後書 ーこれから読む人へ。是非挑戦してくださいー

 初めまして。あとがきを書くのは初めましてです。月端灯吾です。


 どうしてここで後書が出たのかというと、沢山の短編を並べている訳で、それの楽しみ方みたいなものがあってもいいんじゃないかなと思っただけです。ハウツーモノノカタリベ貸本屋。です。別に終わっちゃった訳ではないですよ。まだまだ続きますよ。具体的な数字はアレなので言えませんけれども。

 今回は短編連載ということで、私の好きな妖怪もので固めました。知らない人も楽しめる、ちょっとした暇つぶしにもってこいな短い、少し不思議な物語です。

 繋がっていないようで実は繋がっていたり、繋がっていると思いきや繋がっていなかったり、登場人物(?)が喋っているだけだったり、ホラー風味だったり、一つ一つで特色が違うように設定しています。その違いを楽しんで頂けたら嬉しいです。

 ところでこの後書の副題にある通り、私は読者の皆様方にちょっとした問題を出しています。それは簡単に言うと、物語が一体なんのおはなしに基づいているのか当ててみてくださいというものなのですが、まあ、簡単だと思います。題名に明記しているものもありますし。その他に、全ての物語にある点において共通しているものがあるのですが、皆様お分かりになられますでしょうか?それも隠れ某キャラの様に探して頂けたらと思います。目指すは何度も楽しめる短編です。という訳で皆様、楽しんで頂けたら幸いです。


 貸本屋、昭和の遺物。物語はそこから始まりそこで終わります。貴方は今、貸本屋にいるのです。貴方が読んでいるこの後書さえも、店主のおいた店の利用方法の張り紙なだけかもしれません。この貸本屋を、どうぞお楽しみ下さい。

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