習いたがった火や水の魔法などは屋内では教えられない。望遠鏡の目が届く屋外で行われていた。
あいつだ。
あいつさえ、来なければ。
「ろくに魔法も使えないお前の兄貴は勘定に入れねエとして、護衛はたったの八人だ。全員殺せないにしても、何人かはやれるだろオなア」
もはやフーラァタの言葉はほとんど頭に入っていなかった。
感情の堰が崩れる。
「フーラァタぁああ!」
地面を蹴る。待ち構えていたようにフーラァタの身体が沈む。〈腕〉を振るった。袈裟切りに動かされた〈腕〉は地面を抉る。僕自身の腕を動かしていたせいか、それとも、ただの野生的な勘なのか、フーラァタはいとも簡単にその攻撃をかわしていた。
ばね仕掛けのように、姿勢を低くしていたフーラァタの身体が跳ねる。僕へと向かってくる。手元でばちっと電撃が爆ぜ、本能的な恐怖が湧き上がった。
喉元を通りかけた声を必死に抑える。
距離が一瞬にして潰される。肉薄したフーラァタから離れるために思い切り横に跳んだ。
ナイフが僕のいた空間を切り裂き、その風切り音だけで身体の芯が冷たくなった。
距離をとらないと――僕の超能力が生きるのは中距離だ。近距離ではうまく操作することができない。
〈腕〉を自分に当て、距離を開ける。その瞬間、セイクから離れてしまったことに気がついたが、幸いにもフーラァタは彼に興味を示さなかった。いつでも殺せるから、なのかもしれない。ナイフの腹で電撃を浴びせかけはしたが、それ以上の行為には及ばなかった。
「ちょこまか逃げても何もかわんねエぞ」
「黙れ!」
みんなが刺客に負けるなど到底信じられなかった。それに、街中にはメイトリンに駐屯している守備隊も多くいる。治安が不安定なこの町で、こんな騒ぎを起こしていたら確実につかまるはずだ。
「しかし、お前……アー、名前忘れちまった。まア、どうでも、いいか。お前、そんな弱いのに、どうやってギルデンスを倒したんだ?」
「……何を言っている?」
「お前だろ、バンザッタでギルデンスを倒したの? その魔法で」
「何の、ことだ」
僕が答えずにいると、フーラァタの顔が次第に怒りで歪んでいった。ばちばち、と電流の強さが増す。
「お前じゃ、ねエのか? ……なんだよ、担がれたってことか」
愉悦が浮き上がっていたフーラァタの表情が見る間に冷めていった。苛立ちを隠そうともせず、地面を足で擦っている。
何があったのか、わからない。困惑する僕に、フーラァタは小さく言った。
「じゃあ、お前、興味ない」
死ね。
〇
これまで、フーラァタは遊んでいたのかもしれない。迫り来るやつの形相を見て、そう悟った。セイクと戦っていたときに発していたものと同じような、圧迫感と速度。
僕は一歩、思い切り飛びのいた。
チャンスは一度しかない。七歩の距離、そこに到達するまでの、一瞬。
仕掛けようとして仕掛けた罠ではなかった。フーラァタが勝手に読み違えただけだ。
僕が手を動かさずに攻撃できるのは七歩圏内だけではない。デギ・グーの一件で少しだけ伸びたし、精度と威力を無視すればその先も可能だった。
埠頭の幅は狭く、いかに地面の上を人間離れした動きで駆け巡ることができようとも、冬の海では別だろう。低温の海水は筋肉の動きを阻害し、電流を四方に散らす。海に叩き落してしまえば捕まえることも容易なはずだ。
〈腕〉を展開し、間合いの一歩外まで伸ばす。射程の外に出た途端、腕の先に倦怠感にも似た重さが生じる。
一発だけでいい。
フーラァタが僕の間合いへと入ろうとした一瞬、思い切り〈腕〉を横に払った。
どん、と鈍い衝撃が伝わる。
――当たった。
だが、慣性の法則に従ったのか、それとも当て方がまずかったのか、フーラァタの身体は斜めに飛び、海に落ちるぎりぎりで止まった。
もう一撃だ。
地面を蹴る。かなりの衝撃だ、動けるはずがない、と思った矢先にフーラァタが身を起こし始める。だが、動きは鈍い。
近づくんだ。
走り、僕は右腕を伸ばす。ちょん、と押すだけでいい――そう考えたのが誤りだった。
伸ばした〈腕〉はフーラァタの身体を掠めただけで、力なく、空気を押した。
「あ……」
確かに攻撃は命中していたはずなのに、フーラァタは飛び跳ねて起き上がっている。地面と擦れたからか、唇の端から血が出ていたが、それだけだった。焦点の合わない瞳は元からのもので、ダメージがあったのか、なかったのか、読み取ることができない。
よろめきはするものの、それすらも彼の本来の動きであるかのように思えた。
奇妙に左右にふらつきながら、フーラァタは僕へと迫ってくる。スピード感はないが、その得体の知れなさに背筋が震えた。
〈腕〉を戻す。攻撃しようとするが、規則性なく動くフーラァタに狙いがつけられない。ならば横薙ぎで、と〈腕〉を振った瞬間に、沈み込み、かわされる。
当たるイメージが浮かばない。
超能力で最も重要なのは認識で、当てる確信がなければ当たるものも当たらない、と理解してはいたが、僕にそれを覆すことはできなかった。
何度も〈腕〉は宙を掻く。それが繰り返され、僕本来の間合い、七歩圏内に到達した瞬間、奴の動きが弾けた。
フーラァタは突如として猛然と襲い掛かってくる。
後退と攻撃が同時に頭をよぎる。
〈腕〉は、僕の危機感に反して、迷いに従い、中途半端に動いた。
「――あ」
怒りとこれから起こることへの愉悦で捻じ曲がった、フーラァタの顔。
それが目に入った瞬間、左肩で鋭い痛みが爆ぜた。ナイフの刺さった傷口から背骨を通って、衝撃が全身を駆け巡る。ばちっ、と皮膚のいたる所から電撃が弾ける音が聞こえた。頭の先からつま先まで、すべてが神経になったかのような痛覚。足の筋肉が脳から送られる指令に耳を塞ぐ。膝から崩れ落ち、フーラァタの顔が上にずれる。
身体に鈍い衝撃が走った。倒れたことに気がつく。起き上がろうとするが、身体に力が入らない。何とかフーラァタに腕を伸ばそうとした瞬間、息が止まった。
「かはっ……」
蹴られたみぞおちを、思わず押さえる。呼吸をしようとするが、うまくいかない。喉の肉が分厚くなったかのように感じた。吸っても吸っても気道の中に空気が入っていかない。痛みよりも苦しみが先行する。
怨嗟の声を吐くことすらできない僕を、フーラァタはもう一度蹴り上げる。今度は脇腹だった。
「なア」
丸まり、地面に転がる僕を、フーラァタは強く踏む。腹からナイフを突き刺された左肩、そして、顔へと彼の足は移動していった。横っ面を踏みにじられ、地面に触れている方の頬にざらついた砂利の感触が強くなる。ようやくうめき声を上げると、視界が白く明滅した。
痛覚と血液の臭いで鼻先を蹴られたことに気がつく。
「なア、俺が好きな殺し方、知ってるか? ……嬲り殺しだよ」
肩に冷たい感触が伝わる。太陽の輝きで、フーラァタの表情は見えない。
ばちっ、と頭蓋骨の奥で音が鳴った。
神経を咬まれているような、痛み。
ナイフの切っ先から肉へと送られる電流は僕の思考を噛み砕いた。思考が黒く変質し、ばらばらになる。そのすべてが、恐怖と痛みと罪悪感を、僕の身体へと伝えていた。
「ただ、話しすぎたせいで時間がないんだよなア……。ここで遊んでたらさっきのやつが回復するかも知れねエし、もうお前には興味がないから、さくっとやっちまおう」
油断しきっている。今なら、〈腕〉を振れば吹き飛ばせる。
そう思うが、僕に操れるはずのすべてのものは僕の支配下にはなかった。幽界の腕も、肉体の腕も、両足も、口ですら、ただただ無様に横たわっているだけだ。
鼻から流れる血の感触に、思い出したくもない記憶が脳裏をよぎった。僕がこの世界に来たあの日、廊下で行ったバルトたちとのいざこざ。あの時も、強く鼻を蹴られた。あの時は教師が通りかかったため、それ以上のことはされずに済んだけど、今はだめだ。助けに来てくれる人などいるはずがない。
――ああ。
ジオールが言っていた「不幸」とはこれを指しているのだろう。僕は仲間たちを危険な目に合わせて、殺される。もし、あの時、彼の誘いに頷いていれば、こうはならなかっただろうか。
硬く目を瞑る。頭の中にあったのは謝罪の言葉だけだった。声にならない声で、僕はごめんなさい、と繰り返す。身体のどこか、重要な器官に突き立てられるナイフの感触を想像し、僕は歯を食いしばった。
「がっ……!」
と声がした。僕のものではなかった。
目を開くと、地面の上で跳ねる男の姿が目に入った。
フーラァタが倒れている。
助けが、来たのか?
僕は必死に首を曲げる。大通りへとつながる道のほうへと目を向けると見慣れた顔が目に入った。
「ニール、大丈夫か?」
その声が耳に入った瞬間、僕の思考は沸騰した。だが、同時に納得もする。フーラァタが狙いをつけていたのは僕の仲間たちだ。彼は勘定に入っていない。
「ジ、オール……」
「誰も帰ってこないから、時間を持て余しちゃったんだ。……しかし、ずいぶん野蛮な状況だ」
ジオールは見るのも汚らわしいというように顔を顰める。そして、遠くで転がるフーラァタに目をやり、笑った。
「まあ、とりあえず、あいつを殺してから話をしようか」
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